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『わが哲学の恩師・中村雄二郎先生』





高校時代は「倫理社会」その中の哲学が最も好きでした。
大学入試の模擬テストでも、この科目だけは全国トップでした。
「哲学」を本当に深く知るようになったのは、
中村雄二郎先生と直にお目にかかり、いくつも勉強しました。
だから、この本棚には特別の想いがあります。
あるとき、「このナイフのデザイナーは?」ということで、
先生自らが福井に来訪され、以後は、なんでも聞きました。
先生の新聞連載のイラストを任されたこともあります。
先生は、考え方をフランス語で打ち込まれるので、
フランス語のキーボードを用意したこともあります。
先生は、明治大学退任直前には、
アップル日本法人の新聞全面コマーシャルにも出演されました。
デザイン・デザイナーの批評はとても子細なコトまで熟知。
かつては日本のグッドデザイン賞の思想を教示してもらいました。
先生を囲んでの勉強会は素晴らしく楽しいものでした。
現在日本のデザイン界に哲学的な支柱が無いと私は思っています。
「デザインは難問解決である」とか、
ロボットデザインにおいての理論的背景も教えられました。
デザイナーは、「形態論」だけを語っていてはいけない、
「身体論」での論議性を懸命に解説をしていただきました。
この秋、フランスとカナダが共同してのプロジェクトにおいて、
私は、医療・原子力・ロボットがテーマになっていますが、
ロボットデザインでは、中村先生からのヒントを紹介します。
先生は今は加療中ですが、この本棚には先生がおられます。
私はこの本棚の前で佇むときにはいつも想い出すことが出来ます。
私の著作にも一文書いていただいたこともあります。
つまり、デザインにはこうした哲学の先生が最も必要なわけです。


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3 Responses to “『わが哲学の恩師・中村雄二郎先生』”

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 7月 12th, 2016

    [...] 手帳」から、「手帳システム」を なんとしても開発してほしいのです。 *『わが哲学の恩師・中村雄二郎先生』 *「ISOTでの勘違いを発見」 *「TV番組の役割は終わっていることを再確認 [...]

  2. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    1:04 AM on 9月 10th, 2017

    [...] * 「オノマトペ=感性評価軸が学術検証された」 * 『わが哲学の恩師・中村雄二郎先生』 * 「ハングル=表音文字・その根幹にある意味性」 tag: 4次元, Vo-Cal, [...]

  3. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 11月 14th, 2017

    [...] 私のことを紹介とともに書いていただいています。 * 『わが哲学の恩師・中村雄二郎先生』 * 「緊急課題になった『リトルネッロ論』の再考と具現化」 * 「 [...]


This entry was posted on 金曜日, 11月 15th, 2013 at 12:00 AM and is filed under 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.