kazuo kawasaki's official blog

「3Dプリンターの素材と成型精度」





光造形システム、私は17年携わってきて、
最初は紫外線レーザーが半導体レーザーに変わりました。
そして、エポキシ系樹脂も、
最初の湿度管理と装置からとても簡便になりました。
素材も、特に医療系は光造形データはシリコン系でも、
ほとんど内臓器官同様の柔らかさで「手術前シュミレーション」にまで、
使えるようになりました。
そして、今、阪大ではデザインのモックアップと
医療関連のスキャナデータを再現するのに使っています。
最大の問題は「造形サポート」設計がデメリットでした。
ところが、3Dプリンターでは、
2000分の1まで回路造形では可能になってきました。
しかし、私は「素材問題」はまだまだ開発が望まれると考えています。
チタンとカーボンもありますが、
カーボンは粉末ではなくて、やはりテキスタイルとしての繊維状成型です。
とりあえず、画像表現されている素材毎の成型は可能になっています。
しかし、私はこの素材提案には新たな感性が必要だと思っています。
何が3Dプリンターの素材かというと、
これまでの素材開発メーカーでは無理がありそうです。
現在私が必要と考えている素材は●●●です。
これは提案されてから具体的な応用範囲が限られていたから無理でした。
しかし、私には目論見があります。
なんとか、素材メーカーに具体物を持ち込んで説得しなければなりません。
画像は海外で試行された素材ですが、
これらの欠点はすべてがソリッド=塊です。
これは光造形がソリッドで考えられた頃と、
同次元の発想が残存しているからです。
3Dプリンターはサポートが無いだけに、
2Dへの吹きつけそのものを変換すべきだと考えています。
ただ、大きな問題は、これからの成形物は、
なんらかの清潔感や耐菌性や耐放射能までが考慮されるべきです。
まずは、「素材、その射出形状のデザイン」が基礎になるべきでしょう。


tag: 3Dプリンター, エポキシ系樹脂, カーボン, サポート, シリコン系, ソリッド, チタン, テキスタイル, デザイン, デメリット, モックアップ, 光造形, 光造形システム, 具体物, 内蔵器官, 医療系, 半導体レーザー, 回路造形, , 射出形状, 応用範囲, 感性, 成型, 成形物, 手術前シュミレーション, 柔らかさ, 残存, 海外, 清潔感, 湿度管理, 画像表現, 目論見, 簡便, 粉末, 素材, 素材開発メーカー, 紫外線レーザー, 繊維状成型, 耐放射能, 耐菌性, 設計, 開発


目次を見る

2 Responses to “「3Dプリンターの素材と成型精度」”

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:02 AM on 8月 22nd, 2016

    [...] す。 自分のデザイン代表作のモックアップは全てこのメーカー製です。 * 「3Dプリンターの素材と成型精度」 * 『本物に出会う「漆器」にもささやかな未来が見えた』 * 「造形 [...]

  2. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:18 AM on 11月 24th, 2017

    [...] * 「PKDの途中報告」 * 「3Dプリンターの素材と成型精度」 *  *  tag: DESIGN, idea, Thinking, たどり着けない, ひらめき, ほうれい線, [...]


This entry was posted on 金曜日, 4月 26th, 2013 at 12:00 AM and is filed under 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.