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『3D-Printingで日本の伝統工芸を革新するサーキット』





「サーキット」というのは、
単なるネットワークではなくて、まさに回路の性能があります。
私は流行幻想となっている3Dプリンターブームを見てきました。
フォーラムもやり、国内の本物の人物たちを決めました。
ブーム、それも米国流だけをあさっている著作本には呆れ果て、
本格的に日本流のひとつは、全国各地の伝統工芸産地、
この産地に現行の3Dプリンター成果物を送って、
日本の伝統技で美学的な仕上がりのあるモノを創ること。
これは、欧米には絶対に不可能なことです。
光造形が95年当時にも騒がれました。私は85年ごろ知りました。
そのときも、絶対に生きのびないモノを一杯みました。
いま、3Dプリンターブームもそっくりなことに唖然とします。
それだけに、狙ってきました。
現在の3Dプリンターでは成果物には素材的な限界が明白です。
しかし、形態は歴然と作り手に伝えることが可能です。
私のこの「サーキット計画」も、一つの初期段階にすぎません。
しかし、日本の伝統工芸それぞれの産地で、
産地毎の伝統技が加われば、
本当に欲しい3Dプリンターは何かがわかるでしょう。
このシステムが未来の産業形態を変えるという発想が間違いです。
未来の産業形態とは、少なからず、伝統技からの発想が重大で、
金型をプリントアウトするということを言い出している無知さを
なんとしても私は否定したいと考えています。
なぜなら、日本の伝統工芸の下敷きは、
すべからく、日常生活に何が必要であり、その効能こそ、
生活に存在すべき価値の美学的表現と内容だったからです。
「3D-Printing CIRCUIT」が日本から始まるのです。


『3Dプリンターが創成する伝統工芸産地サーキット計画』


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This entry was posted on 木曜日, 5月 8th, 2014 at 12:00 AM and is filed under 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.