kazuo kawasaki's official blog

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『芽生えることと確認すること、ライバルとジェラシー』


   


     9月 26th, 2016  Posted 12:00 AM



点と点、この2点があれば線になります。
これを直喩して視線=眼差しを考えてきました。
eyepointとviewpointにまなざしが出来るという具合です。
ところが、空と海に水平線があるというこの写真作品は、
空に点、海に点、だとするなら・・・違います?
水平線は地球の輪郭線ですが、
視野あるいは視界には直線の水平線があります。
この線は、全く不滅、歴史的にも何も変わらずに人間の視界では不動です。
現代美術というジャンルだということですが、
「現代美術とは何か」という作品ではないのです。
「この水平線が現代美術」という見事な解答になっています。
自分が美大時代にそうなんだと納得した宮川淳の評論で理解したことです。
だから、「デザインとは何か?」ではなくて、
「これがデザイン」というのに、最もふさわしい作品なのです。
ライバルに立ち向かっても、決してジェラシーという心は全否定、
「これがデザイン」というのをめざして活動をしてきました。
無論、ジェラシーがふつふつとある瞬間には、
何度も何度も自分も最悩まされて来たことは正直ありました。
先日、美大時代の同級生と、確かに喧嘩はしてきたけれど、
あれはライバルだったから、これからもライバルだけど、
ジェラシーなどは全く持たなかったよなぁと確認し合ったのです。
水平線を切り取って見せてくれた、
「これがアートなんだ」と思い起こしました。
「何がデザインか」をまだ追い求めます。


* 「アーティスト、デザイナーにだけ降りてくること」
* 『鏡映は冥府に降りていることゆえに「何がデザイン?」』
* 「表現としての美術とは?、教えられた宮川淳」
* 「AppropriationーDesignに紛れ込んできている危険性・1」
* 「男の嫉妬を消去せよ」


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『「●●とは何か?」、質問形式とその答えは能無しである』


   


     7月 2nd, 2016  Posted 12:00 AM



踏みつけたくなるタイトルがあります。
それは「●●●●●●とは何か?」、という文章タイトルです。
たとえば、「デザインとは何か?」とか、「建築とは何か?」という、
とりわけ自分のプロ意識、職能意識にとっての
いわば質問形式のタイトルです。
そしてこれまでも科学的な知識を述べてきた書籍、講演、
あるいは運動などで、このような質問形式のタイトルが出てくると、
まずセンスの無さ=無能なる自分修練の浅薄さを感じます。
なぜなら「●●とは何か?」を全否定した芸術評論家の衝撃な思考のあり方、
あるいは、とりわけ「現代芸術のあり方」理念の
初期認識論を読んでいないからです。
「現代芸術」ほどその解釈や思考はとても困難なはずですから、
いわゆるハウツー本などで
この問いかけから始まる書籍は捨て去って構いません。
ところがハウツー本でもないのに、
この質問方式は能無しの典型だと断言できます。
これには二つ論理性で理由がつけることが可能です。
一つは、情報化時代直前に、この質問形式では、
これからの知的思考方法は時代遅れになるということ。
そのためには「■■■■が●●になる。」ということで、
「●●とは何か?」では無い論理組み立てが要るという発想があったのです。
もう一つは、「●●とは何か?」という質問での答えには、
三つの答の分類が出来るのです。それは、質問が
話題:Topicsであれば応答:Replyであり、
課題:Questionであれば回答:Answerであり、
問題:Problemであれば解答:Solutionになるということです。
したがって、「●●とは何か?」という質問での答が
応答、回答、解答のいずれかであったとして、
単なる応答や回答であるなら、その論理性は崩れています。
新たで明確な論理的な答であるなら解答でなければ意味はありません。
この写真の書籍での第一章からの質問形成では応答にすぎません。
よって、こうした書籍内容は能無しと判断しておきます。

*『鏡映は冥府に降りていることゆえに「何がデザイン?」』
*『表現としての美術とは?、教えられた宮川淳』
*『ベクトル論理では「何がデザインか」となる』
*『デザインは機能美ではありえない』
*『記号論・文庫版になった定本だから再熟考対象だ』


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6月27日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     6月 27th, 2010  Posted 8:57 AM

6月27日 友引(戊申)


本物の生活とは何かという答えは、
取り囲まれているモノと、
それを選んだ自分らしさで
決定するのだろう。



『デザインは言語道断』本物


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