kazuo kawasaki's official blog

Archive for 7月, 2019


『M805・ブルーデューンと手づくりボールペン』


   


     7月 10th, 2019  Posted 12:00 AM

かなり考え抜いた万年筆・ペリカンのM805/ブルーデューンで、
ともかく、極細文字をいつも練習しています。
しかしまだ、これまた考え抜いた日記帳に、
この極細文字で書き始めることを踏み切れていません。
最初の数頁の筆入れが肝心だからです。
銀色のボールペンは、いつも私が持ち歩いているのですが、
「米国の作家手づくり」です。
私の筆記具のコレクションや趣味性を知る店員さんからのお薦めでした。
いつも、最低限これを持ち歩いています。
万年筆の選択をこれだけ迷いに迷っている私は、異常でしょう。
ボールペンは太文字を入れ替えています。
最近では、洋服も黒ばかり同じスタイルと
決めている友人が周りに増えています。
彼らは、洋服なんてという意見が多いのですが、
私は真逆、あまり世の中では着ることがないスーツが多いのです。
時間とお金と脳を使って服や道具を身につけています。
無駄や浪費も大いに結構、「終活」無縁を決めた私。
実際、万年筆もボールペンも、手にはたった一本しか持てないのに
趣味として約100本は超えているのです。
まず私の筆記具は経が14mmが標準であり、
ボールペンもこの手づくりがとても手に合っています。
それこそ、15mmだと手になじみません。
インクも色々ためしますがほとんどの万年筆はブラック色です。
ただしメーカーが色の仕様を変えると過敏に反応します。
ボールペンは細字と中字で、スケッチは太文字が大変役立ちます。
ともかく、書くことと描くことは、
私のファッションの大きな構成なのです。


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7月10日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 10th, 2019  Posted 12:00 AM

7月10日 先勝(戊申)

極細文字の万年筆と
太字のゴールペン、
手づくりボールペンは、
線の太さがとてもいい。


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7月9日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 9th, 2019  Posted 12:00 AM

7月9日 赤口(丁未)

クラマタの
モンドリアンへのオマージュの家具は、
その扉の開け具合によって、
絵画の平面性をいわば破壊してしまった。

モンドリアンカラーの平面的な短形の色彩は、
扉の開閉で、色彩は変化してしまう。

倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』7モンドリアンへのオマージュ


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『手にぴったりの60−30の三角定規だけです』


   


     7月 8th, 2019  Posted 12:00 AM

三角定規は、45−45、60−30、が組になっています。
私は、スケッチにこの60−30の三角定規だけを
唯一の定規としてこれまでも使ってきています。
この定規は、私の掌にぴったりであり、これを回すことが出来ます。
三角定規もいろいろ使ってきましたが、回せるのは、これだけです。
だから、私の愛用ツールになっています。
これだと、60−30でスケッチが描けますから、
私の「直線的造形」を支える一本のツールです。
最近では、スケッチも車椅子ゆえ、タブレットを利用することが多く
あまり使ってはいませんが、45度に傾けて使えるのです。
そして、清潔に管理するのにトルエンが今では手に入りませんから、
除光液を使っているのです。
現在、秋に発表するスケッチでは大活躍です。
時にはペン回しのように、この60−30を回します。
寸法に関して、このところコンピュータ上だけで設計管理していると、
100分の一の寸法がとても「変」なのです。
たとえば、図面で書けないはずの82.25などといった寸法になっています。
82、82.5、80にならないのかとか、あるいは83の検討をすべきです。
造形デザインでは、10分の一なのです。
発想を生み出すスケッチ、寸法を管理する手描き、
そしてこの三角定規なら、スッケチも図面でも使えます。


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7月8日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 8th, 2019  Posted 12:00 AM

7月8日 大安(丙午)

定規は、使いなれている、
60−30、
これが
私のツールです。
100分の一は、
図面で書けない。
10分の一が出来る。


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『365日の「日記帳」をつけようと考えている』


   


