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Posts Tagged ‘アイディア’


『「AurexのHi-Fiブランド」はやっぱり入手したのです』


   


     4月 18th, 2019  Posted 12:00 AM



私の東芝時代は、Aurexで次々と新作を出していました。
Aurexの終焉から20年も経ち、
AurexブランドでAM/FM・カセットテープ、
さらにCDをそのままUSBでパソコンといった
ハイレゾ対応CDラジオの新機種が登場しました。
東芝というよりも私はほとんどAurex専任でした。
東芝の部署配属希望で、第1希望 音響、第2希望 音響、
さらには、第3希望 音響と書いて提出した私です。
入社1年目に「Aurex」のロゴタイプを広告代理店を含めたコンペで、
私のデザインに決定してからというもの自体で私のブランドでした。
このブランドに心血を注いで製品デザインを手掛けました。
この写真のメタルカセットテープは、TDKですが、
実はこれはチーフのKさんのアイディアで、私が図面を引きました。
残念ながら東芝では採用されず、Kさんが「あれ、TDKに売ったよ」と
TDKの製品となることを私の入院中に聞かされました。
今やカセットテープは、40~50代だけではなく特に語学練習には
小学生にも当然のごとく、流行になっているという話です。
かっての私のデザインしたAurexゆえ、
どうしようかと迷っていましたが結局、これを入手しました。

メタルカセットテープ


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『もう一度、とっても会いたい菅野沖彦先生』


   


     3月 27th, 2019  Posted 12:00 AM



昨年、10月13日にダンディズムとしてのオーディオ評論家、
その道を極められた菅野沖彦先生があの世に逝かれてしまったのです。
私は好き嫌いがはっきりとしています。
たくさんの評論家の中でも特に先生に傾倒していました。
東芝時代、若手のデザイナーとして私のデザインを、自社の営業より
評価、理解していただいた先生の期待に応えたいと通っていました。
オーディオ評論家という枠を超えて、
パイプ、西洋人形などの世界観を教えてもらいました。
菅野先生が提唱された「レコード演奏家」は必ず残っていくでしょう。
コンピューター雑誌に私は連載を2つ持っていました。
あるときに、新進のスピーカー企業に行きました。
前日には菅野先生からもアイディアをもらったことを聞き、
「S先生」とエッセイで、菅野先生との東芝時代の想い出を書いたところ、
「S先生」とは菅野先生のことではないかと、オーディオ雑誌の編集者、
M氏が、交通事故と東芝退社で、途切れていたご縁をつないでくれました。
先生の自宅にお邪魔しました。
懐かしい空間と、選び抜かれたオーディオから、
音響を何十年かぶりに体感しました。
ワイフは、息が出来ないという音質を感じ取りました。
そして、先生から、「レコード演奏家」として、
私を取り上げていただくことになりやはり部屋を改装し準備しました。
今では、この程度で?と、
残念なオーディオでありビジュアルの評論家が多いのです。
東芝時代には、まずは先生に試作を持っていき
なかなか通らない私のデザインを
東芝の偉いさんに先生から説得してもらいました。
無神論者である私ですが、
先生とこちらで再度会いたいと思っています。

先生との対談


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『鏡・・・私の造形要素となっている』


   


     1月 27th, 2019  Posted 12:00 AM



「鏡」は、造形要素として使う最初のきっかけでした。
インダストリアルグラフィックでのアイディアと、
さらに、チューナーグリル、
そしてメーターに誰も思わなかった鏡を造形要素とし
Aurex チューナーST210が完成しました。
ギャラリー間での「プラトンのオルゴール」展では、凹鏡球面内の球を
虚像として浮かび上がらせるプラトンのオルゴールや
立体を鏡を介して絵画を出現させる
モンドリアンのオルゴールでもそのアプローチを実践しました。
さらに金沢21世紀美術館では、各展示空間で鏡との
対話、拡張、対立、調和と造形要素としての
鏡への実践的デザインを続けました。
鏡については、美術評論家・宮川淳で賢明に学びました。
「鏡の裏には冥府への道が・・・」があることや、
左右対称ではない「対称性の破れ」、そのデザイン的解釈を
このチューナーで表現しました。
ともかく、営業からは「これが売れるのか?」と詰め寄られ、
すぐに、殴りたくなる私を止めたのはKチーフでした。
私をいつもかばってくれたKチーフには今も頭が上がりません。
若い頃は、デザインを通すためには
力ずくでと目上の人達にも食ってかかっては
「高校時代なら殴ってる」と腕まくりをしていました。
結果、腕力ではなく、あくまでもデザイン力で、
パワーアンプ、メインアンプなどには、
インダストリアルグラフィックと鏡・鏡面が使われる状況になりました。

プラトン

モンドリアン


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『絶対に存在しないリモコン、そのデザインプロセス』


   


     1月 11th, 2019  Posted 12:00 AM



リモートコマンダー(リモコン)のペーパーモックと製品までです。
まず、私のアイディアは、「リモコンに丸孔を」開けようでした。
リモコンには全て基準がありますからそれらをクリアして、
また一方で単なるカバーリング、なのです。
リモコンの化粧直しで済まされることがほとんどで、
型から起こしてもらえる機会や企業はほとんどないでしょう。
技術批判は「丸孔なんて・・・」から始まり、
オーディオ標準の長いサイズへの調整と確認、
それを操作性とともに段階的に修正していき、最終決定となります。
私の場合ほとんどが、意思通りに今後の課題をふまえ、
「デザインが技術を進化させていく」ことができています。
私の想像力では、4つのボタンと液晶で、
全て機能性のコントロールが出来上がるところですが、
まだまだ一般化出来ないというメーカーの意見に納得しました。
だから、FORIS.TVだけです。
背面には、*リモコンの収納までありますし、
放熱孔さえまったくありません。
当然ながら、こうした表面だけではなく、
側面も底面も丁寧にデザインと技術が一致しています。
ともかく、リモコンで、技術や営業までを巻き込んで、
デザインプロセスを進化させることができました。


