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Posts Tagged ‘プロジェクト’


『ブラックホールと深町純の音楽は一致していた』


   


     8月 1st, 2019  Posted 12:00 AM



ブラックホールを各国の天文学者たちが、
とうとう、撮影に成功、視覚化されたのです。
この視覚化されたニュースのイメージとともに、
ふと、作曲家・深町純氏のアルバム「クォーク」を思い出しました。
私のブラックホールのイメージには、彼の最初ではなくて、
単音では無い、交響音が流れていたのです。
シンセサイザーからの現代音楽の技巧からの壮大で美しい音の世界。
そして、ブラックホールを人類が初めて目にした今、
クォークを作った深町純氏は既に亡くなっていました。
きっと、彼のイメージはこの「視覚化」で大丈夫でした。
アインシュタインのブラックホールの存在を
直接的に証明する偉業を成し遂げた天文学者たちのこのプロジェクトは、
NHKのスペシャル番組になっていました。
が、TV番組も「終焉」を迎えたかという思いになりました。
最近では、TV番組以上に、YouTubeを必ず観ています。
微分・積分の回答や、ナイフ、ガンなど、好きな時間に
自分の興味を充足させることができるのです。
デザイン手法を伝えることを、やってみようかとも思います。
それは、Blogでの文章も写真も、つまらくなってきたのかも知れません。
Logic will get you from A to B. Imagination will take you everywhere.
アインシュタインの言葉、想像力はどこにでも連れて行ってくれる・・・
深町順氏の音楽は宇宙空間を感じさせる
その音空間へ誘ってくれたけれど、
単なる情報がまとめられた番組は
それ以上でもそれ以下でもなかったのです。


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『iPadOSに期待をしているのです』


   


     7月 18th, 2019  Posted 12:00 AM



Macintosh-128Kから、私はMacユーザーです。
さらに、Popeyeでは、7つのプロジェクトをApple本社で関わりました。
これまでもデスクトップからラップトップ、
パームトップといったノートパソコンから
タブレットまで随分と使用してきました。
今ではすっかりiPadになり、スケッチもこれで描けるようになり、
デジタルでの技を身につけています。
今の新しいiPadになって、これまでMacbook proやMacbook-Airと
併用しているのですが、
iPad だけでも十分じゃないかと信用しています。
おそらく、Windowsユーザーが日本では約90%います。
Macユーザーの私は、この少数派10%が、
日本の創造の世界を押さえているとすら思っています。
またタブレット用に、キーボードは最も狭い2段のモノを使っています。
どうしてもAppleのキーボードは使っていません。
ソフトとして、レンダリング、書道、さらにはKeynote、
そして2種類のノートは定番です。
iPadもapple pencilもまた更新したので、
これを軸にした生活で創造の世界に浸ります。
iPodOSが進展することを願っています。(2019/7)


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『「未来学」なら、伝統工芸を止めるという「裏切り」を』


   


     4月 26th, 2019  Posted 12:00 AM



編者である福井県立大学の教授(FB)から、
私宛に一冊の本が届きました。
これは「越前和紙」のあるプロジェクトの記録本でした。
私が福井にいる頃に、もう30年ほど前になりますが、
越前打刃物や越前和紙などの産地に、
インダストリアルデザインを導入しようとしていました。
ちょうど、産地で結成した「オータキ・ペーパーランド」で、
NewYork展も行い、職人たちは、話題と評価を得て自信をつけました。
「和紙」がユネスコ無形文化遺産に選ばれた時には、喜びもつかの間、
それは三つの産地のみで、最も歴史が長い福井の産地は外れていました。
このことに怒りの文章を綴っていたら、地元出身の参議委員の議員氏から
お呼びがかかり一緒に文化庁との話し合いにも出掛けました。
今では、福井の産地もユネスコ世界遺産に選ばれています。
本にまとめられたこのプロジェクトにも見過ごしていることがあります。
いい加減に昔からの道具とトロロアオイという媒介物を捨去ること。
当時から、製造工程を私は準備しています。
今では、伝統工芸の復活というコラボレーションをやっていますが、
新たな産地として、それこそタイトルの「未来学」は書かれていません。
新しいペーパーが書かれていません。
「未来学」なればこそのコンセプト(もうこれ自体古い)が
欠落しています。
書籍にも当時の私の厳しい言葉、職人と見つめた展望、
達成そして感謝があります。
なかなかの書籍がまとまり、私の活動に文章を寄せてくれた産地の方々、
編者の先生に御礼を申し上げます。
「KAMI」=商標は不認可と「森羅万象紙爲」がコピーでした。

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Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ


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『私自身のトーチ・デザイン審査基準は5項目でした。』


   


