kazuo kawasaki's official blog

Archive for 7月, 2014


『モニターデザインは健在である・熱放射デザインの簡潔さ』


   


     7月 8th, 2014  Posted 12:00 AM

私はモニターデザインには相当に関わってきました。
そして、今なお、このモニターを上回るデザインは皆無だと自負。
理由は二つあります。
市場性、マーケティング(全く私は不信)的なことよりも、
● エンジニアが現状の技術でモニター性能を最高の技術設計なら、
そのデザインも製品開発原価など無視して開発をねらいました。
結果、超高額なモニターが商品化しましたが、
それは生産台数を売り切り、結果、このノウハウの一般化こそ、
次々の製品開発テーマとなり、商品化シリーズの根本が出来ました。
● もう一つは、熱処理の大問題です。
どうしても電子機器では発熱冷却性をスタイリングデザインに
生かしていかなければいけません、単なる放熱口だけではなくて、
前面にはアルミ素材を押し出し引き抜き製造して、放熱口突起。
この突起周囲には放熱口があり、突起形状は表面積拡大で、
空気接触面を拡大しています。
無論、製造原価的には、当時の常識を打ち破っていますが、
技術性能上ではこれ以上の問題解決=デザインはありませんでした。
このモニターは今なお私のメインモニターであり、
その後新発売のどのモニターもこれ以上の性能表現デザインは皆無。
私のデザインには、デザイン意図する造形言語には、
必ず性能決定に直結する技術仕様をほとんど完璧を求めます。
結果、形態言語としてのデザイン内容は効能的な完全さに近接です。
つまり、デザインは問題解決を断言する私の私なり的確な
造形言語と形態言語をスタイリングデザインに統合解答しています。
私はプロダクトデザインは、ステップ・バイ・ステップであるべきと
考えてきていますが、残念なことながら、このモニターデザインは
大きなデザイン事例にしてきましたが、
この商品デザインは未だに追い越されていません。
結局は、最終判断をする経営者が絶滅したのでしょう。

『技術革新以前の問題解決=デザインがある!』


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7月8日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 8th, 2014  Posted 12:00 AM

7月8日 庚辰(大安)

私の直観から生まれ出した
「かたち」に
私の「美」があるのだと
断言しておく。

川崎和男Design 図鑑


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『たとえ電子ブックで読んだとしても、映画ストーリーに!』


   


     7月 7th, 2014  Posted 12:00 AM

もともと中学時代から小説家志望だった私にとって、
読書対象は、小説・百科事典・辞書、そして専門書です。
小説家はどちらかといえば女流作家であり、次には文章力です。
私の明確な文章力というのは詳細で緻密正しく、文節量の読みやすさ
そして、小説家を決めたら徹底的にすべての著作を読むことです。
私は、高校時代には小説家になるためにどうすべきかを
徹底的考えぬいた自分の進路を決めていましたが、
気づいたら、美大に行き、デザイナーを天職にしていました。
デザイナーとして、それなりに著作も書き、出版してきました。
これまで全著作を読破した作家はまだ12~3名程度ですが、
なるべく文庫本になってもらえれば、蓄積するには好都合です。
最近は電子ブックであれば、それで充分かもしれませんが、
なんとなく、読み飛ばしてしまうことと蔵書にする意味には
大きな違いがあると思っています。
「男ともだち」、久しぶりに丁寧で緻密な表現でした。
なぜか小説といえば、男と女、時代小説、心情ものに惹かれます。
私は、できる限り「共時性」を時代とともに、
小説=私の能力では書き上げられません。
映画=監督をしたいとは思いませんが、見届けたいと思っています。
音楽=これはオーディオマニアでありすべてのジャンルが好きです。
デザイナーでスタートしたときには、シンセサイザーデザインを
そして社会人としてオーディオだけでいいと思いつつも、
やはり、どこかで小説家への憧憬はまだ胸の内にあるようです。
しかし、デザイナーとして、しかも工業デザイナーとしては、
すでに「図鑑」と呼ぶ作品集も、もう一冊は出版したいのです。
ひたすら、この若い小説家の全作品を読み切るつもりでいます。
この小説ストーリーが映画になったらと思っているくらいです。
その時の音楽も、ポップなら、クラシックならと思っています。