*リモコンの収納


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『実寸のペーパーモデルやレゴブロックでのモデル』


   


     1月 9th, 2019  Posted 12:00 AM



実寸のペーパーモデルです。
これは、私が世の中で一番上手いと思うチーフスタッフが制作しました。
坂野氏が作ったペーパーモデルは
当然デザインを検討するためのモデルで
耐久性をのぞんだモノではないのですが、
坂野氏のはモデルはいつまで経っても堅牢性があって、
実際はデザイン資料として現存もいくつかは保管してあり、
私の個展には展示したことがあります。
チーフの坂野氏は今はいくかの大学でも教えているので
細かなディテールまでつきつめるDNAが継承されることを望んでいますが、
なかなかスタッフの坂野博行氏ほどにはならないでしょう。
なぜなら、ペーパーモデルと同次元で、
新たなアイディアを入れなければなりません。
今ではデジタルソフトで、3D表現こそデザインと思っている、
そんな学生やアシスタントが大勢います。
だから、ペーパーモデルや段ボールでのアナログ性、
さらには、レゴブロックで思考できるデザイナーがいません。      
私自身の考えでは、こういったプロセスが実寸性が最も近いのです。
私はさまざまな世界観でアナログからデジタルを往来しているのです。
アップルとの仕事も、当時レゴブロックで回路図も考え、
それをエンジニアに見せ、実装の回路まで組み込ませてきました。
現在では、5分の1でも家具は考えられるようになっていますが、
今でもベースは実寸モデルがデザインワークと思っています。
角やアールも手が覚えてくれますから、
すべてがアナログから始まっています。


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10月14日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     10月 14th, 2018  Posted 12:00 AM

10月14日 友引(己卯)

デザイナーにとって
「未来」を創ることは、
これまで
誰も考えつかなかったような
アイディアを
「かたち」で実現することである。

『プレゼンテーションの極意』思いついたアイディア


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10月07日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     10月 7th, 2018  Posted 12:00 AM

10月07日 大安(壬申)

誰もがすぐに思いつくものではない。
アイディアを思いついた人自身や、
大げさに言えばその人の生き様、
個性が大きく投影されていることである。

『プレゼンテーションの極意』タブーの逆説「いい加減」なプレゼンの「良い加減」づくり


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10月03日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     10月 3rd, 2018  Posted 12:00 AM

10月03日 先勝(戊辰)

ツールの拡張性が少なく、
操作の煩雑性が低ければ低いほど、
発表者の、
本当は個性ある素晴らしいアイディアも、
どんどんと制限されていくことになる。

ツールに縛られるがゆえに、
自由な発想が小さくまとまってしまう。

『プレゼンテーションの極意』タブーの逆説「いい加減」なプレゼンの「良い加減」づくり


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09月27日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     9月 27th, 2018  Posted 12:00 AM

09月27日 先勝(壬戌)

ツールの拡張性が少なく、
操作の煩雑性が低ければ低いほど、
発表者の、
本当は個性ある素晴らしいアイディアも、
どんどんと制限されていくことになる。

ツールに縛られるがゆえに、
自由な発想が小さくまとまってしまう。

『プレゼンテーションの極意』タブーの逆説「いい加減」なプレゼンの「良い加減」づくり


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『コカコーラは透明にもなってきた』


   


     8月 21st, 2018  Posted 12:00 AM



コカコーラが多色になり、そして透明コカコーラが加わりました。
コーラは私の好きなビバレッジです。
これには二つの思い出があります。
まず、これは父から、多分中学生徒だったと思います。
父は第二次世界大戦で、運良く7.5年も従軍して、
半年はフィリピンでコカコーラとアイスクリームであり、
日本に帰国した際には十分に太っていたということです。
アイスクリームは、自分が車倚子になった時も、食欲不振の頃は、
アイスクリームだけを食していました。
最初はビールのように飲みにくいという印象がありました。
コカコーラは海外でも一番味が一緒で安心なのです。
もう一つは、美大でパッケージ実習では「より新しいモノ」をやりました。
これはペーパーモックでしたが、コカコーラのロゴは全て描きました。
新しいパッケージのアイディアよりも、ともかく一本一本にロゴを描き、
すべてがブラッシュ体だったのでともかくもうとんでも無く、
このロゴを描いていくのが大変でした。
今ならコンピュータで楽ちんな作業だと思います。
当時はすべて手描きでしたので、ブラッシュ体は何でも出来る能力でした。
そして、今年は透明のコカコーラが商品になってきました。
味はこれまでのコカコーラと同じであり、どちらかというと、
私にとっては凄い発明だったと思っています。
ともかくコカコーラとペプシが闘っていましたが
だれもがペプシとは言うのですが、コカコーラがやっぱり圧倒的です。
今も何か飲み物のときにも、私はコカコーラを頼んでいます。
その時には、美大での実習を思い出します。


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