kazuo kawasaki's official blog

「瓦礫に祈りを・・・デザインによる復興計画を」




コンニャクのような私たちの日本列島。
地震列島に津波、
だから「防潮堤を」という発想には俄然反対です。
私はこのきもちを抱いて10ヶ月、復興デザイン計画書を書き上げました。
ひとまず、すでに現地に復興実施をしている企業の口添えで、
まず石巻でプレゼンをしました。
とちを、つちを、だから、まちを!という発想です。
とち・つち・みち・まち、そして東北は「通り」があります。
人工地盤には、上水道・中水道・下水道。さらに電力と情報によって、
インフラの整備をすることで、
ようやく「スマートグリッド」の基盤整備が可能になります。
政府は未だに「防潮堤」の計画を進めようとしていますが、
美しい海岸線を
高さ10m以上の壁面で取り囲むというこの智恵無き発想にあきれます。
まして、この防潮堤の土木工事は
これまでの建設関連既得権益と強固に結びついています。
被災地の人たちには未だに瓦礫が山のように立ちはだかっています。
そして遠方には何事もなかったがごとくの穏やかな海が広がっています。
毎日、津波で無くなった方々への鎮魂の祈りを捧げておられるようです。
私は、減災・防災・救災、そして安泰という
海面からの地盤高を考え抜いた人工地盤計画を持ち込んでいます。
リアス式の美しい絵画から、あの巨大な津波は、
女川の集落をすべて飲み込んでしまったのです。
それでも現地の人々は、
毎日、穏やかな海、荒れ狂う海を見つめて暮らしていく、
この日常性での安全+安心=安泰の地盤計画が必然と考えています。
帰阪後、風邪気味なので眠りに眠りました。
あらためて、津波でおそいかかった海に、
今、生きる人間の最大の智恵で、
「生活のつち・とち・とおり・まち」を創生させたいと考えています。


tag: つち, とち, まち, インフラ, コンニャク, スマートグリッド, デザイン, プレゼン, リアス式, 上水道, 下水道, 中水道, 人工地盤, 人工地盤計画, 企業, 創生, 地震列島, 基盤整備, 安全, 安心, 安泰, 復興計画, 情報, 政府, 救歳, 日本列島, 東北, 津波, 海面, 減災, 瓦礫, 発想, 石巻, 祈り, 被災地, 通り, 防潮堤, 防災, 電力


目次を見る

One Response to “「瓦礫に祈りを・・・デザインによる復興計画を」

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:02 AM on 6月 27th, 2016

    [...] これこそ、貧しい都市なのです。 *『瓦礫に祈りを・・・デザインによる復興計画を』 *『この実例に世の中の無責任でいいかげんさが表れている!』 [...]


This entry was posted on 土曜日, 3月 31st, 2012 at 12:00 AM and is filed under 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.