kazuo kawasaki's official blog

Archive for 3月, 2010


3月14日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 14th, 2010  Posted 9:49 AM

3月14日 大安(癸亥)

デザイナーが遅れている。
だから、
デザイン優先主義の商品が
登場しないということになる。

『デザインの極道論』をかしい


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3月13日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 13th, 2010  Posted 9:45 AM

3月13日 仏滅(壬戌)

「をかしい」と「おかしい」から、
真のおかしさを
創るデザインに向かいたい。

『デザインの極道論』をかしい


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『資本主義からの逃走』
 「*準から外れ始めた日本のデザイン解*」


   


     3月 13th, 2010  Posted 1:20 AM

最適解
一般解と特殊解がデザイン応答・回答・解答にはあります。
デザイン解というのは、一般解であれ特殊解であれ、
「最適解」を求めなければ、それはデザイン解ではありません。
私もすでに40年もデザインと向き合ってきて、
常に、それこそ1日たりとも「デザイン」が体中にあります。
血液にデザインが入っているという感覚に襲われます。

水面に風が吹けば、波立ちます。
その波立ちが大きく揺れているのがまったく穏やかになる、
それを「準」と言うそうです。
基準・水準・標準
基準・水準・標準がその準の状態を定義しています。
そこで、私は「準解」という言葉を自作して、
「最適解」はこの「準解」、
三つのどれなのかと再考することにしています。
「最適解」は、基準解・水準界・標準解になっているだろうか、
自分に突きつけるのです。
● 基準解というのは、もうこれで基準=basisは成果だろうか。
● 水準解は、たとえ特殊解でもaverage /levelは保っているだろうか。
● 標準界は、とりわけ一般解では、これがstandardだろうか。
特殊解なら、必ず標準解として一般解へと展開してくれるだろうか。
こうしたことを考えぬいています。
ところが、最近の日本のデザインには「最適解」がありません。
デザイン解が「かわいい」とか「きれい」とかだけに、
寄りかかっていたり、単なるパロディやギャグは、
ガジェットだからそれでいい、なんていうことが目立っています。
これを「デザインの多様性」だということは大間違いです。
だから、日本のデザイン、その質が低下してきたのです。
経験を積んできたデザイナーとして、
警告をしておかなければなりません。
デザインの本質=最適解
デザインの本質=問題解決の解答=最適解は、
本当に「難問中の難問」を解いていく作業であり、手続きです。
頭脳、頭の中に汗をいっぱいかくほどの作業です。
だから、川崎和男のデザインは好きになれないとも言われます。
それは、形態の好き嫌いはあるでしょう。
好き・嫌いでの判断は第一段階であり、
自分の価値観に、最適解を判断力を欠如している疾病があるのです。
多分、数理的判断が大欠落していると最近は診断しています。
最適解には、「清潔」・「簡素」・「簡潔」・「明快」・「快適」が
ふさわしいと思っています。
かわいくても不潔であり、
きれいでも不明感があり、
かっこよくても、「不快感」があるデザインが増えています。 


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3月12日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 12th, 2010  Posted 11:44 PM

3月12日 先負(辛酉)

デザイナーはこれを重く
受け止めなければならない。

「おかしい」デザインと
「をかしい」デザインが
あるということだ。

『デザインの極道論』をかしい


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3月12日Staff Blog


   


     3月 12th, 2010  Posted 3:04 PM

3月12日

新色のブラックが発売になった、
Kazuo KAWASAKI デザインPLASCHOLA

MoMAの永久収蔵品、Gマーク受賞の
本作品は、先日の発表会でもお配りし、
皆様から大変、好評を得ております。


この度、YouTube上に
PLASCHOLAの使い方をアップしました。
是非、ご覧ください。

>YouTubeリンクはこちら
>お買い求めはこちらへお越しください。


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『資本主義からの逃走』
 「一般解と特殊解、どちらを選ぶか・デザイナー能力」


   


     3月 12th, 2010  Posted 12:42 AM

三つの答

答には三つあるということを述べてきました。
デザインした成果あるいは効果をデザイン解とするなら、
この三つの解は、分類ができます。
話題をデザインすれば、それはデザイン応答という解です。
課題をデザインすれば、それはデザイン回答という解です。
今、ほとんどのデザインは、この応答解か回答解だと
言い切ってもいいほど、
デザイン本来の「問題解決」を、
「解答」としたデザイン解答にはなっていません。
それを成し遂げるというデザイン力の低迷があります。
具体的には、「商品デザイン」がほぼ近似した造形デザイン、
その形態をデザイン解とするなら、
応答的な商品デザインになります。
そしてこれはほとんどが一般解です。
応答解としてのデザイン
回答解としてのデザイン

