kazuo kawasaki's official blog

Archive for 4月, 2017


『正方形という形素は要素と要因を2通りで提示』


   


     4月 20th, 2017  Posted 12:00 AM

正方形というかたち:形素に引きつけられてきた私の一生です。
もうこのことを断言出来る頃になりました。
正方形には4つの直角と4つの辺の長さが一定であること。
正方形には前夜も告白した斜辺は√2に形素仕掛けが可能です。
さらに正方形は円の外接・内接でそれこそベンチャーキャピタルを
サインカーブで描くことができるのです。
こうした正方形の定義が明確にあって、
それを配置する基本が2つあるのです。
この正方形の配置が2つ基本に存在している形態言語の意味性には、
要因と要素の視覚化を正方形で提示することが可能になるのです。
それこそ、かたちとして自然界では、
見つけ出す工夫を仕掛けられたのだと
私は思ってきました。
正方形の配置が2つあることは
ひょっとすれば神=Creatorが人間に考察を求めてきたこです。
直角で4辺にあるA・B・C・Dは
長さ=Lineが等しく、
これらが形素の要因を与えています。
もう一つの配置は正方形の頂点、
a・b・c・dはPointとして要素になるのです。
私がデザイナーという職能で辿りついたのが正方形の配置が2つ基本でした。
そこで、この正方形の√2や直角性、
4辺の長さは要因として
私の中にある自然界から命じられた美、おそらく美でしょう。
その要素と要因だったと私というcreatorは思っています。

* 『サインカーブ的なデザイン主導での製品化と商品展開』
* 『デザイン思考には造形言語論と形態言語論が欠落』
* 『PPMはすでに図表表現が異なっている=KK適塾』
* 『Max Billの賞杯があったことを思い出した』
* 『Line発想により倫理性としての機能が明確化する』


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04月20日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     4月 20th, 2017  Posted 12:00 AM

04月20日 友引(丁丑)

「要素」と「要因」を
想像力の
その視覚化のためには
多角形が見事に表現できる。

川崎和男の発想表現手法


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04月19日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     4月 19th, 2017  Posted 12:00 AM

04月19日 先勝(丙子)

見ることと観ること
聞くことと聴くこと
とりあえず
この直感を想像力にするには?
自分に問いかけてみよう。

川崎和男の発想表現手法


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『三角形という形素の意味=造形言語として』


   


     4月 19th, 2017  Posted 12:00 AM

「三角形」の造形イメージ基礎として、
正三角形と「3:4:5」は奥深いと思っています。
正三角形には1.4倍が生まれ、
「3:4:5」では一つの序列での造形が可能です。
三角形・四角形・円については、
かつてカンデンスキーが予測を与えていた
「点・線・面」においては、
<点はやがて限りなく正方形に近づく>ということを
私は現代、液晶画面のピクセルになったことです。
点には大きさが生まれ、線には太さがあり、面には厚さがあるということ、
これはパソコンの登場で私たち世代は手に入れることになりました。
最近のデザイン造形では、コトがあって、ようやくモノという風潮が蔓延。
だからこそ、この三角形を提示し直したわけです。
果たして、これが何の造形デザインになっているかと問われれば、
私の作品では、パッケージや、工場デザインでの収納性に使ってきました。
また「点・線・面」となれば、
なぜ、眼差し=視線には二つの視座:どこからという点と
どこを見ているかということであり、
面は視野や視界があると教えてきたのです。
またピクセルという限りなく微少な正方形や線の太さ、
さらには面の厚さは光造形、今なら3D-Printingで造形言語になると
言い続けてきたと思っていますが、
この反映した造形は、建築においても当然、
プロダクトデザインに見いだすことが本当にありません。
しかし、来年は「デ・スティール」での
リートフェルトの椅子が100年になりますから、
三角形・四角形・円での「かたち」それぞれの意味性を
今度は形態言語の意味から、次世代デザイナーに伝えたいと思っています。
正方形の配置はいくつありますか?
正方形の4辺と4点で、何がその造形デザインから語られている、
このアフォーダンス=物語りを伝えるのが
物事、その一つの事例になると伝えておきます。

