6月 2nd, 2011 Posted 11:08 PM
6月2日戊子(大安)
喧嘩→面罵→闘争、
(そして逃走かー)
いや、面罵して闘争というのを
戦争というのだ。
喧嘩師は、
闘争家になろうとしているわけだ。
『デザインの極道論』面罵
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6月 2nd, 2011 Posted 12:00 AM
日本漁業の技は素晴らしい。
これぞ、島国日本、海洋国家日本。
海彦たちの伝統的「技」の集積。
それも今、大きな問題に直面しました。
一つは、わが国の外交力の弱さがあるでしょう。
そして決定的には東日本の漁港・水産加工業が全滅したことです。
また、漁業の現実をジャーナリズムが本当に報道していません。
私は、恩師からShip of the Yearの審査会に入れてもらってから、
初めて、日本の海彦の様々な力量と、
それゆえに、国際的には様々なバリアや国際規約で、
日本の漁業や海洋貿易規制でいじめられている構造を知りました。
国際的な苛めのなかでも、海彦たちは、漁業方法の新規な提案と実現、
詳細に規制を乗りこえる造船技術、
特に、省エネルギー船舶や運送方法の改善に懸命です。
私は感動して感謝します。だから、
全国民が漁業に関心を持ち、
応援する体制づくりが必要だと主張します。
今年私は3年目の審査会で素晴らしい海彦の具体化を知りました。
いづれ発表されたなら、つぶさに受賞した貨物船から特殊船、
特に漁船などを読み取ってください。
「だから、私たちはおいしい寿司や水産加工品を食べられる」。
しかし、震災大津波で、日本漁業は壊滅的状況にあります。
漁港・港湾・水産加工産業など、
港湾システムから水産加工や冷凍保存の新たなエネルギー確保を、
ゼロからやり直しを余儀なくされました。
それなら、徹底的に「海彦たち」へのバックアップ体制づくりで、
復旧、復興、復活、その技能と技術を革新するべきでしょう。
ともかく、東日本の基軸は「海彦」への大支援が、
最大の復興テーマであることは間違いありません。
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6月 1st, 2011 Posted 10:00 AM
6月1日 先負(丁亥)
「十分な先手を討つ」
というデザイン、あるいはデザインによる
「十分な先手」とは、
どういうことか。
これを充分に考えてみるということが、
プロフェッショナルな態度であると
思っている。
『デザインという先手』十分なる「先手」
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6月 1st, 2011 Posted 12:00 AM
火と刃物から、人類の発明。
発明は発見から生まれました。
人類の発明は多数多大でした。
その背景を科学とし、実践を技術。
そして、この発見者・発明者は常に偉大でした。
この科学と技術の間にデザインが入るのは稀でした。
私が越前打刃物に関わったときも、
包丁や鉈に「デザインを導入する」ということでした。
そして、私には刃物には魔性があると思ったものです。
それは、深夜に試作の刃物をずらりと並べて、
図面を描きながら、時々、試作の刃物を手に取ると、
刃物が語りかけてくるのです。
まさに刃物のアフォーダンスが襲いかかってくるのです。
自分をその刃物で刺したくなってしまうのです。
越前打刃物には、
「刃物は人格を超える」という話が語り継がれています。
それは些細な不注意で、刃物で怪我をしてしまうこと、
そんな時は、床に刃物を置いて、またいでやるべきと。
まじないにすぎないでしょうが、
切れ味の鋭さが使い手の人格を否定してくるのです。
つまり、たとえ包丁であったとしても、
人を刺し殺すことが出来るモノです。
途端に「武器」に成るモノです。
日本刀真剣を抜いてみれば、
背筋が凍てつくほど怖さがアフォードしてきます。
つまり、発見・発明されて文明=自然と対決すること、
そうしたモノには必ず、モノ凄い畏敬が宿り、
そのものものしい畏敬には生命の危険性、
恐怖感があって当然だとさえ私は思ってきました。
包丁ですらそれは決して「安全」なモノになるには、
神話で語るわけにはいかないモノの魔性があります。
「原子力の安全神話」というのは、
原子力という発見と発明に潜む魔性を科学技術が、
最初に無視する行為を選んでいるのです。
科学技術には魔性なんて非科学性だったのです。
ところがデザインには、
モノの持つ魔性性を見抜く力があります。
なぜなら「美」の周囲には必ず妖艶さや、
さらには魔性があると感じることができますから。
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