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Archive for 8月, 2018


08月04日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 5th, 2018  Posted 12:00 AM

08月04日 仏滅(戊辰)

発想方式には、
幾何学がある。
まず、正三角形での
三つの頂点をコンセプト化
そこからシナリオが出来る。

 


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08月05日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 5th, 2018  Posted 12:00 AM

08月05日 大安(己巳)

日本語は、
漢字・ひらがな・カタカナがある。
私は「美しい文字」、
達筆が必要と考えている。
「文字が美しい」とは、
自分のセンスだと思っている。

 


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『ノートには絶対に「美しい文字」が必要』


   


     8月 5th, 2018  Posted 12:00 AM

日本語には三つの文字があります。
これは世界的にも際だった特長だと思っています。
漢字・ひらがな・カタカナ、という文字です。
さらに、真書・行書・草書のいう形態言語もあります。
私の趣味には、もうすべて終活と思っているSMYTHSONであり、
これには私の名前まで刷り込んでいます。
SMYTHSONは英国では代表的なノートで王室の御用達。
ノートの紙質は薄い青色であり端面は金色です。
ズーッと手帳もこれを使っていましたが、今年度から辞めました。
そうして、このノートには、私の趣味でもある数々の万年筆で、
私の大好きな詩集の言葉などが書かれています。
正直、私は達筆だと自負しています。
これは字を書き出した時から父の文字を真似ていました。
父の兄弟は、筆文字とか万年筆もほとんどそっくりです。
もう叔父一人しかいませんが、
父の弟が書いてくる文字は父からか、と思いました。
高校時代にどこだかわかりませんが筆跡で初段をもらいました。
筆での手紙ではいわゆるほとんど草書なら、
まったく読み切ることはできません。
そこでこのノートには島崎藤村や中原中也などの詩を写しています。
大学人になってから、ともかく「美しい文字」を書く、
そのような達筆の人が随分と減ってきています。
どうして「美しい文字」がこんなに減っていているのか疑問です。
日本語は、漢字、ひらがな、カタカナ、は
達筆であることが必要だと考えています。


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『カクテルの角ハイボール缶』


   


     8月 4th, 2018  Posted 12:00 AM

最近は、ほとんど大阪から東京は新幹線ばっかりです。
これまでは、缶ビールを飲んでいましたが、
TVコマーシャルのおかげが、ハイボールを飲んでいます。
車倚子になって以来は、ウィスキーの類いは飲んでいません。
が、60歳になってからは、酒もタバコ=葉巻もやり始めました。
そして、前回も私はサントリーの角ハイボールでした。
ところが、フッと私にホワイトホースでしかも長缶が映り込んできました。
なんと、ホワイトホースでもハイボールがあるんだ。
これで、帰阪するときには、ともかくホワイトホース。
これをワイフに駅のコンビニで探してもらいました。
結局見つからずに、それこそ駅員さんにもその話をしました。
そうしたら、駅員さんはドラッグストアにあるよ、とのことです。
結局、帰阪の時は車内販売の角サントリー缶でした。
自宅にもどったら近くのコンビニ=ファミリーマートにあったよ、となり、
ホワイトホース・ジンビームまでが揃いました。
ハイボールはカクテルであり、
これにはいくつかの諸説があります。
米国で生まれたとか、英国だったとかがありますが、
そんなことはどうでも良いのです。
このところ、ハイボール缶に拘っています。
そして、やっぱり、角ハイボール缶が一番と考えています。


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『正三角形でのデザイン発想で造形言語と形態言語』


   


     8月 4th, 2018  Posted 12:00 AM

江戸時代から「絵図をえがく」というのは、
泥棒が使い、刑務所用語となって、今でも警察用語になっています。
絵や図が発想の起点だと考えていいでしょう。
だから、デザイン発想の一つのやり方だ、と私は考えてきました。
ところで、「絵」は難しいけれど「図」ならやさしいと言うこと。
「絵」は誰かが「下手」と言えば、「絵」は性格的に苦手になるものです。
だから誰でも「絵」や「絵画」を否定的に批判することは駄目です。
「図」はたとえば地図をかけばそれなりにコミュニケーションができます。
そこで、正三角形は四つの配置があります。
右の各図にともかくA・B・C を三角形の頂点におけば、
いわば、「木」があって「林」なり、それが「森」になる、とか
「森」は「林」からなって、それぞれが「木」であるという、
このようなシナリオが書くことができます。
そこから、A・B・Cはコンセプトという要因や要素になります。
これが、発想での正三角形の応用だと考えることができます。
もし、「造形言語」といってコンセプト3つでシナリオを描けば、
今度はさらにシナリオによって「形態言語」が生まれます。
三角形での「造形言語」は「用途」のコンセプトを決めて、
「形態言語」として「内容」をシナリオ化できます。
正三角形の発想、その一つを論理化したいと望んでいます。
これは発想方式として私は書籍化することを考えているのです。


