kazuo kawasaki's official blog

『「土地の記憶」は鳥居の位置その変遷にある』





私は「ち」という言葉に日本思想の理念の一つがあると考えます。
土(つち)・土地(とち)・街(まち)の上に、
かたち・きもち・いのちが存在していると言ってきました。
このつち・とち・まちの思想こそ、
日本列島の国土計画になると考えてきました。
3.11で学んだことは、津波という天災の力でした。
津波は海から襲ってくることも怖いですが、引き潮の力、
それは6から60倍の力があります。
だから、防潮堤を高々と建設することはとても愚弄なことです。
あるデザイン系大学の学長とそんな論議をして教えられました。
海浜ラインの変遷、津波の経験、さらに地震津波への知恵は、
「土地の記憶」のアナログな調査にほかならないということです。
最近の天災後の土地調査はGPSでのデジタル調査では、
とても核心をついた計画にはつながらないということです。
今、私が畏れている南海トラフでの想定可能な津波、
襲いかかる時間と津波の高さです。
瞬間であり、とてもその津波では助からないということです。
したがって、その場所=土地の記憶をその所にある鳥居の位置、
これが歴史的な変遷を探り、実際にその土地で確認すること。
私は引き潮力への対策とその地盤土壌改革を成し遂げることです。
この計画を早急に成し遂げなければなりません。
私の元に、ひょんなことから想像外のアイディアが来ます。
だから、私はこれをなんといっても次の天災対策にすることです。
3.11、いやあの阪神大震災はすでに19年も経ちました。
そして報道されない震度1や震度2は毎日頻発しているのです。
東京オリンピック・パラリンピックまでの6年間、
この間に私たちは想定内の実現デザインを急ぐべきでしょう。


tag: 3.11, GPS, いのち, かたち, きもち, , つち, とち, まち, アナログ, デザイン, デジタル調査, パラリンピック, ライン, 位置, 南海トラフ, 国土計画, 土地の記憶, 土地調査, 土壌, 地震津波, 報道, 変遷, 天災, 実現デザイン, 引き潮, 想像, 愚弄, 日本列島, 日本思想, 東京オリンピック, 津波, , 海浜, 言葉, 計画, 論議, 阪神大震災, 防潮堤, 鳥居


目次を見る

2 Responses to “『「土地の記憶」は鳥居の位置その変遷にある』”

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:03 AM on 3月 13th, 2014

    [...] 「若手デザイナーの観察眼・被災地へのまなざし」 『「土地の記憶」は鳥居の位置その変遷にある』 tag: [...]

  2. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:23 AM on 6月 12th, 2016

    [...] *『瓦礫と化した自動車が問題ではない』 *『「土地の記憶」は鳥居の位置その変遷にある』 tag: 3.11, 37大学, コピー, デザイン, デザイン賞, デザイン部門, トップ, [...]


This entry was posted on 金曜日, 1月 24th, 2014 at 12:00 AM and is filed under 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.