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『自分の車遍歴とカーデザイナー養成は同次元』


   


     1月 5th, 2016  Posted 12:00 AM



僕の自動車遍歴は運転免許証を手に入れるところから始まります。
最近はカーデザイナーを目指しながら免許証も持っていない学生には
驚くばかりですが、それ以上に、
「車が欲しい」という欲求が皆無という若者が増えてきています。
僕も大学に入ったその年の夏休みには自動車学校に行きました。
しかし、当時の学校の教官はとても品格が無く、
言葉遣いも命令調でありその指導態度は我慢出来ないほどでした。
若さの余りに私はその自動車学校で事件を起こして、
しかも父は警察官、その学校の校長は父の元上司ということで
即刻、退学させられましたから免許証はありませんでした。
ところが、交通被災直前に私は実施試験とペーパーテストで合格して
免許証を手に入れていました。
美大は、なんといっても全国からカーデザイナー希望者が集まる
それこそ当時は数少ない工業デザイン専攻でしたから、
カーデザインのレンダリングが学生時代から、みんながとても上手くて、
僕は理由を聞いて、カーデザインという言葉すら知りませんでした。
車イスになって退院と同時に車は左ハンドルであるべきと、
シボレーのモンザ・モンテカルロ・カマロと乗ってきました。
カマロもベルリネッタ8気筒で、
それこそ、福井・東京間を競ったくらいでした。
それをデザイン企業支援者たちから見かねて、
僕は運転手付きでボルボのステーションワゴンに5年間乗りました。
それでも、僕の車遍歴がとどまらずに僕仕様の車を求めました。
一時は5台もあった時代があります。
BMWもベンツの時代もありました。それも数台乗っていました。
ワゴン車でスタッフ移動に使っていた頃もありました。
キャディラックのロングリムジンは、ある経営者から突然プレゼント。
流石に、全長7mのリムジンは名古屋から大阪に来るときに辞めました。
ベンツの時代には、6万kmで乗り換えてきたぐらいです。
正直、工業デザイナーですが、それほどの興味対象ではありません。
最も、カーデザイナーをめざす学生には
徹底した教育=レンダリング訓練を厳しくしてきたと思います。
カーデザイナーや車関係は、全ての教え子を企業留学させています。
従って僕には車仕様は「障害者対応の仕様」とその「部品デザイン」、
これにはメーカー本社と日本の制度を一致させていくことが目安です。
車遍歴は常に「障害者対応」が僕には基盤になっています。


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「10年使用すると、そうだったのかということ」


   


     8月 17th, 2012  Posted 12:00 AM



私は車椅子になってから車を所有しました。
いわば男の子としての車への趣味性は一応満足しています。
工業デザインを学んだ者としては、
車はまさにカーデザインとして興味は人並み以上です。
教育者として、カーデザイナーを育成しました。
今現役デザイナーとして車メーカーや
そのメーカーの海外デザインセンターに赴任しています。
私自身どれだけの車に乗ってきただろうかと思い起こすと、
結構な車種所有と使用経験があります。
しかもすべてが手動用に改造しましたが、
これには国内事情が絡んでいて一家言持っています。
さらに個人的には運転手も雇っていましたから
ハイヤーの運転手程度の運転技術を知り尽くしています。
正直、国産車は一度も所有はしていません。
自分用に相当に改良をしたり、キャデラックのロングリムジンは、
クライアントからプレゼントされて乗っていた時期もあります。
現在は夫婦2人なので、ベンツSL500一台だけです。
先般までは、S320を徹底的に使っていました。
そうしたら10年使用ということで、
ダイムラーベンツから感謝状とメダルが届きました。
友人からベンツにはこうしたサービスがあると聞いていましたが、
それなりに嬉しいものです。
私は絶対にベンツには乗らないと思っていましたが、
ある時、車に詳しいスタッフの薦めでショールームに出かけ、
しかもGマークでSLKを確認してその発売されて以来、
セダンからワゴン、スポーツタイプと乗り継いできました。
おそらく、今乗りたい車は2種あります。
これを所有すれば、
私の生涯と車体験はとても幸運だったということになります。
そして、10年も工業デザインとしての成果品ユーザーへの感謝を
企業がサービス制度にしていることは嬉しいことです。


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「カーオーディオはもっと進展するはず」


   


     1月 17th, 2012  Posted 12:00 AM


おそらくもう車も生涯では今の車が最終かもしれません。
そう思いつつも人生最後の車種はこれにしたいという願望はあります。
先般も、友人デザイナー達と夕食をしながら、
最後にはどの車に乗るか、乗るべきかという話で盛り上がりました。
基本的には工業デザイナーは
すべからく「車」には人並み以上の欲望があると思ってます。
ところが最近、工業デザイナー志望の若者には、
「免許すら持っていない」という話もあります。
カー・カメラ・オーディオ・オートバイなどというのは、
工業デザインを志望する者のどうしても
物欲とデザイン嗜好の対象だったはずです。
ということもあってか、
車そのモノはデザイン対象にしてきませんでしたが、
男の子として乗りたい車には乗ってきたと思います。
一時は4台所有していたこともありますが、
今、たった1台=ベンツのSL500だけです。
ベンツのSLはSLKからSLも3台目と乗り継いできました。
私の場合は、車椅子ゆえに制御系を改造してありますが、
これも日本では独特の規制があって、
海外仕様には出来ないという不満があります。
いつか本当のことを書きとどめないといけないとすら思っています。
そして、車はある種「局部音場」ですから、
オーディオ空間としては車そのものを改造しています。
特に、iPhoneやiPodの時代になってからは、
FMで音を室内にFM音として飛ばして聴くことが可能になりましたが、
そのカーアクセサリーがなんとも進化していません。
だから、すでにいくつかのアクセサリーを使用し
それがすべからく試用になっています。
ようやく現在落ち着いているのは、Belkin TuneBase FM Liveです。
しかし、満足しているわけではありません。
いづれカーオーディオからカーナビもすべからく
iPhoneのように変貌するでしょう。
そうなったときには、カーオーディオも進化すると思います。
ただし、この場合、車のオーディオシステム、
特にスピーカーシステムそのものが変革する必要があると考えています。
たとえば、
今乗ってみたいと思っている車種のオーディオが変更になりました。
それはカーブランド・カーイメージそのものを
台無しにしていると評価しています。


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