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『資本主義からの逃走』
   「『解答』こそ、問題解決効果までの答なり」



解と溶
本来の問題=Problemの解答はSolutionです。
「応答」・「回答」という答それぞれの決定的な質を検証してきました。
問題解決での「問題」対して「解答」の本質的なこれは定義だと私は考えています。
「解」という文字にそのすべてが凝縮されていることを先述しました。
したがって、真の問題・難問の解決こそ、
「解答」でなければならないということが私の信念になっています。
解答こそ決定的な答の本質
● とく、とける、とかすという答え方
「解其左肩」(春秋左氏伝)
ばらばらにしたり、問題である固まり的なことを溶かしてしまう答がある。
● とく、とりのぞく、なすべきことをなすという答え方
「坎下震上・雷水解」(周易)
なすべき時期をみはかって、束縛やしこりを取り除くという答え方。
● 不明な点や理由について、ときあかすという答え方
「閉約而無解」(荀子)
弁解、詳解、略解という不明なことへの積極的なときほぐしていく行動的な答え方。

その他にも、解熱や解毒、そして解怠(だらける)というように身体に対しての解放の様子までが「解答」によって受け止めることができます。
私たちがこまり果てるような問題・難問に対峙し対決して、
問題を解かしたり溶かしたりほどいてしまう結果や効果までが、
「解答」の内容意味としての質を持っているべきだということです。

DesignはProblem & Solutionの手法

■ とかしてしまうという答
■ ほどいてしまうという答
■ タブーや束縛を解き放つという答

デザインは明らかに「問題解決」の方法です。
その問題と向かい合いながら、とく、とかす、ほどいていくというのは持続力や遂行力が必要です。そしてその結果、解放されるという次元までがデザイン効果ということです。
問題解決で単純に答と言っても、
「応答」や「回答」では、それは問題に対する一時的な解決結果でしかありません。
決定的な「解答」は、
解放されるための束縛感を取り除く答であるべきというのが、
私は答の定義だと考えています。


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This entry was posted on 日曜日, 10月 3rd, 2010 at 12:00 AM and is filed under 053「三つの問/三つの答」, 資本主義から逃走せよ!. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.