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『木版の仏教経典に学ぶこと』





今年最初に森政弘先生の特別講義を東大で受けて以来、
森先生からも直接に参考文献を紹介されました。
だからなんとしても65歳までに読み切ってしまいたい書籍は、
とうとう木版の経典に及びました。
大乗仏教の「華厳経」に至っています。
正直なところ、私の仏教知識には及んでいませんが、
解説書で「国譯一切経」を頼りにしながらそれなりに懸命です。
森先生から指南されたのは「国譯一切経」ですが、
これがなんと280冊以上あります。
床が抜けるほどと言われましたがそれを全て読破は無理でしょう。
この「大方廣佛華厳経」も最小の全60巻を選びました。
原始基督教からプロテスタントまでやイスラム教も入門程度は
ほとんど読破してきましたが、
私は仏教徒であることをとても誇りに思います。
その最大の理由は、仏教・キリスト教・イスラム教という三つの
主要宗教論のなかでは、最も高大であり崇高だと確信するのです。
ただし、現代の小乗仏教や仏教を基盤にして分類された
仏教の新興宗教が起こしてしまった誤りは許せません。
さらに、私の思考論の対象は「デザイン」ですから、
私の中ではこの大乗仏教で学べることは宗教論ではありません。
きっとこの知識と感慨は自分のデザインに反映させるつもりです。
「国譯一切経」ではどうしてもこれらの解説だけではもの足らず、
結局は「大方廣佛華厳経」にたどりつきました。
そして最もこの経典が木版印刷であることはとても新鮮でした。
読書では日常的には電子本になっていますが、
こうした経典という書籍が木版であるという手触り感には、
私は確かな文字が手から生み出されているという感覚があります。
この感覚こそ人間にはとても大事で大切なコトだと思っています。

『今年早々、最高の講義を受ける・森政弘先生の仏教論』
『華厳経に入ろうと思う・森政弘先生の講義から』
『神仏像をもっと知っておきたいと考える』


tag: 文字が手、木版印刷、小乗仏教、仏教・キリスト教・イスラム教、原始基督教、大方廣佛華厳経、国譯一切経、仏教知識、華厳経、大乗仏教、森政弘先生


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This entry was posted on 火曜日, 2月 25th, 2014 at 12:00 AM and is filed under 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ, 資本主義から逃走せよ!. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.