* 『日本の子どもたち遊戯に未来の「物語り」があるようだ』
* 『3D-Printingでクラインボトル形態がここまで可能に』
* 「たとえ『市松模様でも』デザイン戦略の妙技」
* 『Red & Blue 生誕が来年で100年になる』
* 『アッサンブラージュの進化を原点・コラージュから』


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staffblog 4月18日


   


     4月 18th, 2017  Posted 11:55 PM

4月18日

本日は、
福井の大電産業株式会社より、
常務取締役 今村善信がいらっしゃいました。

川崎がデザインさせていただいた
大電様のマークとロゴのお話から、
当時の様々な経緯はもちろんのこと、
最後はこれからの日本の産業についてなど、
実に幅広く会話が展開されました。

最後は固い握手とともに
再開を約束しました。


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04月18日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     4月 18th, 2017  Posted 12:00 AM

04月18日 赤口(乙亥)

「デザイン=思いやり」
この構造に近づける者には
天性が備わっている、というのが
45年デザイナーであった
私の結論。

川崎和男の発想表現手法


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『牛乳プロセスから新パッケージは看医工学デザイン』


   


     4月 18th, 2017  Posted 12:00 AM

牛乳orミルク?と聞かれれば、
私の年代だと「牛乳」、紅茶なら「ミルク」と答えます。
高校生ぐらいまでは、牛乳瓶が毎朝、自宅に届いていたと思います。
小学生の頃は、牛乳瓶の紙蓋円盤が面白くて、収集したり、
何枚かを重ねて車輪として工作したものです。
現代、コンビニに行けば多彩多量な牛乳パックを見ます。
牛乳パックに内面が紙パルプゆえ、
これをミキサー撹拌して、はがき用紙を紙漉きセット「すきっこ」は
私が越前和紙産地として発売し、ニューヨークでも大ヒットした商品。
そんなこともあって、ともかく、牛乳パックのパッケージデザインでは
あの「おいしい牛乳」とかに大興味。「おいしい生活」からのヒント?
出来る限り「飲み比べてその味を確かめています」。
理由は二つあるのです。
牛乳の味評価軸が見いだせません。
繊維には七つの評価軸を論文化して、一応の評価をマーク化も終えました。
ともかく、牛乳は3〜5種類飲み比べてみることです。
あたかもペットボトルの水を飲み比べて味検討のようにです。
そうしたら問題?牛乳になるプロセスに思いがけなく興味が湧きました。
また、こんなことを思いついてしまい、
しかも現在取り組んでいる新素材との関係がデザイン対象になったのです。
そうか、濾過素材?そのロボット化?チーズ化プロセスの進化手法?など
もう数アイデアに包まれています。そして明らかにこれは看医工学であり、
コンシリエンスデザインの具体事例に間違いありません。
かつて、牛乳瓶の蓋集め興味が拡大してしまったようです。
牛乳って面白い!、
となれば、豆乳はもっとデザインテーマは、
間違い無くデザインで拡大し進化するでしょう。

* 『乳牛は決して美味しいミルクを絞り出すわけではない』
* 『蜜柑の食べ比べと「蜜」という文字』
* 『水には様々なペットボトル入りがあるけれど』
* 『水というエネルギーの国際化』
* 『布の感性評価はこれまで無かったからこそ』


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『ビジネスデザインモデルのためのコンシリエンスデザイン』


   