     3月 23rd, 2019  Posted 12:00 AM



1次審査の結果が入りました。
私が期待した一案もかろうじて入っていました。
それぞれの専門家からなる審査員団の一人として、
「デザインが問題解決である」とは、
一般的には伝わっていないのだとも実感しました。
私は、デザインの5つの基本、
もしくは基準となる構成と構造に着目していました。
 ● 日本らしさというシンボル性の形態への表現性
 ● 先端技術の応用による日本独特性=押し出し成形への確かな知識
 ● 新しい製造手法とトータルな適合性=成形後の光の実装性
 ● モノとコトが「復興」でつながる文脈性=コトづくりに一致
 ● 世界に誇れる機能・性能・効能を具現化する想像力の創造性
もっとも大事な「創造性」は、
問題解決となる解答を必ずや導き実現する力です。
2次審査に必要となるトーチとしての様々な条件検証は、
技術の専門家中心に実証現場での確認そして私はビデオで確証し、
さぞかし大変なチーム努力だったろうと応募チームに敬服しました。
この審査会の専門家はボランティアでした。
これまでの知識と経験から国家的なプロジェクトの一翼を担い、
東京2020の成功を日本の未来につなげたいと承諾されたのだと思います。
私も苦手な午前中から、長時間連日の審査会を乗り切りました。
私はシンボルマークのバッジが欲しかったのです(笑)。
実際、国際的な市場でのモノづくりの現場にいるデザイナーとして、
万一、聞かれたらなら明言できるだけのの自負がありますから、
その実践からの「論理」をもってのぞみました。
結果、英知を結集し議論を尽くした審査が終了しました。
オリンピック・パラリンピック開催の前には
日本中で、20000本のトーチが、走り巡ります。




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『「Design a Dream」がおそらくこれからもテーマだ』


   


     3月 20th, 2019  Posted 12:00 AM



「OUZAK」は自分のブランドであり、KAZUOの逆読みです。
自身のブランドでは、長らく「Design a Dream」と
「Design a Big!」をテーマにしています。
このテーマは、Apple本社でJ.スカリーのコンサルだった時期に決めました。
最初のMac the Worldが日本で初めて紹介されたとき、
「エバンジェリストではなく、コンサルタントになりたい」と
J.スカリーに願い出た私に、すぐに秘書を呼んでくれました。
ちょうどその頃には、倉俣史朗さんの推薦で
毎日デザイン賞を受賞していました。
J.スカリー宛に、一週間後私の作品を送りました。
その時のJ.スカリーの名刺には、「Chief Listener」だけでした。
そこで、クパチーノのApple本社に行ったとき、
私も名刺には「Dream Designer」だけでした。
それからは、Design a Dreamを謳っています。
コンサルタントとして、7つのプロジェクトを担当しました。
が、クリントンが大統領に選ばれたとき、
J.スカリーはすぐ側にいました。
そして、J.スカリーの退任とともに私の7つのプロジェクトも終了しました。
いづれ、このことを書きたいと願っています。


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『デザインが唯一の未来創出、その職能』


   


     3月 5th, 2019  Posted 12:00 AM



私は、「発想が10年早い」と言われてきました。
デザインが未来を創れる唯一の職業だと思っています。
ところが、デザインはどんなに最先端を走っても、
不要なモノは当然、残念ながら善いモノでも、
すごいスピードで淘汰されます、「私でも遅い」のです。
東芝のデザイナー時代、
大学の研究室を訪ねては「遅れてる」と思っていました。大学人になって、
あの時、自分が思ったように「企業より遅れ」をとってはいけない。
優秀な研究者との連携により、
最先端の研究、デザインで他分野を引っ張り、
医工学、理工学、政経学、文理学へとプロジェクトを提言してました。
しかし、デザイナーの品格=才能と美意識は限られています。
今、大学での専門家の研究が4Dとか言われると、
「まだそこ?」、と残念です。
私が、4次元CADを研究していたころでさえ、
ディズにー社が5次元CADを使っている、という情報を手に入れました。
その時、東芝では6次元CADを米国のある企業と開発し、
プラント設計管理への利用段階でした。
現実にそれを見て驚嘆しました。私の研究では、
DNAでのアデニン(A)とグアニン(G)、シトシン(C)とチミン(T)に
「時間軸」を入れて4次元CAD で、
その過程と結果を医学系に提出していました。
メディアにもてはやされる言葉に関わる研究や、
研究費が一時的に大量投下されるような研究に、
携わってる学者は未来を見つめていないのです。
「発想が、実は相当に遅れています」。


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『越前市に「タケフナイフビレッジ」を教え子が建てる』


   


