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『民藝へのアンコンシャスビューティを再熟読』





「柳宗理生誕100年記念講演」以来、
私はあらためて先生の作品系譜から、柳宗悦「民藝論」を
再熟読をしています。
多分もう一度「川崎、読み直せ」と言われていると
自分に言い聞かせています。
アノニマスデザイン・ゲマインシャフト・アンコンシャスビューティが、
先生から受け継いできたデザインの要でした。
先生はスケッチやレンダリングよりも、
ともかく、現場での実験モデルを重要視されていました。
そのことを私は正面切って、先生にぶつかっていきましたから、
学生時代は睨まれ、叱られながらも、なぜか一杯話をしてきました。
レンダで誤魔化すな!− いえ、レンダでも十分に語ってみせます。
図面を書きすぎるな!− いえ、いやというほど図面を画きます。
でも、現場のゲマインシャフトを護り抜き、
アノニマス性を順当に受け入れてきました。
アンコンシャスビューティを何としても見出そう!
これを私は自分のデザインの核心にしてきたと自負しています。
先生が、父親の「民藝論」増補版で製作者の方々に、
大変な敬意を語られています。
同様に、先生のご子息・柳新一氏に、
私はアジアで盛大な展覧会なのに生誕記念講演だけで
本当に申し訳なかったと伝えました。
そうしたら
なんと「民藝」が商業主義の基盤的背景になっているとの話に、
私はまず、先生の怒りの表情を見ました。
2005年に亡くなってしまった女性デザイナーの仕事を見事に、
自分のデザインだと言い切ってしまう狡猾さを反映して、
「民藝」を自分の商売デザインに平然と悪用する輩を許さない!
私は改めて「民藝」を護り抜かなければならないと決意しています。
「川崎、叱っているのだ、怒っているのではない」、
先生の声が耳鳴りします。
が、「民藝」を広告コピーとしていることには、
柳宗理先生は大激怒しておられるでしょう。


tag: アノニマスデザイン, ゲマインシャフト, 商業主義, 大激怒, 怒り, 柳宗悦, 柳宗理, 柳宗理生誕100年記念講演, 核心、アノニマス、レンダリング、スケッチ、アンコンシャスビューティ, 狡猾さ, 耳鳴り


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2 Responses to “『民藝へのアンコンシャスビューティを再熟読』”

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:26 AM on 5月 23rd, 2016

    [...] *『教え子で得をしたことがあります。・・・』 *『民藝へのアンコンシャスビューティを再熟読』 *『藝と醫を略字化したことは本質を見間違える!』 [...]

  2. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    10:16 AM on 3月 3rd, 2017

    [...] * 『モダンデザインの造形に潜むスーパー楕円』 * 『民藝へのアンコンシャスビューティを再熟読』 tag: 101匹目, お風呂, アノニマス性, アーツ&クラフト運動, [...]


This entry was posted on 月曜日, 7月 13th, 2015 at 12:00 AM and is filed under ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.