「書くための万年筆の真の意味」
『出版を「モノのデザイン」にしていくために』
「デザイナーを選んだ理由を再度確認」


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7月7日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 7th, 2014  Posted 12:00 AM

7月7日 己卯(仏滅)

自叙伝や作品集よりも
私は
私の「図鑑」を残したい。

川崎和男Design 図鑑


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『電子書籍の誤ったデザイン解決、けれど使わざるをえない』


   


     7月 6th, 2014  Posted 12:45 AM

電子ブックはパソコン登場以来、最も望まれたモノだったでしょう。
私はこの登場から使ってきましたし、
いわゆる印刷された紙書籍=本とこの痕跡を見届ける人生、
それが「本好き」人間には本ある生活で流れていくと考えています。
これまで、いくつかの電子ブックも試してきましたが、
今はこの三冊に落ち着いています。一冊は原書を持ち歩き、
また「自炊本」も含まれています。
しかし、電子書籍がボードであることにはデザイン不足があります。
デザイナーとしては、かつてApple社コンサルタント時には、
かなりアイディアを拡張し焦点化してきましたが、
その発想にはまだまだ及んでいるとは思っていません。
とりあえず、電子ブックは1500冊は持ち歩けている自由さがあり、
それなりの便利さは「読書チャンス」になってくれています。
願わくば、常に持ち歩ける書籍がこのデザインでも仕方ありません。
ボードデザインから解放されたデザインを希望しています。
だから、現状の電子書籍?電子ブック?もこの形式からの離脱こそ
デザインテーマだと考えざるをえません。
書籍の分配方法は、さらに進化を求めたいと思っています。
いつも、人生最期にはこの本を読みたいと次々に考えてきました。
一番は「ファーブルの昆虫記」とか何人かの小説家全集があり。
現在の電子ブック形式のままで教科書にはなってほしくありません。
とりあえず現在の日常での「読書」に一つのスタイルがあるだけ、
その大きな理由は、デジタルな読書スタイルのファッション化です。
今のスタイルには、未来の読書が見えてきていません。
街中からは書店が消滅し、インターネットには図書館があります。
しかし、なぜ私たちにとって「読書」スタイル、その対象は、
決して、これまでの装丁された書籍からは、ボードではありません。
そうした反対意見を持ちながらも現状の電子ブックは便利なのです。
正直、私が認識しているのは、「私の読書」スタイルをもう一度、
この世にいる限り再熟考しなければならないようです。

「時流の読書=信じないというスタイル」
「書店の存亡・バーンズアンドノーブル」


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7月6日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 6th, 2014  Posted 12:00 AM

7月6日 戊寅(先負)

私がメモしてきたこと、
メモに宿らせた直感こそ!

それなりの「美」だと断言している。

川崎和男Design 図鑑


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『出張したホテルでも・「眠りの鎧」として』


   