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08月03日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 3rd, 2018  Posted 12:00 AM

08月03日 先負(丁卯)

酒は上戸と下戸がいる。
酒は人格を壊す。
しかし、酒を楽しめる。
酒はカクテルになる。
カクテルを一杯飲めること、
それは幸せなことだ。

 


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08月02日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 2nd, 2018  Posted 12:00 AM

08月02日 友引丙寅)

産業界がX日に
「・・・・・消える日」が
様々に書籍化しています。
それこそ、
「コンピュータが消える日」は
とっても大事なことが
肉薄してきました。

 


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『日本の産業界が、「・・・・・消える日」が来るだろう』


   


     8月 2nd, 2018  Posted 12:00 AM

2009年7月16日に、マイクロソフトの依頼で、
私は「コンピュータが消える日」という講演会をやりました。
「ReMIX Tokyo 09」での新製品発表会でのことでした。
マイクロソフトからは辞めてほしい、と言われたのです。
「コンピュータが消える」というのは、OSとWiFiのインフラが
整って行くというということを言い出しました。
丁度、私の恩師が来られて、いつになく緊張しました。
恩師からは「君は将来を見ているから」と言われました。
今ではOSはMacOSやiOSで、Wifi化のもとに、
一番は「無線LAN」との大きな違いであると述べたと思います。
今、日本の産業界では、ありとあらゆる所での水産業、自動車、
家電からゴルフや体調まで、「・・・・消える日」という
書籍が山のように出版されています。
まずは、これらが大体は2020年には「日本が貧しくなる」というが
「日本の産業界」は、すべての展開力があると考えています。
「IR」というのも、「カジノが3カ所」開催されることです。
これまでの日本という所はカジノ=賭博をやらないという
社会風習だと安心環境が世界に向けられていたことです。
江戸時代では、なぜ法律が必要だったかは、
カジノ=賭博での取り締まりだった伝統を重視すべきです。
日本国民の76%が「カジノ法案」にほとんど反対しているのです。
これでは「日本人が日本では生きられない」。
少子化とともに、「賭博の無い国家」を創ることです。


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08月01日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 1st, 2018  Posted 12:00 AM

08月01日 先勝(乙丑)

全てをカーブで、
それを確実な正方形に
収納できるか、
そうかは、
造形力のセンスだ。

 


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『時計デザインでこそ、まず乗り越えてほしい』


   


     8月 1st, 2018  Posted 12:00 AM

私はフリーになったとき「必ず時計のデザインを」と言っています。
これはタカタレムノスで1988年にやった時計です。
2018年の今、30年間これは売れ続けています。
おそらく30年のデザイナープロダクトはそれほど無いでしょう。
これまで明らかにしてこなかったのですが、すべてが円形です。
この頃は透明のカバーが必要でしたのでこれも曲面の円形です。
そして、全ての円形を正方形にまとめました。
さらに言えるのは、
iPhoneのアプリケーションがあるのも、これだけです。
NHKのアプリ時計がとても良くないと思ったからです。
金沢21世紀美術館ではこの時計を「プラトンのオルゴール」として
メイン展示にしました。
20世紀にスミソニアン博物館のクーパーヒューイット美術館から、
「The Clock」の称号を与えられているのです。
海外のいくつかの美術館にも収蔵されています。
そういう意味では、どんな「賞」をとっても私デザイン、
その時計領域ではこれを乗り越えていないと思います。
これが母体になって、いくつかのシリーズもあります。
金沢21世紀美術館の私の個展を機に、
金型を一新していただきました。
タカタレムノスでの自社製品のスタートは
この「HOLA」が源流でした。
「フリーランスになるなら時計のデザイン」という課題は、
とっても難しいと私は思っています。


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