kazuo kawasaki's official blog

『書の手本は王羲之と藤原行成を選びます』





あらためて、自分は草書の書文字が美しいと思います。
そこで、手本は王羲之、藤原行成、そして電子辞書は
手放さずにいつも持ち歩いています。
最近はiPadにいつでも王羲之の文字は書き順とともに見直すことが出来ます。
ただ、余りにも草書体では、もうほとんど読解不能です。
祖父からもらった手紙は草書体が多くてなんとか読み取れる文字でした。
しかし、草書体の文字、本当は平安時代の女性文字の繊細さは美しいけれど
現代はほとんど読解できません。
藤原行成の書は筆使いが最も似ていると自分勝手に決めているだけです。
これまでは黒板とチョークでなければ書を伝えることができませんでした。
つまり、ホワイトボードでは無理でしたが、
今年の文具大賞では思いがけずホワイトボード用の顔料インクが出ました。
これでホワイトボードでも書道が出来るようになったのは
とても凄いことです。
自分の講義や講演ではそのまったく新しいホワイトボードが使えそうです。
それは、やがて王羲之を手本にして、書き順も確かめながら書が書けます。
電子辞書の書き順をそれぞれ草書で見ていると、
ここまで省略したら絶対に読めないだろうと判断して、
行書的でありつつ草書にしたい気持ちがあります。
ところで、夏を表すには中原中也を選んでいましたが、
秋なら、島崎藤村の詩が美しいのです。
そして、島崎藤村の詩などを読んでいると、
あの美しい日本語はどこに行ってしまったのだろうと思います。
そこで今は、懸命に藤原行成の書を集めているところです。



* 『黒板メーカー・馬印が実現してくれた「価値」』
* 『硯箱を整理しながら・・・』
* 『享保の手帖から私が学び直したこと』
* 「お盆・精霊馬の風習は願いを込めて、今年も!」
* 「『盆栽』・・・人生で多分し忘れたコトだと思う」


tag: iPad, チョーク, 中原中也, 女性文字, 島崎藤村, 平安時代, 手本, , 書き順, 書文字, 書道, 王羲之, 省略, 祖父, 筆使い, 美しい日本語, 草書, 草書体, 藤原行成, 行書, , 読み取れる, 読解不能, 講演, 講義, 電子辞書, 顔料インク, 黒板


目次を見る

One Response to “『書の手本は王羲之と藤原行成を選びます』”

  1. Kazuo KAWASAKI's official Blog | 企望を「までい」実現へ
    5:49 AM on 2月 5th, 2017

    [...] *  「曹洞宗第一道場・吉峰寺での『薪』割り」 * 『書の手本は王羲之と藤原行成を選びます』 * 「松岡正剛『ち』の根源=漢意による決定」 tag: 262文字, FaceBook, [...]


This entry was posted on 水曜日, 8月 31st, 2016 at 12:00 AM and is filed under ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 未分類, 祈望から企望へ. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.