kazuo kawasaki's official blog

「HMD・『単眼タイプスカウター』を米国でプレゼンは失敗だ」





ベンチャー企業の能力を想い知らされたプレゼンがありました。
スカウターを商品化して、単眼タイプのプレゼンをしました。
私が随行すべきだったとつくづく思います。
米国で仕事をして、どれほど日本人であることゆえの体験、
それ以来私は、米国と対峙していくことを決意していますが、
このプレゼンも同様でした。
「アメージング」と評価を受けたとの報に私は怒りました。
彼らがそういう表現の時は、評価などしていません。
プレゼン現場で、彼らが黙り込むことが成功の証です。
結局、これらのアイディアは同時進行だったのかもしれません。
が、彼らがこの企画内容に確信をしたことは確かです。
以後、このメーカーがフリーランスのプログラマーを、
彼らのチームに入れた情報も聞こえてきました。
私は密やかに彼らとの競合が始まっていることを冷静に受け止め、
なんといっても1994年代からHMDをスカウターと呼び、
さらに、瞳孔距離や頭眼部位への装着性能を知る限り、
絶対に勝つ、ということをチームにも言い聞かせています。
いずれにせよ、眼球周囲は製造物責任に取り囲まれています。
なんといっても、現状のCPUやLSIの発熱と冷却は問題です。
さらに電源・バッテリー関連技術は世界的にも、
まだまだ能力不足があります。
だとするなら、光学とメガネスタイルの実装性が決め手です。
いづれ、リアル画像にバーチャル画像、
何をOSにすべきであり、ジェスチャーインターフェイスまで、
統合的なデザインが求められています。
空中での触覚性能にも新たな技術が必要です。
そして、何よりも重大なことは、
こうしたプロジェクトを意志決定できる経営者能力が、
現代日本に大欠落していることです。
現場の能力が最大に発揮出来ないでいることに、
私は大きなストレスを感じています。
国難の最中ゆえに、大きな意志決定できる経営者を望んでいます。


tag: CPU, HMD, LSI, OS, アイディア, アメージング, ジェスチャーインターフェイス, ストレス, チーム製造物責任, デザイン, バッテリー, バーチャル画像, フリーランス, プレゼン, プログラマー, ベンチャー企業, メガネスタイル, メーカー, リアル画像, 企画, 光学, 冷却, 単眼タイプスカウター, 商品化, 失敗, 実装性, 成功, 技術, 日本, 日本人, 発熱, 瞳孔距離, 米国, 経営者能力, 装着性能, 触覚性能, 評価


目次を見る

2 Responses to “「HMD・『単眼タイプスカウター』を米国でプレゼンは失敗だ」

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 2月 13th, 2014

    [...] 【ブログの関連記事】 「HMD・『単眼タイプスカウター』を米国でプレゼンは失敗だ」 「HMDを『スカウター』と呼んでいる・商品化されたモノ」 [...]

  2. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    4:15 PM on 4月 9th, 2014

    [...] 「『アンチテンション』は、今ではメガネスタイルの基本だ」 「HMD・『単眼タイプスカウター』を米国でプレゼンは失敗だ」 tag: [...]


This entry was posted on 月曜日, 8月 12th, 2013 at 12:00 AM and is filed under 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.