     4月 15th, 2017  Posted 12:00 AM

私は高校そして大学と山岳部でした。
大学時代は最初は空手部でしたが、山岳部設立に関わり、
空手部は退部試合でボコボコにやられたこともあり、
そのやられぶりがあって今でも空手部とはつながりがあります。
ともかく、山岳部に入部することは、
当時は親戚も反対するほどでした。
なぜなら山岳遭難が相当にあったからですが、父の一言で入部しました。
そして最初の山が荒島岳(日本百名山1532m)でした。
この山の水で赤痢になり苦しみました。
以後も山の水で苦しみましたが、
大学時代には喉が渇くと隠れて山道脇の空き缶の水も大丈夫になりました。
そんなこともあって、水の濾過・浄水については、興味のある分野です。
幸いにして阪大吹田キャンパスの私の研究室裏には湖沼があります。
そこの泥水を現在、ある研究のために、
濾過・浄水を試みる実験をしています。
この研究のために招聘教授の指導を受け、
講座支援の企業とも、あらたな戦略と戦術を
ビジネスデザインモデルにしています。
ビジネスモデルではなくてビジネスデザインモデルです。
この違いについては改めて説明しなければなりませんが、
私の体験からも、泥水を飲料水にするには煮沸しても
限界があることがわかっています。
しかし、今、新戦略を戦術化していくことで、
少なからず、泥水を飲料水手前までは行き着きました。
これには一つのきっかけがあることと、
その学びから、実は豊洲での水の濾過・浄水に近づいてきました。
飲料水を飲めるのは世界168ヶ国でも13国しかありません。
そして、私が定義する「エネルギー不足」とは「水・食料・電力」です。
そういう意味でも私の寄附講座の目標・目的の一つになっています。
写真の通り、濾過すれば透明となる水は約3分の1ですが、
私たちが考えている濾過素材に吸水されています。
しかし、これが乾燥すれば新たな新素材になります。
よく企業の方達からも「ここはデザインスタジオですね?」と質問。
私はデザインを問題解決と価値創出と考えているので、
「そうです。ビジネスデザインモデルではこうして実験も必要です。」
これが今私が考えるこれからのコンシリエンスデザインだと考えています。
よく、アフリカでの水吸引器、さらにはリスク対策の水の濾過パイプには、
私は自分の経験からも疑いを持っています。
ビジネスデザインモデルの一つの実験です。

* 『「岳人」が教科書だった時代を思い出す』
* 「やっぱり、なぜこれほど落ち着くのだろう」
* 「サバイバルの方法・手段を軍事から語る限界」
* 『セルロース戦略と炭素戦術が基幹産業になる』
* 『デザインはすでにここまでが必然となっている』


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04月15日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     4月 15th, 2017  Posted 12:00 AM

04月15日 先負(壬申)

「思いやり」を英訳するのは
とてもむずかしい。
むしろ、
「デザイン」と言った方が
伝え易いぐらいに
「デザイン」意味が
普遍化してほしい。

川崎和男の発想表現手法


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『桜満開なれど・・・戦争はせまってきている?』


   


     4月 14th, 2017  Posted 12:00 AM

本日は多分、大阪大学の吹田キャンパスは例年のごとく、
それも桜は満開でした。
研究室では招聘教授とともに新素材の実験をしました。
近々にはこの実験の目的を発表したいと想っています。
さて、私自身、樹木にいつ頃何の木を知ったのだろうかと
自分の思い出を探ってみると、どうも漆の木と桜の木だった、
この二本が思い出されます。
したがって、漆の木は触ると被れると知らされていて、死ぬかと思うほどの
大変な漆被れになったことがあります。
漆はさておいて、
この春の時期になると、桜の木が室内にもどうしても欲しくなります。
それは名古屋でも住まいの近くは隼人池周囲は見事な桜の木が満開でした。
「花の下にて 春死なん・・・」をいつもこの時期には知らされる思いです。
果たして、現状はと考えると、
北朝鮮・韓国に今や米軍が布陣している有様はもはや想像力が及びません。
私の自宅は北朝鮮のターゲット地区であり、
東京の42万人に対して、大阪のこの地区は48万人が死亡という予測です。
日本にはやはりシェルターが必要では無かったでしょうか?
生物兵器だとしたらという恐怖があります。
この季節に思ってしまうとは。
これほどまでに戦争が起こりそうな気配の日々に、
ある意味では、在原業平の
「世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」を
替え歌として詠み直せば、
「世の中に 絶えて戦争の なかりせば・・」と詠みたく思ってしまいます。
ともかく、日本のこの時期、見事な桜だとしても、
悲惨さを想う気持ちがどうしても起こってしまいます。
ひたすらに、自宅の桜に、現在からの解放を祈るばかりです。

* 「スイス政府防災マニュアルは憲法の具体解説」
* 「生きることの模範・範疇・範囲として」
* 『非常事態宣言の街=パリにて、決意!』
* 「岸辺のアルバム=家族平和とは安泰」
* 『負のサイクルを即刻停止させるデザイン』


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