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『布の感性評価はこれまで無かったからこそ』





布には七つの要素があることは何度も書いてきました。
・こし
・はり
・きしみ
・しゃり
・ふくらみ
・ぬめり
そして、しなやかさです。
私は、しなやかさは形容動詞ですから、布の手触り感覚はまず、
このしなやかさで最初に判断が可能です。
こし・はり・きしみ・しゃり・ふくらみ・ぬめりの六つは、
まず、主観的に確認し、さらに、同意意見を確認することで、
客観的な感覚評価が出来ると判断しそのためのツールを考案して、
持ち込まれた繊維メーカーからの素材すべてにひとつひとつ、
しなやかさを確かめ、次に、ぬめり感があるか、はり感があるか、
あるいは、きしみ感があるが、それはしゃり感を感じるからとか、
そのような会話と素材を手触り合いながら、
ふるさと福井の繊維メーカーの若手たちと確認をしあいました。
私は、このような感性評価を成し遂げていくことは、
おそらく世界でも最初のことだと確信しています。
いづれ、この感覚を源に、
「製品開発とその実際感」の展示会を必ず開催することで、
私はやっと人間が布・繊維の感性評価が可能になる、
そんな気がしてなりません。
それは布と人間の関係、
特に、感性的な評価軸を再検証することで、
もっと重大な繊維素材の開発が可能になるだろうと思うからです。
これまで、ファッション的な商品選別の確実な感覚を
日本だから、繊維産地だから世界の評価軸を決定するつもりです。
この決定こそ、「羽二重・HUBTAE」ブランドの基盤にします。

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4 Responses to “『布の感性評価はこれまで無かったからこそ』”

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:40 AM on 2月 16th, 2014

    [...] 「易しそうなテーマだが難しそうなデザイン解」 「感性評価」 tag: コトからモノ, [...]

  2. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 4月 24th, 2014

    [...] なぜなら、先駆者たちの闘い方を大参考にするつもりです。 『布の感性評価はこれまで無かったからこそ』 「『はぶたえ=羽二重』の目立たなかった布の美しさ」 [...]

  3. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:11 AM on 9月 26th, 2014

    [...] 『幼児たちの布感覚=感性評価実験から最学習』 『布の感性評価はこれまで無かったからこそ』 tag: HUBTAE, きしみ, こし, しなやかさ, しゃり, ぬめり, はり, ふくらみ, [...]

  4. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    11:37 PM on 10月 29th, 2017

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This entry was posted on 日曜日, 12月 15th, 2013 at 12:00 AM and is filed under 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.