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『あくまでも「素材」は木質で確かめる』





私はデザイナーとしてますます素材が大事だと思います。
最も手短に確かめることができるのは、「鉛筆」にあります。
このメーカーが鉛筆づくりには正確な素材表現をします。
それだけに、時折、木質に拘った鉛筆を
必ず、自分の一本にしたり、あるいは消しゴムでも、
カラー表現に取り囲まれるとき、この職能であって幸運でした。
とりわけ、木質では、デザイナーに成り立ての頃には、
塩ビシートの開発で、木目・木質そっくりの型出しに、
印刷メーカーの工場で、職人気質の人に育ててもらいました。
私が常に思い出すのは「ブラジリアン・ローズウッド」の木目。
そっくりにレンダリングに描いて、その塩ビシート化をしました。
私のイメージは絵に表れていましたが、
「お前はまだ学校出たてだろう?」
「お前は自然のブラジリアン・ローズウッドの木知ってるか?」
と言われて、
「見たことがありません」
「本物を絵にしてから出直せ」と言われたものでした。
東芝のデザイン室にある資料室には、本物の木の板がありました。
それを見ても分からずに、工場で教わったのです。
「ブラジリアン・ローズウッドは南洋材だ、
だから大きな樹木には育たない、直径がほぼ150mm程度だ、
だとするなら、木目は細かい」、と教わりました。
それ以後今日まで素材は必ず本物を見て確かめることが重要です。
今、まだ本物を確かめていないモノは、
ウラン鉱石です。
聞いた話では、幾重にも色彩が光り輝いているということです。
それなら、ネックレスに!と、
しかし、そんなことをすれば被爆してしまいます。
だから、絶対に見たいのはプルトニウムそのものを、
素材として確かめることも重大だと思っています。

「大好きな色鉛筆・最近のお気に入り」
「プロとして元気の素は鉛筆への作法」


tag: プルトニウム、ウラン鉱石、南洋材、塩ビシート、ブラジリアン・ローズウッド、木質、素材表現、鉛筆、素材、


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2 Responses to “『あくまでも「素材」は木質で確かめる』”

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:03 AM on 12月 25th, 2014

    [...] 「プロとして元気の素は鉛筆への作法」 『あくまでも「素材」は木質で確かめる』 「iPad Stylusを使うと分かること」 tag: iPad, iPad描画, シャープペンシル, [...]

  2. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:11 AM on 8月 7th, 2017

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This entry was posted on 日曜日, 3月 30th, 2014 at 12:00 AM and is filed under 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 未分類, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.