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「ヘルベチカは文字の結論になっている」




キャスロンとフーツラを最初に学びました。
美大入学とともに一年間、
レタリングの「訓練」が私のデザイン初体験でした。
デザインストロークというフリーハンドでの直線と曲線描きを
完全に手に覚えさせます。
カーペンターペンシルでのラフなアルファベットの書き順も覚えます。
スクリプト体はまさに毛筆での草書のごとく
身体化させなければなりません。
こうしたことが「HIRANO DESIGN METHOD」の基本です。
そして、前回紹介したスクリプトは
今もトレーニングをし続けています。
iPadでのスタイラス運筆は
この応用をそのうちAppleStoreでプレゼンする予定です。
東芝時代はマイクログラマがオーディオ機器には不可欠書体でした。
そして、ヘルベチカの進化は見続けてきたと思います。
一般には印刷はグーテンベルクが教科書的な説明ですが、
本来はアルドゥスの存在無くして印刷の進歩はありえなかったのです。
そして、ヘルベチカ、つまり「スイス」という名の書体は、
活字の鋳造技術とともに発展しました。
なおかつ、この書体の発案者と職人技を成し遂げた二人の人物を
世界中が支援していくのです。
ある意味ではパブリックドメインの事例の一つです。
というのは、このDVDで深く知ることができました。
しかも、この書体づくりに関わった人たちはまだお元気なわけです。
デザイナーに限らず、
このDVDは教養として観ていただきたいと思います。
結局はこの文字=書体が歴史を統合して、
「結論」を出してしまったのです。
「これなら、満遍なくみんなが分かる」ということでしょう。


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3 Responses to “「ヘルベチカは文字の結論になっている」

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 3月 5th, 2014

    [...] 深夜番組での試聴率においても評価され始めているようです。 「ヘルベチカは文字の結論になっている」 「デザイン基礎力の一つから現代社名ロゴをみると」 tag: [...]

  2. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:09 AM on 5月 28th, 2014

    [...] 「手を頭脳化するトレーニング=デザインストローク」 「ヘルベチカは文字の結論になっている」 「日本で最初のスクリプト体・恩師のデザイン」 tag: Aurexマーク, C.I., [...]

  3. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 10月 19th, 2017

    [...] コトのデザインは、モノのデザインの美しさが決定しています。 * 「ヘルベチカは文字の結論になっている」 * 「ロゴタイプ書体その基本ルールには伝統がある」 [...]


This entry was posted on 水曜日, 4月 18th, 2012 at 12:00 AM and is filed under 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.