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Posts Tagged ‘デザイナー’


8月23日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 23rd, 2011  Posted 10:00 AM

8月23日 赤口(庚戌)

素材について、
「懸念がある」と
判断された素材については、
デザイナーは
「使わない」ということが
大事だと考えている。

『デザインという先手』手筈


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「日本システムが壊れた理由のひとつ」


   


     8月 22nd, 2011  Posted 12:00 AM

敗戦後懸命だった日本。
それからの日本システム。
それは日常性が確約されていた、
今となってはパラダイス国家でした。
大震災と原発事故はこのパラダイスを破壊しました。
しかし、それ以前、政権交代を希求に至ったのは、
すでに崩壊していたと思います。
格差社会とか「勝ち組・負け組」とかという言葉が象徴でした。
日本システムは中産階級がほとんど日本流システムの中核。
それは企業の家族的な情緒性と完全雇用体制の完備でした。
現在は正社員と派遣社員という企業構造が、
企業中心の日本システムを失いました。
しかも、正社員より派遣社員の方が企業機能を果たしています。
雇用体制での差別社会、リストラと呼ばれる「解雇」、
これは日本システムの根幹=骨抜きにしています。
無論、この方向に追い詰められた原因は少なくとも、
五つあるでしょう。
◆ 政治能力・政治的リーダーがいないこと。
◆ 国際的経済破綻の連続とその政治対応無策性。
◆ 企業法人税はじめ税制度の無策性。
◆ 未来不安が次世代の精神性を低能力化。
◆ 教育システムー小学から大学までの教育者能力不足。
理由はまだまだありますが、無策性と能力不足が、
あらゆる局面、あらゆるコミュニティ、
そして高密度情報社会での情報格差が覆い被っています。
たとえば、コールセンターなども外注であったり、
サービス性だのCRM、ISOだの、さらにはブランド化だの
この喧騒性の中で、肝心のことが見失われています。
私は 47歳で大学人になりました。
すでに16年になります。大学環境と世間との隔離を見ています。
新設される公立大学の学長候補になったこともあります。
そして辞退したこともあります。
すべからく、日本システムの崩壊が見えていたからです。
一方では、現役のデザイナーですが、
それゆえに、企業と大学の断絶性や、
法人化大学から公益法人までがまったく「革新性」皆無を
毎日体験しています。
ある予測には2300年には「日本人」という人類は滅亡、
これは「少子化」や今回の日本列島・放射能汚染からも
かなり想像可能になってきています。
だとするなら、東日本の復興ではなくて、
日本列島全体の復興という名の「新生日本システム」化です。
無策性と能力不足への対策は、想像性と創造性、
懸命さと賢明さ、精神性・日本人としての意識改革、
これらを各個人意識とそれを先導するリーダーが不可欠です。


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7月21日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 21st, 2011  Posted 9:30 AM

7月21日 丁丑(友引)

言語道断の世界から
解放されながら、
それでも言語の連載環の中で、
「道断=言わず」と想いつつ、
かたちで言い尽くしたい!

そこに
デザインの世界があるはずである。

『デザインの極道論』あとがき


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7月20日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 20th, 2011  Posted 9:30 AM

7月20日 丙子(先勝)

願わくは、
デザイナーをめざす次世代の若者に
「言語道断の世界にこそ、
 かたちが生まれてくる」
ということを伝えたい。

『デザインの極道論』あとがき


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7月16日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 16th, 2011  Posted 1:09 PM

7月16日 壬申(先負)

またデザイナーが、
かたち以上にことばにこだわれば、
かたちが軽視されてしると言われる。
かたちで語れば、
ことばはいらないはずだ、
という意見も圧倒的である。

『デザインの極道論』あとがき


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7月2日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 2nd, 2011  Posted 9:30 AM

7月2日 戊午(先勝)

デザイナーとしての
自分の生活にこそ
花容あるライフスタイルにしたい。

『デザインの極道論』花容


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6月25日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     6月 25th, 2011  Posted 10:00 AM

6月25日 仏滅(辛亥)

デザイナーや建築家は概して、
自分の作品で、自分のデザイン手法や
デザインに対する考え方を
伝えることになる。

が、私は、この方法では、
デザインの専門性や
デザイナーの主観性に偏ると思う。

『デザインという先手』手解き 伝道しながら


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4月20日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     4月 20th, 2011  Posted 10:00 AM

4月20日 友引(乙巳)

綺麗事を絵に描くことが、
基本的にはデザイナーの
表現力、職能技である。

この綺麗事を守り抜くには、
喧嘩腰になれる資質は
絶対デザイナーには不可欠だ。

『デザイナーは喧嘩師であれ』あとがき


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3月21日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 21st, 2011  Posted 10:00 AM

3月21日 赤口(乙亥)

私が口癖とする、
デザイナーの提案は、
社会が容認するわがままに他ならない。

わがままの強烈さに、
社会が、企業が
どうイエスといってくれるかである。

『デザイナーは喧嘩師であれ』あとがき


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3月9日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 9th, 2011  Posted 10:00 AM

3月9日 赤口(癸亥)

まだまだ、
デザインとは何か、
何がデザインかということや、
デザイナーの役割や職能は
理解どころか認知もされていない。

『デザイナーは喧嘩師であれ』あとがき


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