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『SF映画に示唆される未来性の確認には「目印=sign」がある」





私は月4本は必ず映画を観ることにしています。
京都か金沢です。それは車倚子者に対応しているからです。
東京は駄目ですし、大阪には清潔感が欠如しています。
とりわけ、SF系の映画には、工業デザインの未来的な「かたち」が
その映画のプロットと演出性、CG表現に表れているものです。
当然のこと、SFは記号論やエソノメソドロジー的な想像力と
比例関係にあると思っています。
したがって、未来にその形態=かたちや機能実装性はあり得ないと
私が判断できる映画は繰り返し観ることはありません。
「Oblivion」はすでに幾たびか観ていますが、Plotよりも、
登場するモノに最も興味があります。
未来の住宅、そのコンピューターシステム、新たな飛行物体、
そして、燃料電池や巡回防衛用の武器に、SFデザインがあります。
もし、このヘリコプター的な飛行物体のスピードに、
人間の動体視力性がついていけるかどうかはあやしいですが、
私は美しいかたちが出来ていると思います。比して、
登場するオートバイ風の形態は発想不足をいくつも発見可能です。
また、この映画を観ながら、この映画をヒントに開発可能なモノを
いくつか発見することができました。
そうなると、原書で確認をしたくなります。
SFは人間の想像力が未来に対してどの程度であるかを確認できます。
最近の工業デザイン的な成果は、未来性への諦観があるようです。
諦観ならば、それなりの思想があるのでしょうが、「諦め」ならば、
その諦めは、技術進化を拒んでいる「金儲け」だけの浅ましさです。
特に、ベンチャー企業の経営者には「未来性の大欠如」が明白です。
おそらく、このような未来性やせめてSF性を排除している企業は、
30年後には、1000社企業の中で生きのびているのは、3社程度です。
無論デジタル技術を基盤にする大企業はすでに倒産が見えています。
SFには、エソノメソドロジー的な未来発想の目印があるのです。
つまり、「目印=sign」を創出するdesignがありますが、
resigin という「諦め」という意志決定もあるということです。


「SーSign、私はこの言葉とともにある」


tag: CG表現, DESIGN, resigin, SF映画, 「Oblivion」, 「目印=sign」, エソノメソドロジー, コンピューターシステム, デジタル技術, プロット, ヘリコプター, ベンチャー企業, 動態視力性, 原書, 巡回防衛用の武器, 形態=かたち, 月4本, 未来の住宅, 未来性の大欠如, 機能実装性, 演出性, 燃料電池, 記号論, 飛行物体


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One Response to “『SF映画に示唆される未来性の確認には「目印=sign」がある」

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 12月 1st, 2016

    [...] リスクは デザインが四分の一は背負っていると考えます。 * 『SF映画に示唆される未来性の確認には「目印=sign」がある」 * 『「百貨店の終焉」が始まっていると見ている』 *  [...]


This entry was posted on 木曜日, 7月 17th, 2014 at 12:00 AM and is filed under 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.