誰もが受け入れられるアイコン性のある造形形態が成立。
やや、一般解からちょっと説明、あるいはセールストークを
加えることになると、
それはQ&Aが必要となる回答的な商品デザインです。
現在ほとんどの商品は、この領域内から出られないのです。
したがって、「商品化」というのは、
一般解を特殊解にできるか、という問題意識が必要です。
しかし、この特殊解は一般的な理解が困難であれば、
どんな問題意識を持っていても、応答解か回答解からは
抜け出ることはまったく不可能です。
今、日本のデザインはこの応答解・回答解で低迷している、
というのが私の経験的な解釈です。
問題意識から問題を設定して、その解答をめざすには、
その問題解決をめざすデザインには、
大きな支援環境が必要です。
三つの支援環境
これも、三つあります。
●まず、経営的なサポートです。
「売れる・売れない」ということではなくて、これが「解答」、
特殊解ゆえに、
購買者=ユーザーへの訴求性を経営戦略のサポートです。

●次に、技術的なサポートです。
エンジニアリングの改善性から革新性、発明性での支援です。
もし、この革新性が造形に生きれば、それは特殊解であっても、
購買者=ユーザーの理解は素早く受け入れられるでしょう。

●最後は、ユーザーが、ともかく特殊解を求めている、
ユーザーの問題意識や問題解決に率直かつ簡素に「解答」、
というデザイン解答であれば、特殊解は成立します。
デザインは、一般解も当然必要ですが、
デザインという問題解決手法そのものを進化させるには、
「デザイン解答=特殊解」を導き出す能力が要求されるのです。
デザイナーの能力=デザイン才能
そして、その手法開発をmade in Japan化することが、
現況・不況への「デザイン解答」=特殊解の発見にほかなりません。


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3月11日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 11th, 2010  Posted 11:50 PM

3月11日 友引(庚申)

まずしいことへ、
対決するのはデザインである。

『デザインの極道論』まずしい


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3月11日Staff Blog


   


     3月 11th, 2010  Posted 10:09 AM

3月11日 COOLLEAFテレビ放送

BOSS(川崎和男 Kazuo KAWASAKI)
デザインディレクションによる
COOL LEAF新製品
テレビ放送情報の追加です。

お時間ある方は是非、ご覧ください。


[Morning Sattelite]
 鏡のようなキーボード(3月11日放送)


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『資本主義からの逃走』
 「解にある三つの手続き=問題解決の三段階」


   


     3月 11th, 2010  Posted 1:46 AM


「解」という文字も素晴らしくわかりやすい漢字です。
角があるウシに刃物ですから、
そのまま、ウシという対象物を刃物で「解体」する、
と考えていいでしょう。
解体・分解・解剖
だから「対象物」を「解体・分解・解剖」する。
これを第一段階とします。
そうすると、
今度は、「解体や分解や解剖してみたモノやコトを」、
「解釈・解説し、理解」しなければなりません。
これが第二段階です。
解釈・解説・理解
そうして、解釈することができる。解説することができる。
こうしたことは、第一段階でのモノ・コトを、
理解しないと出来ないことです。
そうして、理解しているから解釈もできる・解説もできる、
ということにつながります。
解放
この第一段階・第二段階で、やっと「解放」されるのです。
つまり、そうだったのか、「答が見つかってホッとした」。
この問題から解放された。
それこそ、「問題解決」あるいは「難問解決」からの解放です。
これが、「問題」ー「解答」です。
これまで、
「話題」ー「応答」
「課題」ー「回答」
ということから、真に、デザイン解決というのは、
「問題解決」での「デザイン解答」であるべきなのです。
問題ー解答
ProblemーSolution
Design Problem—Design Solution
これに至るのは、
「解」と言う文字に潜んでいる三段階だと私は確信しています。


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3月10日Staff Blog


   


     3月 10th, 2010  Posted 7:25 PM

3月10日

製品だけでなく、そのプロセスまでを含めた
ビジネス・デザインモデルを提案した、
COOL LEAF

現在、具体的なお問い合せ・ご相談を
受け付けております。

ご希望の方は、
以下のページからコンタクトください。

COOL LEAF special site


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