kazuo kawasaki's official blog

「ヘッドホンにはヘッドホンアンプ必要なり」




当時は家電メーカー全てがHiFiブランドをもっていました。
Aurexは東芝では赤字事業部門でしたが、
黒字だったのは「エレクトレットコンデンサー技術」でした。
この技術部門は、大河内賞はじめ各種の技術賞を総締めしていました。
この時私は「重箱ミシン」という生産機器と向き合っていました。
これはヘッドホンの耳当てパッドを縫製するミシンで、
縫製とデザインが大きなテーマ。
どうしてもウレタンを包まないとウレタン劣化はまぬがれません。
そしてヘッドホン重量と耳への側圧にある関係が見え始めました。
これは以後、人間工学に向き合う姿勢を学んだ気がしています。
HR-910は最高機種でなんとしても駆動部は10mm厚で、
ヘッドホンアンプ=イコライザーがどうあるべきか等、
多くの設計要素を知り、
それが今、ヘッドホンアンプを判断する基盤になっています。
HR-710は、軽量性を目指してオールプラスチック、
これは革新的なヘッドホンの商品化でした。
弾性素材のエンジニアリングプラスチック最初の応用商品です。
現在,iPod Classic 160Gがソースですが、
絶対にヘッドホンアンプは使うべきだと考えています。
ヘッドホンアンプは相当な機器を聴き比べましたが、
現在も大変な競合状態にあります。
もちろんヘッドホンは数千円から数十万まで幅があります。
結局はコストパフォーマンス=価格と性能・機能の満足度でしょう。
ヘッドホンはあくまでも局部音場のHiFi環境です。
ほとんど私は病的ですが、
ヘッドホン、ヘッドホンアンプの新製品を見ると、
ともかく一度は聴いてみたいという衝動に私は包まれてしまいます。


tag: Aurex, HiFiブランド, HR-710, HR-910, iPod Classic 160G, イコライザー, ウレタン劣化, エレクトレットコンデンサー技術, エンジニアリングプラスチック, コストパフォーマンス, ヘッドホンアンプ, 人間工学, 大河内賞, 耳当てパッド, 重箱ミシン


目次を見る

4 Responses to “「ヘッドホンにはヘッドホンアンプ必要なり」

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 7月 25th, 2014

    [...] 「デザイン=造形が必ず発明」は必要十分条件だと思っています。 「ヘッドホンにはヘッドホンアンプ必要なり」 tag: FM局, ST-910, 「デザイン=造形が必ず発明」, センサー技術, [...]

  2. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:21 AM on 6月 14th, 2015

    [...] できる限り、最高のヘッドホンを選んでもらいたいと思います。 「ヘッドホンにはヘッドホンアンプ必要なり」 tag: Aurex, Bluetooth, Hi-Fi, ULTRASONE, オーディオ, オーディオ担当, [...]

  3. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:43 AM on 5月 25th, 2016

    [...] *『素材=ボロンとダイヤモンドですでに開発していた』 *『ヘッドホンにはヘッドホンアンプ必要なり』 *『「瞬感」SHUNKAN=液晶サングラスを実現しました』 *『I [...]

  4. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:02 AM on 8月 20th, 2017

    [...] * 『静電気、あたかもスタンガンでレコード盤から塵を取る』 * 「ヘッドホンにはヘッドホンアンプ必要なり」 * 『医薬品業界の誤った市場認識と経営方針・大錯誤』 [...]


This entry was posted on 月曜日, 12月 5th, 2011 at 12:05 AM and is filed under 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.