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「コンピュータを強く認識したときの人物と試作デザイン」


   


     6月 14th, 2013  Posted 12:00 AM



東芝入社早々に、COBOLとFORTRANを学ばせられました。
大学時にタイプライターを学んでいたので、
パンチカードでプログラム打ち込みは得意でしたが、
大きな疑念が残りました。それはいづれ書きます。
しかし、AppleⅡの登場とMacintosh128Kで私はこの世界が、
必ずデザインの手法を変えると直感しました。
それから、様々なコンピュータやパソコンと出会い、
1990年代に、私はApple本社・ジョン・スカーリー会長直属の、
デザインコンサルタントになりました。
東京のバブルを横目で見ながら、クパチーノ本社、
その社長室で、私はアラン・ケイ氏に突然会わされました。
ほとんど躊躇も上がりもしない私が仰天し慌てました。
日本でも彼へのプレゼンがありました。
当時「Jeep」というコードネームの生徒向けパソコンです(右)。
ともかく、アラン・ケイが発明したパロ・アルト研究所での、
彼のコンピュータがジョブスを刺激し、Macに繫がる訳です。
キーボード・モニター・マウス・GUIこの四つが
WYSIWYG=(What You see What You Get)になって、
パソコンが今日に至っています。
私には、当時は七つのプロジェクトがありました。
その中で、生徒用、学生用ではありません。
つまり、小学生がバックパックに収めて使えるパソコンでした。
ちょうどその頃には、AppleとシャープがPDA=Newtonを開発。
Newton100と同等の大きさのキーボードが求められていました。
私は、現在のキーピッチを計測し直して、
そのキーピッチ余白を省略すれば、
その余白分で拡張可能がわかって実装化ができたというわけです。
もっとも、ジョン・スカリーとアラン・ケイともに、
このプレゼンを箱根でやったことは思い出ですが、
本当に存分にその頃は、
米国でパソコン開発の困難さを東洋人として知った気がします。
しかし、アラン・ケイは私にとって「雲の上の人」でした。
それでも、当時、すでに現在のトラックパッドや、
USBにつながるであろう会話は始まっていました。
「マルチメディア」全盛の時、
「メディア・インテグレーション」がコンセプトでした。


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「商品化できた鏡面プレートキーボード」


   


     5月 12th, 2011  Posted 12:00 AM

美大入学と同時に、
ある学校に通ったことがあります。
タイプライターの学校でした。
1ヶ月で辞めました。
半年のはずでしたが要領がすぐ分かったからです。
最初のボーナスで買ったのが、
オリベッティ・タイプライター・「バレンタイン」です。
デザイナーなら分かります。名作です。
そしてこの経験が東芝ですぐに役だったのは、
コンピューター研修でした。
当時、FortranとCobolを新人研修で教わりました。
パンチカードにプログラムを打ち込む作業でした。
キーボード、さらにコンピューターとの関係が始まったのです。
とりわけ、キーボードは以後私の収集品になりました。
おそらく名機と言われたモノは随分捨てましたが、数点あります。
そんな折りに、キーボード専業メーカーから依頼がありました。
かっては月に650万台と聞いてびっくりしました。
しかし、ここ数年は激減し、キーボード事業撤退をするかどうか、
それなら一度私にという話で取り組みました。
そこで生産されているキーボードほとんど見ましたが、
私の収集品はまったくありませんでした。
そこで、一枚のプレートを提示しました。
ただし、プレートにするには素材開発が必要でした。
目をつけていたのは素材メーカーのある素材でした。
素材はPET(ペットボトル素材)を2000枚積層し鏡面のモノ。
その静電タッチ性能を高めること、結果はゴム手袋8枚でもOK。
ところが、プレートへの打鍵は腱鞘炎が最大の問題。
メーカーではPL(製造物責任)法の確認を求められました。
米国で訴訟経験があったためでした。
指や掌の筋肉系などの検証をしましたが、
むしろ現在のキーボード打鍵の危険性がわかりました。
それもそのはずで、ピアニストの練習では平面打鍵練習は、
腱鞘炎の防止として採用している人もいるということでした。
一見して「絶対に打ちにくそう」という意見がありますが、
私自身これまで一番評価のあったキーボードから解放されてます。
この文章も打鍵入力は自分用でなければ商品化は不可能です。
しかし、コスト面からも不可能だったことはいくつかあります。
すべて実装開発上、Bluetoothや専用バッテリー開発、
ハプティック構成は可能でしたが、投資効果の問題解決や、
ハプティック感覚は自分が納得できなかったことです。
結局、実装開発は、生産設計と密接な関係があり、
これはほぼ一般的には生産量で決定されます。
簡単に言えば、1万台生産と10万台生産では実装生産設計性。
実装生産工程では「量的」なコスト投資可能性問題が難問です。
要は、やはり、「商品販売量」が今後の商品開発に連続します。
次世代キーボードはさらに、3Dキーボードや、
キー配列の自由変更など、無線化も可能になるはずです。
まずどうしてもWindows版から発売になりますが、
すでにMac版の生産設計・試作は完成しています。
さらにダウンサイジングになれば、
筐体の一体成型までが投資可能になってくれます。
ともかく、このキーボードのプレート特性では、
「清潔」というこれまで不可能だったコンセプト具現化は到達です。
現在のキーボードは、不潔であり、
感染媒体であったことからは解放させることができました。
「トロン」や「007」などの
SF映画に登場するキーボードができました。
やがてこの鏡面素材はあらたな表皮印象を大きく変えるでしょう。
そして最大の背景は、Business Design Modelになっています。


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