     7月 7th, 2019  Posted 12:00 AM

この日記帳は、大御所のグラッフィックデザイナー松永真氏の
アイデアでした。
1日見開き1頁で左が真っ白、右が罫線で、
半年で1冊つまり1年は前後半の2冊という仕様です。
スケッチや絵と文字書き両方満たすこの日記帳は、
多くのデザイン関係者が愛用していました。
私も送っていただき愛用していました。
162日間入院している時も、それは『プラトンのオルゴール』など、
その当時のアイデアを書き込んでいました。
やがてメーカーが製造をやめました。
私自身は毎年、スケジュール帳や新たな手帳をちゃんと持ちます。
しかし、紙面に「書く」よりも、
このブログもそうですがデジタルで「書く」が
大半を占めていました。
あらためて最近「私は終活は止めた」とブログで綴りました。
そしてM805・ブルーデューンでペリカンを買い求めました。
その流れで当然「書く」ための紙やノートを色々確かめていたら、
日記帳365を見つけました。
昔からノート類は綺麗な文字で書いていました。
美大時代には、数学の先生から私の授業ノートを「くれないか」と
言われましたほどです。
日記帳365は、その1頁目をいつからはじめてもいいと書いてありました。
1/365を自分で決めることができます。
父はじめ妹もきっちりと日記をつけていました。
また、いつか止めるかも知れませんが、
「よし、今度こそ」って思っています。


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7月7日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 7th, 2019  Posted 12:00 AM

7月7日 仏滅(乙巳)

インターネット時代ゆえ、
「競合」価値がある。
オークション価値論が
出てきている。


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『GS=グループサウンズにはザ・ジャガーズでした』


   


     7月 6th, 2019  Posted 12:00 AM

GSといえば、ザ・タイガースを思い出します。
大阪の難波にあったジャズ喫茶「ナンバ一番」に入ったところ、
生の歌声を聞きました、浪人時代でした。
そこには、浪人である私たち3人と、あと観客は3人だけ。
6人の観客相手に、圧巻のステージで上手くて「凄いな!!」でした。
しばらくして、タイガースがテレビに登場してきました。
それこそ、GS=グループサウンズでズーッと一番人気でした。
ところが、私にとってはそのうちザ・ジャガーズへと気持ちが移り
こちらが最高のメンバーだと、よく音楽を聴いていました。
最近はYouTubeで確かめられることが多いので、
リードボーカルの岡本信の歌声を再び聴いています。
残念なことに、10年前に彼は旅立っていました。
いつまでも、青春時代の彼の音楽を聴ける現代の環境は嬉しいです。
当時はいわゆる流行歌手はやはり歌唱力がありました。
AurexのCDやカセットで、これらを聴いています。
今では誰も覚えていない安達明もCDで聴きます。
ただし私のスピーカーシステムでは、
GSは絶対に聴かないことにしています。


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7月6日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 6th, 2019  Posted 12:00 AM

7月6日 先負(甲辰)

資本論では、
所有と使用があった。
インターネットで、
マーケットがスゴブル変化する。
競合が出てくる。


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『「終活」なんてもう野暮でやめました』


   


     7月 5th, 2019  Posted 12:00 AM

「終活」って、私は随分と考えました。
で、もう止めました。
こんなことが流行していますが、
私の性格からはとっても考えられません。
ということで、ペリカン社から私の大好きな青色が発売されました。
青色M805・ブルーデューンで極細なのです。
これに似合った眼鏡がとても欲しいのです。
万年筆は一ヶ月ほど考えましたが、
結局、最後の17本になって決めました。
ということで、これに合うのは、ルイヴィトンと中身のリフィールは
すべて私のオリジナルです。
これに、なんと言っても「クレヨンしんちゃん」がぴったりでした。
東京駅地下のオフィシャルストアで先般もまた買い求めました。
それにも終活が立ち塞がりました。
でも、3回はあの世に行った私にしたら、
死んでいく人は「死ってこういうものか」
です。そして周囲の人はみんな嗚咽するわけです。
これが人生なんだろうと思います。
「クレヨンしんちゃん」は、
ワイフから2個同時に持つのを止めてと言われています。
今日はその掟を破り、Tシャツも着用しています。
それにしても、私の道具達、最高に合っていると思っています。


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