     12月 4th, 2018  Posted 12:00 AM



越前市の「工芸の里なんとか事業」の拠点として
タケフナイフビレッジの共同工房の改修と
増設プロジェクトがスタートしています。
かって私は、東京でのデザイン活動から故郷福井へ戻り、
武生市刃物研究会と出会いました。バランスと形態を計測しました。
武生市(現・越前市)には小学校高学年と中学校初期時代を過ごし、
打刃物産地は「野鍛冶」として存分に知っていました。
故郷にしかないモノを輝かせたいと、デザイナーとして戻った
私は、打刃物に取り組むようになりました。大きな支えがありました。
そして、「タケフナイフビレッジ=美しい切れ味を鍛えます」、と
名付けた産地のために、協同工房設立の企画書は
5年後をめざしていましたが、10年かかりました。
私の作品写真をお願いしていた藤塚光政さんからの紹介で、
故・毛綱毅曠に依頼しました。今も彼の建築を見てくれる学生がきます。
私は何度もモデルをやらせました、よくあの値段で・・・と私も想い、
福井で初めて『新建築』に載るような建物を、と
必死だったのです。結果は実りました。
25年経つ建物の改修及び増設は、大学時代を福井で学んだ建築家、
奈良女子大学のN准教授が担当しています。
私の教え子でもあり、大学卒業後は安藤忠雄氏の事務所を経て独立し、
国際コンペも勝ち取るなど、大きな仕事もこなす
彼ならではの「手腕」に期待しています。
タケフナイフビレッジは10人の職人でスタートし、
親方となり今は後継者が20人います。
世界初だった一体化した私デザインのキッチンナイフは、
どこにでも出てきましたが、
「切れ味」については、硬度がタケフナイフにはかないません。
そしてこの産地に新しい建屋が完成します。
伝統工芸の再興、文脈の集積と系譜、
これからの全く新しい継続と振興の拠点となります。


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『大阪で再度「メタボリズム」的論理が必要だが・・・』


   


     11月 30th, 2018  Posted 12:00 AM



1970年から55年後2度目の大阪万博が決まりました。
これによって2025年には関西を元気するというプロジェクト。
写真はちょうど大阪万博開催中だった
1970年5月15日号デザインジャーナル紙面です。
かって、日本には「メタボリズム」が、ありました。
メタボリズム、いわゆる生物用語の新陳代謝を意味する都市論です。
私には、ある建築家の「不動産=土地よりも動産が
これからの新陳代謝になっていく」が響きました。
今後の未来に対して、先頃「宇宙軍」が自衛隊で新設されましたが、
動産・新陳代謝・海から宇宙までが未来の対象になっていることが
私は大事だと思います。
アポロ11号と大阪万博の「月の石」と宇宙への羨望、開発競争が進み、
戦後復興の日本からの海洋、空中都市への壮大な計画が起こりました。
災害復興からの日本は、世界のエネルギーと物質問題から情報空間の未来、
そして宇宙への探査から研究開発、産業化や移住と提案は繋がっています。
さて、私は大阪の万博には行っていませんでした。
なにしろ、「太陽の塔」が、なんとも美大生の私には
受け入れ難かったとしかいえません。
今や「太陽の塔」をユネスコ遺産にとか言っていますが、
夜に、さらにライトアップされた姿が苦手だと感じています。
しかし大阪万博での未来の姿が子ども達に影響を与えたように、
未来の夢を描き出すことは「デザインの力」です。
ともあれ、「メタポリズム」はさらに建築家、デザイナーともども、
新しいそれこそ大阪の万博には必要でしょう。
私は、単に黙っていたいと思っています。


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『kawaiiからわび・さびまでは相当に遠い』


   


     8月 28th, 2018  Posted 12:00 AM



漫画ブームは、ここ数年は日本の文化として、
もう一つの「かわいい」=kawaiiと一緒になっています。
私はそれぞれ「ご当地キャラ」は、土地柄とか、
さらには、なんでもプロジェクトにまでキャラまでがあるという
この時代にあって、私は「かわいい」ということでは、
かなりの批判家でもあります。
Gマーク審査委員だったときから、審査委員にも、
厳しい意見を審査委員でも、「これかわいいよね」ということを
「どこが?」と女性審査委員にも、デザイン根拠を聞きました。
それはなんでもいいから、雰囲気=ムードだけに与える形容詞でした。
おそらくkawaiiが世界語になっています。
それだからこそ、経済産業省でも、日本のあり方はkawaiiが中核です。
私はこれには一家言をもっています。
Gマークでも「かわいい=kawaii」を正確に表して欲しいのです。
Gマークの第一段階に「美しい」ことがありますが、
「美しい」ことと「かわしい」には大きな差異性があります。
かわいい→綺麗→美しいが一番あるのです。
綺麗は形容動詞でなので、美しいこととにはかなり距離感があります。
この写真は確か、多分、空港の本屋で見つけてきた
「クレヨンしんちゃん」なのですが、
これは明らかにたぶん「盗作風」だと思っています。
やっと「クレヨンしんちゃん」のアクセサリー店が東京が出来ました。
マンガ・ゆるキャラ・kawaii・アクセサリーなど、
「美しい」を取り巻くこうした言葉には、
とても「さび・わび」が近づけません。


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staffblog 11月03日


   


     11月 3rd, 2017  Posted 10:45 PM

11月03日


本日は、
福井から二人のお客様をお招きし、
プロジェクトの打ち合わせ件、
近況報告を行いました。


これまで行ってきたプロジェクトを、
発展する形で商品化を目指します。
実際の商品紹介はもう少し先になりますが、
日本が世界に誇れる技術を、
商品としてみなさんにお届けできるよう、
進めています。


プロジェクトの話半分、
近況報告や意見交換半分、
というかたちで、打ち合わせを行いました。

ここから、商品発表を行える日を目指し、
さらに仕上げてまいります。
ご期待くださいませ。


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