kazuo kawasaki's official blog

『鉛筆削りナイフ・伝統技の記号づくりと情報づくり』





私がデザイン導入を越前打刃物産地に導入して30年になります。
社会的な提案で「スコラ=学校という意味のラテン語」という、
鉛筆削りを商品化しました。MoMA=New York近代美術館に、
永久収蔵され、美術教科書にもデザインとして紹介されています。
当初はすべて金属製で砥石や皮ケースもつけましたが、
プラスチック化して廉価にしました。
そしてデザインは全く変えていなくてもロングライフ商品です。
今や、鉛筆は消滅しかかっています。
ある大学で、鉛筆は数人しか使っていなくて、
ほとんどがシャープペンシルだったという調査があるくらいです。
結局、包丁が使えない、リンゴの皮がむけない、という風潮で、
私は鉛筆削りによって刃物に親しんでほしいという商品でした。
いつの日か、この商品も無くなるのかもしれませんが、
刃物は人類にとって最高の道具です。
なぜなら、刃物があれば、それで次の道具が創れるからです。
そういう意味では、鉛筆+刃物=ナイフ使い勝手の基本です。
これは鉛筆削りというナイフの記号そのものです。
記号としてのナイフだから、表現しているのは安全な使い勝手と、
意味していることは、「切る」「削る」という行為の内容です。
とても簡単な「かたち」にすぎませんが、
現在の家電での道具足る表現とその意味とその内容は、
格段に使い勝手の安全性や記号性を失っていると思うのです。
そういう意味では、私は伝統工芸産地でこの商品づくり、
すなわち「記号づくり」は正直で素直であったと自負しています。
私は、すでに製品でも
商品でもなくて、
今後は「記号づくり」が重要になってきていると主張しています。
しかもさらに需要なのは「記号」と「情報」の創造創作です。
「記号づくり」+「情報づくり」、この一元化だと確信します。

「750年をタケフナイフビレッジで革新して30年」
『タケフナイフビレッジにはもっと要求する』
「タケフナイフビレッジ第二世代へ理念を伝える」
「タケフナイフビレッジの次世代へ」


tag: ゴシップ, スキャンダル, タレント引退, 商業的訴求程度、新聞情報価値、内容優先度、新聞情報形式、政治・海外・事件・芸能という 、情報優先度、メディア、見てすぐ分かる」、情報形式・内容、タレント引退, 情報づくり, 表現, 記号づくり, 記号性


目次を見る

3 Responses to “『鉛筆削りナイフ・伝統技の記号づくりと情報づくり』”

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 5月 5th, 2014

    [...] 特に、鉛筆、色鉛筆にはこの三つは大事で大切なモノです。 『鉛筆削りナイフ・伝統技の記号づくりと情報づくり』 「大好きな色鉛筆・最近のお気に入り」 [...]

  2. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 6月 16th, 2014

    [...] その神髄を見せて、さらに現地を拡大していきたいと思っています。 『鉛筆削りナイフ・伝統技の記号づくりと情報づくり』 「タケフナイフビレッジの次世代へ」 tag: 1000社, 2.8社, TAKEFU KNIFE VILLADGE, [...]

  3. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 7月 26th, 2017

    [...] なのです。 デザインと「手づくり」をいつも考えています。 * 『鉛筆削りナイフ・伝統技の記号づくりと情報づくり』 * 「伝統とは『裏切る』ことへのアプローチ」 * 「プロ [...]


This entry was posted on 金曜日, 3月 7th, 2014 at 12:00 AM and is filed under 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ, 資本主義から逃走せよ!. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.