kazuo kawasaki's official blog

「造形の言語道断」




私のデザインは、簡潔な「造形」をめざします。
多分40年間でデザインしてきたモノのデザインは、
徹底的な造形、その簡潔さ=Lessにつきると思っています。
オーディオから始まり、伝統工芸から制度設計まで、
デザイン対象領域の拡大を図ることで、
デザインの本質的な目標と目的、
その社会的意義に倫理性と美学性を求めてきました。
その代表作が、タケフナイフビレッジを設立し、
伝統工芸にデザイン導入を図り、
その作品としての「商品化展開」をしてきました。
それは素材開発から造形にモノは集約しますが、
全体的な産地存在性を明確にするコトのデザインにつないできました。
今あらためて、その中のモノ=作品としてこの「fluctus」には
簡潔な象徴性があると私自身が納得をしています。
時折、私は何にこだわって、
あるいは何をめざしてデザインをしていますか?という質問を受けます。
その回答は、「自分が一番欲しいモノ」に他なりません。
そして、デザインの目標=ゴールと目的=オブジェクトが
合致しているのは「簡潔さ」です。
それは、シンプルさを超えた意義までという意味です。
だから、「Simple is best」では済まされないことです。
「Less is more」にまで至っているかどうかということになるでしょう。
それを実現するには、多分、「最大公約数的な一人称」と言っておきます。
つまり、自分の言葉=造形言語の言語道断さまで
自分を追い詰めることだと考えています。


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3 Responses to “「造形の言語道断」

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:02 AM on 2月 20th, 2014

    [...] 「一人称・二人称がInclusiveの基本定義」 「造形の言語道断」 「Inclusive Designの近傍的定義はトポロジー解」 tag: [...]

  2. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:02 AM on 10月 24th, 2014

    [...] 知らない人たちのニーズなんてわかるはずがありません。 「造形の言語道断」 製品コンセプト・一人称では三つが基本」 [...]

  3. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    1:45 AM on 8月 22nd, 2016

    [...] * 『本物に出会う「漆器」にもささやかな未来が見えた』 * 「造形の言語道断」 * 「フリーランススタートの頃」 [...]


This entry was posted on 水曜日, 2月 1st, 2012 at 12:00 AM and is filed under 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.