kazuo kawasaki's official blog

Archive for 3月, 2013


「パリで見っけた『ChupaChups』のminiがあった」


   


     3月 10th, 2013  Posted 7:27 PM

日本にもあるかも知れません。
私だけが知らないのだろうとも思います。
しかし、私はパリのスーパーマーケットで見つけました。
チュッパチャップスの『mini』がありました。
これは武器なんです、ってことをここでも触れたことがあります。
自宅は勿論、研究室にも常備しています。
阪大の生協にあるのを買い占めていた時期もあります。
だから、学生からもプレゼントされたりで、
彼らには「どこが武器になるのか」なんてことを講義までするモノです。
最近、見つけていた「銃・病原菌・鉄」ジャレッド・ダイアモンド著は、
久々に、なかなかの評論だ!、と思っていたら、
やっぱり、米国ではベストセラーということです。
「銃・病原菌・鉄」が現代文明と現在地球相観を成し遂げてきたなら、
その反対には、
「何があるべき・・・だろう・・・?」なんて考えていました。
だから、パリのスーパーで、この「ミニ」まで存在しているなら、
チュッパチャップスはミニまでそろえた文明としての武器でもあるのかも、
なんてことを思ってしまったわけです。
ともかく、口の大きさや使うべき場面を考えると、
「ミニ」の存在は絶対に大きい!だろうと思ってしまったわけです。
そういえば、先般、
インフルエンザは予防接種を早めに済ませていましたが、
この病原菌はさらに強力になってしまったようです。
中国からの飛来する病原菌など、領土問題と同様な武器です。
だからこそ、この「ミニ」の存在は考え直すべき武器だと確信します。
この武器、
どこで、どんな時、どう使うべきか!
それこそ、新しい発想の手がかりかもしれません。
この「ミニ」、絶対に常備しようと思っています。


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3月10日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 10th, 2013  Posted 9:30 AM

3月10日 乙亥(大安)

感性的な欲求を満足させることは、
夢、希望、期待に対する充分な
回答を与えることである。

artificial heart:川崎和男展「分解としてのデザイン」


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「5年ぶりのパリ、5日目の報告」


   


     3月 9th, 2013  Posted 3:40 PM

最終講義」を終えて一日休み、
翌日、伊丹 → 成田 → パリに入りました。
車椅子になってからは、飛行機は余程の事で無い限り、
私のある信念で選んでいます。
よく眠りました。
ワイフは3本も映画を観たとかでした。
すでにパリでは5日過ごしましたので、BLOGを書きます。
2008年には私の誕生日を挟んで来ていましたから、
ホテル(Four Seasons George V)には、
かつては友人がアジア担当ディレクターでいましたがもう帰国しています。
けれども、スタッフの一部は覚えていてもらいました。
10年以上もパリの定宿ですから、
車椅子対応はそのままで、ワイフが映っている鏡扉の後に、
ホールから各部屋へのエレベーターはそのままでした。
ただし、やはり、パリは車椅子での横行は厳しいです。
いつも電動の凄いのをデザインしないと、と思います。
飛行機の中からある小説を読み出し、
パリ2日目夜に読み終わりました。
フランスには教え子が4人もいます。親友もいます。
昨夜から帰国してからの仕事準備を始めました。
ワイフは5年ぶりの街中地理を確かめに行ったり、
スーパーマーケットに行ったりです。
昨日、
街中のいつもの文房具店でもっとも素敵なスケッチブックを買いました。
店内では、やたらにモレスキンが増えていました。
けれども、なかなか手に入らない皮革カバーで
最高品質のスケッチブック2冊だけでしたが買い占めました。
ワイフが買い占めているモノも十分に知っています。
帰国前に教え子たちと食事をしたり、
どうしても観たい現代美術を観に行くつもりです。
恩師や目上の方々には絵はがきを書きました。
父がいた頃には、海外に出るときには、
必ず、飛行機内で絵はがきをもらって到着地で郵送しました。
それは、もし、私が海外に居る時にでも、
父に何か体調事情があれば困るので「私なりのおまじない」でした。
しかし、もう父はいません。
生きていれば96歳、79歳で逝きました。
今回、しみじみと思ったことは、
<これが最期の海外かも>ということでした。
「最終講義」で一応、阪大を退官しますが、
阪大からは、「名誉教授号」のカードと名刺200枚を作成してもらえます。
早速、SHOT NOTEホワイトボードにラフを描いてスタッフに送付。
本日(Paris 14:07)に、研究室レイアウトをOKしました。


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3月9日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 9th, 2013  Posted 9:30 AM

3月9日 甲戌(仏滅)

発想を分類したり、
分別したりすることは、
考察するためには手法としての手続きであり
段取りである。

artificial heart:川崎和男展「分解としてのデザイン」


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3月8日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 8th, 2013  Posted 9:30 AM

3月8日 癸酉(先負)

分解としてのデザイン

artificial heart:川崎和男展「分解としてのデザイン」


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3月7日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 8th, 2013  Posted 12:03 AM

3月7日 壬申(友引)

工業システムの経済性を背景に、
デザインの真実を「かたち」で
語り直すこと。

artificial heart:川崎和男展「文学としてのデザイン」


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3月6日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 6th, 2013  Posted 12:00 AM

3月6日 辛未(先勝)

「ことば」の意味から解放された
「かたち」はデザインの真実を明確にする
方向性を持つだろう。

artificial heart:川崎和男展「文学としてのデザイン」


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3月5日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 5th, 2013  Posted 11:57 PM

3月5日 庚午(赤口)

「ことば」による表現が、
視覚的印象にまで到達しない
デザインの真実を発見し、
「ことば」の表現から
剥奪した「かたち」でしか
確認不可能なデスクールをデザイン意図に
仕込むべきだろう。

artificial heart:川崎和男展「文学としてのデザイン」


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3月4日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 4th, 2013  Posted 11:44 PM

3月4日 己巳(大安)

「かたち」の持つ
機能性、経済性、社会性が見事に
デザイン意図されているという評価が、
デザインの正義であった時代は、
いま終焉の時をむかえている。

artificial heart:川崎和男展「文学としてのデザイン」


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3月2日 staffblog


   


     3月 4th, 2013  Posted 10:01 PM

3月2日

3月2日最終講義を行った
BOSS(川崎和男, Kazuo KAWASAKI)


川崎和男教授大阪大学大学院最終講義
・・・the Final kazuokawasaki


先ず最初に、
東大の生体医用マイクロマシン,
医用ロボティクスの先駆者
生田幸士先生より開演のご挨拶を
いただきました。


続いて、阪大の工学研究科副研究課長の
片岡勲先生によるご挨拶と


ボスの恩師である、
平野拓夫先生からのお話の後、
本番の講義に入りました。


講義の最終になると、
この4月より、
新しいミッションを行います。


講義の後、
阪大の川崎研究室の卒業生代表、
福井時代の社会人向けデザイン講座(SSID)の
元生徒さんからの花束贈呈で、
1部を締めました。


2部の懇親会では弟子、元スタッフ、友人、
タケフナイフビレッジの方々等
名市大時代の食堂のおばちゃんまで
お集りいただきました。

これから、また新しい体制で
阪大内・現研究室にて
危機産業創製のデザイン重要拠点」
となって、
国家ミッションを
デザイン活動の最大目標になります。
本当にお忙しい中、
足を運んでいただきました皆様
心より感謝申し上げます。


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