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Archive for 8月, 2020


8月12日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 12th, 2020  Posted 12:00 AM

8月12日 仏滅(丁亥)

『位相としてのデザイン』

また、この反対の局面には、
永続性を持っているがゆえに、
その「かたち」は内容を
吟味することなく、
その形式だけを
グッドデザインとして
評価する事態が
慣例となってしまっている。

artificial heart:川崎和男展


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8月11日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 11th, 2020  Posted 12:00 AM

8月11日 先負(丙戌)

『位相としてのデザイン』

すなわち、
流行的という文脈で
解釈されてしまう
「かたち」にも、
形式の認知が
容易になされたほどには
内容は理解されずに、
時代が廃棄する
デザインはあとをたたない。

artificial heart:川崎和男展


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8月10日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 10th, 2020  Posted 12:00 AM

8月10日 友引(乙酉)

『位相としてのデザイン』

デザインが
時代を変革する形式を発見する時、
社会にとってのデザインが
その内容で評価されることは
瞬間でしかないかもしれない。

artificial heart:川崎和男展


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8月9日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 9th, 2020  Posted 12:00 AM

8月9日 先勝(甲申)

『位相としてのデザイン』

よって、
怠惰な日常が
構造化されてしまうことに
なるのかもしれない。

artificial heart:川崎和男展


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8月8日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 8th, 2020  Posted 12:00 AM

8月8日 赤口(癸未)

『位相としてのデザイン』

あるいは、
社会の根底と表層が
相互作用を
効果ならしめようとするとき、
時代は常に
その根底を変革するまでの猶予を
保持しないものである。

artificial heart:川崎和男展


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8月7日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 7th, 2020  Posted 12:00 AM

8月7日 大安(壬午)

『位相としてのデザイン』

時代の変化が社会現象となって、
次の時代を引き込む。

artificial heart:川崎和男展


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8月6日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 6th, 2020  Posted 12:00 AM

8月6日 仏滅(辛巳)

『位相としてのデザイン』

未だデザインが
対象化しなかった事態に、
位相となるべき時代が
訪れようとしている。

artificial heart:川崎和男展


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8月5日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 5th, 2020  Posted 12:00 AM

8月5日 先負(庚辰)

『分別としてのデザイン』

そしてこの論理から
創出された「かたち」にこそ
「美」は輝くと確信する。

artificial heart:川崎和男展


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『バウハウス展をワイフは、そして私は?』


   


     8月 4th, 2020  Posted 12:15 AM

2020年7月28〜30日、私とワイフは東京でした。
私は「日本文具大賞」の審査会があり、
丁度、東京駅のステーションギャラリー開催中の
開校100年の記念巡回展である「バウハウス展」を
ワイフは見ることができました。
私は展覧会には行きませんでしたが、当日は
午前中の地震通知やらでホテルがうるさくもありました。
事前のチケット予約で「1時間の鑑賞」、という
コロナウイルスのためのルールでした。
私には思い入れがあり、美大時代は、各課題の提出物のタイトルと名前を
バウハウスの文字で「切り抜き」して常に提出していました。
しかもインレタは高くて、自分で制作していたのです。
すでに蔵書にはバウハウス関連の最高の著作など一杯あります。
かなりのデザイン知識を持っていますので、
私に教われば済むのではとも思うのですが、最近は嫌らしいのです。
ワイフは自分の授業のために
「どうしても本物」が見たいと時間をつくりました。
実は、私は京都工芸繊維大学 美術工芸資料館での
バウハウス関連の展示を
見ていました。1988年度のことです。
東芝の初めてのデザイナーで、あの炊飯器を作った岩田義治氏が退職して、
母校の京都工芸繊維大学教授となり、
「見に来れば」とお誘いの電話をもらいました。
岩田さんからは東芝時代、企業ルールを逸脱する私に
「会社辞めろ」、呼び出しをくらい、「絶対に嫌だ」を
そんなことが3回はあった仲でした。
福井からカマロを運転していて、日帰りで見にいきました。
「どうだ?」と聞かれたので、「正直に言えばつまらない」。
「やっぱりな!、もう一つ部屋を見て行け」。
それはびっくりしました、まさしく東芝のプレゼルームでした、
(これを見せたかったんだ)
「この部屋は大学でも最高だといわれている」と。
バウハウスで、グロピウスとパウル・クレーの喧嘩が最高ですし、
モホリ・ナギの光と映像は、今のホームページに通じていて、
彼の図表関連がとても大切です。
カンデンスキーをどれほどナチスから守ったかも語るべきところです。
ミース・ファンデル・ローエは、米国に亡命しましたが、
今回東京に出る前日のShip of the Yearのオンライン審査では、
その弟子である日本設計の名誉会長と一緒でした。
その精神や概念は脈々と紡がれています。
金沢美大は
バウハウスの「手仕事」と米国の「アートセンター」が基本です。
さて、もういやというほど、
私は「バウハウス関係著作」を持っていますが、
「えエー?」と感想だったワイフに、
バウハウス資料はようやく役立ちそうです。


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8月4日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 4th, 2020  Posted 12:00 AM

8月4日 友引(己卯)

「バウハウス展100周年設立」。
ワイフは実物を見に行った。
私は、1988年に京都工芸繊維大学、
教授であった、東芝デザイン部長
岩田義治氏から福井から行った。
懐かしい思い出である。


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