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『親方二人目の褒章受勲・タケフナイフビレッジ』





東京から福井に帰ったときに、東京には在るが福井には無いものだらけだ、
どうして生きて行こうと思っていましたが、逆発想をしました。
福井にあって東京には無いもの。
それが越前市(旧武生市)の伝統工芸の打刃物であり、
あることで若手の刃物工業研究会との出会いがありました。
3ヶ月黙っている彼らに自分は難し言葉使いをやめて福井弁で話ました。
新素材開発でメーカー交渉を産地の代表として徹底的行いました。
国内外で展覧会をやり「タケフナイフビレッジ」を絶対に実現約束。
行政の力を借りずに「借金をして取り組んでもらう」ということ、
そのデザイン戦略をともかく盲信してもらうことでした。
ステンレスで鋼をサンドイッチにした高品位ステンレス鋼で
「ハマグリ刃:蛤のように断面で見ると中央が膨らんでいる刃」を
火づくり鍛造してもらいました。
世界で初めてすべて金属製ゆえの一体の刃物ゆえに、
熱湯で一変に大腸菌が防菌可能な一体金属の刃物を開発しました。
徹底的に図面に精確な研磨によりビッカー値硬度も60~62を実現。
その製品開発の中でも、高品位ステンレス鋼をグリップ部分に、
私の造形言語である「ウェーブレット(さざ波のよう波型)」を実現。
それを成しえてくれた今では親方・第一世代の加茂勝康氏が
瑞宝単光章を受勲できました。
昨年は安立勝重氏が受勲しました。
加茂氏はスキー、安立氏は登山家、それぞれの世界でも重鎮です。
第一世代では癌に冒されても「技を伝えて」と半ば命令していた浅井氏は、
工房でもう限界と言って2週間寝込んで逝ってしまった仲間です。
今、第一世代9名、第二世代20名を率いていますが、
新メンバー・新デザイナーを私は選別して、
「ナイフスクール」を本格的に開校します。
二人目の受勲お祝いの会は、さらに盛大に全員で祝いたいと思っています。

*11月5日Staff Blog
*『刃物の地肌、その偽物氾濫が流行している』
*『 ひとりの親方が逝った・・・ 』
*『タケフナイフビレッジ、恩人を見送った。』
*「鎌倉時代名刀と江戸時代名刀を語り合う」


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4 Responses to “『親方二人目の褒章受勲・タケフナイフビレッジ』”

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:01 AM on 6月 20th, 2016

    [...] 。 明確に自分流には「ライン発想」が必須だと確認しています。 *『親方二人目の褒章受勲・タケフナイフビレッジ』 *『750年をタケフナイフビレッジで革新して30年』 *『ひとりの [...]

  2. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    1:07 AM on 10月 4th, 2016

    [...] * 『伝統工芸産地を補助金漬けから開放し法律の改正が必要』 * 『親方二人目の褒章受勲・タケフナイフビレッジ』 * 『毎日デザイン賞・同時受賞の佐藤晃一氏が逝去した。』 [...]

  3. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:02 AM on 2月 21st, 2017

    [...] 行書から草書体に蜜柑を食べながら、見詰めている次第です。 * 『親方二人目の褒章受勲・タケフナイフビレッジ』 * 『30年前のデザインを伝統工芸産地で商品化して今なお・・ [...]

  4. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    12:09 AM on 7月 4th, 2017

    [...] なぜなら、ナイフがあれば道具を創り出すことができるのです。 * 『親方二人目の褒章受勲・タケフナイフビレッジ』 * 『タケフナイフビレッジで第2世代を鍛える』 [...]


This entry was posted on 月曜日, 5月 2nd, 2016 at 12:00 AM and is filed under ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.