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『「羊と鋼の森」で、久しぶりに泣けました』


   


     4月 8th, 2019  Posted 12:00 AM



高志高校(今は中高一貫校)の同輩と後輩が関わる作品です。
「羊と鋼の森」は後輩の作家・宮下奈都氏の小説で、
「本屋大賞」を受賞しています。
映画は上映時見られず、昨夜遅くようやく視聴しました。
調律師であった同輩の上田がこの小説のモデルでした。
小学校、中学校となじめずにいた私にとって、
高校時代は、とても面白かったのです。
同輩の上田は、あれほど勉強も出来たのに、高校2年生からは、
毎日、スティックを持ってきて、「バンドマンになる!」を宣言。
ある時、ブルーコメッツが福井にやってきました。
「川崎、バンドマン断られた」と、直接志願という行動に出たのでした。
進学クラスで唯一、進学志望をやめて、
彼は、いつからか調律師になる、と言っていました。
車椅子になって福井に帰った私を、
彼が訪ねて来て、随分と励ましてくれたのです。
私がオーディオが専門だったことで、
私のオーディオシステムを見て凄いと言いつつ、
2本のオープンリールテープをくれました。
彼はジャズでは、福井を盛んにしたのでした。
「妹のピアノの調律を」と頼んだら、
「俺は高いから、誰かを回す」と言いました。
私たち二人は、音楽の話を、あまりしませんでしたから、
今はそのことが後悔です。
彼がこの小説のモデルで、映画化も決まっているということを聞いて、
小説もすぐに買いました。今は、福井で彼の息子に会います。
息子は、やっぱり、一流大学を卒業していて、見た目、同輩上田です。
これほど、映画を見て泣いたのは久しぶりでした、
姿なき「故・上田」に会えたようでした。

「羊と鋼の森」


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「中学1年生の甥っ子は50歳年下」


   


     8月 22nd, 2012  Posted 12:00 AM



実妹の子です。実妹は父が再婚なので24歳も離れています。
今年、甥っ子は著名男子中高一貫校に合格しました。
1999年生まれゆえ、私とは半世紀年下になります。
彼は、私の父、彼にとっては祖父を知りません。
夏休みで、甲子園に父親と高校野球を観て、
阪大の私の研究室に来てくれました。
研究室は9月から開始される博士後期課程、
その博士号取得論文の査読が始まるために全員多忙です。
大学研究室といっても、
「先端デザイン研究の現場」を13歳がどう受け止めてくれたのでしょうか。
幸いにも私同様勉強は嫌いでもなく、これも私同様文学全集はすでに読破。
クラブ活動はラグビー部に入ったことを報告してくれました。
「文武両道」であってほしいし、
すでに、フランス語も小学時代から興味を持ってやっているとのこと。
読書や気候観測なども大好きゆえに、
大学教授としてはそれなりの大学事情は教えてやることができます。
彼の未来、彼が50歳の時、私は100歳ですから、
多分私はこの世にはいないでしょう。
少なからず、私の作品も知り、
私の著作もそろそろ読める頃になったかもしれません。
問題は、日本の今後が彼らにとってふさわしい国家であるのかどうかです。
彼が、今日のことを生涯忘れないでいてほしいと思います。
勉強よりもラグビーで鍛えて、
「自分に負けないように成長してほしい」と思います。
おそらく、中高と一貫しての受験が彼の日々になりそうですが、
まったく、それは気にしていないと断言してくれました。
姉がいます。
彼女も著名女子中高一貫の学校で、
すでにTwitterからFacebookもこなしています。
SNSに飛び込んできた彼女は私には相当の驚きでした。
姉弟がフランス語というのも、
フランスで現地のフランスの子ども達と言い争いになったらしく、
それなら絶対学びたいと始めたようです。
伯父である私は祖父が私の将来を期待してくれたように、
私も彼らを見護りたいと思っています。
ともかく、彼らのためにも私の使命は、
「日本の再生」をデザインで主導することでしかありません。


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