kazuo kawasaki's official blog

「Kaossilator2から音楽と音響の未来が聞こえる」





モーグがシンセサイザーを発明したのは60年代。
ミニモーグとなって市販されたのが71年でした。
私はシンセサイザーのデザインを目指していました。
美大卒業を間近にして、
「デザイナーとして、音と光をデザイン対象に」と考えていました。
だから、主任教授も
「東芝に行けばシンセサイザーが出来るだろう」と説得されたのです。
確かに東芝は「オーケストロン」という
電子ピアノ楽器を商品にしていました。
しかし、私が入社直後に、
ヤマハの「エレクトーン」との競合により撤退しました。
その研究開発のエンジニアがAurexの部隊に加わったのです。
私は退院後車椅子生活になると、
KORG MS-20とSQ-10を2台で音楽というより音響を創り始めました。
それ以来、この種のシンセサイザーには強く心惹かれています。
今では、iPadの中にiMS-20もあります。
iPhoneの中には、iKaossilatorもあります。
しかし、このKaossilator2は進化してより以前機種より小さくなりました。
iKaossilatorと比較すれば、
インターフェイスは好き嫌いが分かれるでしょう。
しかし、Kaossilator2は、
シンセサイザー音源をほとんどポケットに持ち歩いている感覚です。
ポケットからメロディラインとフレーズラインで
自分の感覚をそのまま取り出すことが出来ます。
私は、この技術には、
現在行き詰まっている音楽界、作曲界の突破口があると思っています。
その突破口は音楽領域ではなくなってきているのです。
つまり、「音楽」と「音響」が
私たちのリズム感覚とテンポ感覚にどんなインスピレーションを与えるか、
これがこれからのミュージックです。
私たちは、時代時代の音楽に
自分の生涯や思い出を重ね合わせていますが、
本来、音楽も音響も、
私たちの感覚にインスピレーションを励起するコトです。
Kaossilator2に、
私はこれからの音楽+音響=イノベーションサウンド、
そんな耳鳴りが聞こえてきそうな気がしてなりません。


tag: Aurex, iKaossilator, iMS-20, iPad, iPhone, KORG, SQ-10, イノベーション, イノベーションサウンド, インスピレーション, インターフェイス, エレクトーン, エンジニア, オーケストロン, コト, サウンド, シンセサイザー, テンポ, テンポ感覚, デザイナー, デザイン, デザイン対象, ピアノ, フレーズライン, ポケット, ミニ, ミニモーグ, ミュージック, メロディライン, モーグ, ヤマハ, ライン, リズム, リズム感, リズム感覚, 主任教授, 作曲, 作曲界, 励起, 卒業, 商品, 好き嫌い, 市販, 年代, 思い出, 感覚, , 技術, 時代, 未来, 東芝, 楽器, 機種, 生涯, 発明, 研究, 研究開発, 突破口, 競合, 美大, 耳鳴り, 自分, 説得, 車椅子, 車椅子生活, 進化, 開発, 電子, 電子ピアノ, 音と光, 音楽, 音楽界, 音楽領域, 音源, 音響, 領域


目次を見る

One Response to “「Kaossilator2から音楽と音響の未来が聞こえる」”

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 2月 24th, 2017

    [...] ひたすら、彼の想像力をサルトルの分析に照らし合わせてみます。 * 「Kaossilator2から音楽と音響の未来が聞こえる」 * 「ビデオアート・現代音楽・オーディオの統合化をめざす」 [...]


This entry was posted on 水曜日, 8月 8th, 2012 at 12:00 AM and is filed under 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.