     7月 5th, 2014  Posted 12:00 AM

私はベッド以外ならどこでも眠れる質ですが、ベッドとなると、
観っぱなし、読みっぱなしでないと眠れないタイプです。
そして、寝間着となれば絶対にパジャマでないと駄目です。
だから、入院しても必ずパジャマであり、拘りがあります。
車倚子生活を余儀なくされてからは、なおさらパジャマには、
絶対性を求めてしまいます。
これまでの経験では、最もホテルで最高の所が一つだけでした。
残念なことに経営破綻してしまいました。
海外だと、日本人ならと浴衣が準備されますが、私には無理です。
したがって、このパジャマは持ち歩いています。
一時期は素っ裸がとも思っていましたが、
私には時に入院機会ありが控えていますし、気づいたのは、
眠りは休息よりも冥府への練習だとさえ思っているほどです。
それこそ、パジャマは眠りのための鎧だと思っています。
無論、パジャマ素材にも目配りしてきましたが、綿、絹なども使用し
今はあるブランドに特定しています。
それには、パジャマ素材への徹底した選択意図が明快に、
パジャマの性能性が品質として決定しているからです。
しかもこのパジャマには携帯が存分に考えられたデザインなのです。
ちょうど織物素材を追いかけてきて随分と検討をしてきました。
この秋には新ブランドを設立して、織物・布特性を感性評価を
発表する準備に取りかかっています。
その布特性を定めるには「眠りを包む素材性能」は、やはり、
パジャマという形式に反映するでしょう。
私が気づけば、眠りにはパジャマを限定し、
しかも私には鎧の如くという冥府への準備が整ってほしいのです。
ひとまず、私の眠りには、パジャマという形式以外はありえません。
そして、生きてきた証としてパジャマの性能は決定しています。
「眠りの鎧」というのは防御する武具でなければならないという
大げさなほどの「護りの柔らかな嫋やかさ」を求めています。

「『布』平織りの集積された知恵=晒を見直すこと」
「布=『ふ』への七つのことばと割り出し線」


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7月5日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 5th, 2014  Posted 12:00 AM

7月5日 丁丑(友引)

まだ気配にしか過ぎないが、
・・・・・
想像界に出かけても
帰ってくることが出来る。

川崎和男Design 図鑑


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『WiFiでのスマホ子電話化から次世代進化するだろう・・・』


   


     7月 4th, 2014  Posted 12:00 AM

自宅のパソコンやデジタル機器システムは最新をめざしています。
しかし、これまで電話機器類はB&Oシステムを使っていました。
実際は日本の電波法では容認されていませんから日本用に変更し、
このシステムだけが盗聴は絶対に不可能でした。
ようやく最近、スマホを子電話化しWiFiネットワーク化機器が
国内メーカーから登場しました。
やっと気づいたメーカーがたった一社だけ商品化しました。
電話企業は安売りメーカー競合化で錯乱しているだけです。
未来性が見えないどころか、情報時代の将来象が創れない有様。
今持ち歩けるスマホはたった2機種しかありません。
それ以外の選択肢はありませんし、この2機種以外ならセンスゼロ。
それを最大限に運用する手段こそ、商品展開すべきことです。
mobile→ケータイ→スマホ→?という経過が想定内になっています。
ただし、そこまで分かっている人間は限られているでしょう。
はっきり明言すれば、WiFiの次世代ネットワークが控えています。
まだ、この一社でしかないメーカーには、
どこまでの次世代ネットワーク理念の想像力があるでしょうか?
現在、自宅の電話機システムは、この親電話をある機種と接続し、
WiFiでの個人ネットワークを新規にしています。
WiFiから「Zni-Fni(仮)」がこのシステムを総変更するでしょう。
自宅の親機につないだ機器は内緒にしておかなければいけません。
おそらく2.5GHz or5.0GHzの電磁波空間は
やがて私たちの身体に対しても、生理的な、
大きな影響をすでに与え始めていますから、新規ネットは必然です。
それにしても国内の電話機販売の魑魅魍魎さは未来を創れません。
少なからずスマホを子電話機にできたこの商品発想は優れていますが
残念ながら、ここからの二つの拡張性デザインは出来ていません。
一つはWiFiとのコネクトデザインが形態言語としては未完性です。
そして、このメーカーには、さらに「Zni-Fni(仮)」創出で、
新たなメッシュネットワークを完成させてほしいと思います。 

『Wi-Fi とUSBからインフラ整備未来が見えます』
「自宅Wifi環境の変革と自分のCloud化」
「WiFi Allianceという電磁波空間リスク」

  


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7月4日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 4th, 2014  Posted 12:00 AM

7月4日 丙子(先勝)

直感が「美」に直結している、
そんな結論づけ・・・
・・・・・
気配がある。

川崎和男Design 図鑑


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