kazuo kawasaki's official blog

Posts Tagged ‘作品’


5月25日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     5月 26th, 2010  Posted 12:05 AM

5月25日 先負(乙亥 )

「物品」である
「作品」「製品」「商品」、
されには「品質」「品格」といった
熟語には、何かがモノを
格別なものにしていく、
という意味関係が
内在していると言える。

『デザインは言語道断』物品


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『資本主義からの逃走』
「手旗信号、モールス信号、子供の頃から現代まで」


   


     5月 16th, 2010  Posted 12:01 AM

モールス信号
子供の頃に、手旗信号をいわゆるガキ仲間でマスターして遊んだことがあります。
モールス信号は、父が教えてくれました。
そして、当時市販の通信セットを組み立てました。
これは、覚え方があったのです。
イ=Aは、 「・ー」で、A、イ、トー
ロ=Bは、 「ー・・・」Bー、ロージョウ
ハ=Cは、 「ー・ー・」Cー、ハー、モ、ニー、カ
などや(正直もう忘れています)、
Twitterでoctopusoctobus さんからは、
A=イ「アロー=イトー」
B=ハ「ビークラス=ハーモニカ」
C=ニ「シーノコース=ニューヒゾーカ」懐かしいと教えてもらいました。
肝心なのは、SOS=Save Our SoulsまたはSave Our Shipで
「SOS=・・・ーーー・・・」です。
これは、私の「緊急発進ラジオ・東京ラリア」という作品に表示して、
笛の拭き方を示すのに利用したことがあります。

手旗信号
手旗信号は、最近、映画「剣岳」でそのシーンを見て、
「僕は出来るんだぜ」って言って、
カタカナ表記を両手で表現するのをワイフに見せて、自分では自慢していました。
ワイフは「フーン」って言われただけでした。女にはこの凄さわかんないんだ!
さて、人は、遠くにコトの次第を通信するのに、
「のろし」や「手鏡」や、手旗信号、モールス信号などを発明してきたのです。
RadioやVideoの意味も、「遠くの音を聴く」、「遠くのものを見る」ですから。

ピクトグラム
記号では、「ピクトグラム」というのがあります。
無論、大学時代に基礎を学びました。
ちょうどそのとき、大阪万博で「サイン」と呼ばれるピクトグラムが発表。
会場のポイント表示がされたのです。
今では当たり前の、たとえば「トイレ」のサイン、
大抵は、青い人のかたち=男性で、ピンク赤の人でスカート=女性です。
ところが、当時、これが日本人にはまだ不明だったのです。
だから、「便所」とそのサインの上に貼りだしたという話が残っています。
私は、上海万博で、とてもおしゃれなサインがデザインされているのを見て、
これが「中国の現代化」を象徴していると思いました。
もちろん、各国の空港には、このピクトサインが架かっています。
だから、目新しいモノや、
ピクトグラムのデザインで優れているものを見つけることは楽しみであり、
必ず写真に撮ります。
特に、障がい者向けやいわゆるユニバーサルなデザイン表現は、
自分のデザインテーマでもあるのです。

情報の記号化と信号化
このピクトグラムが、パソコンでは、「アイコン」になっています。
そして、この「アイコン」という記号、情報の記号化は、
いわゆる情報のメタファーや、情報のアフォーダンスから、
さらに、記号が信号化していく進化が望まれているのでしょう。

記号の信号化
信号の記号化
目の前にiPadがあります。
さて、「写真アルバム」と言われている写真が上積みになった「表現された記号」は、「アルバム」という名称が、もはや、「変更を余儀なくされています」。
すでに、記号化された信号と、信号化された記号には、
新たな名称が求められているのでしょう。
そしてこれが、
記号化された信号と信号化された記号、こうしたことを融合と統合する、
「新たな文化」創出の時代に私たちは直面しています。


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4月7日Staff Blog


   


     4月 7th, 2010  Posted 2:31 PM

4月7日

Kazuo KAWASAKI デザインPLASCHOLA
おかげさまをもちまして、
art shop. pievoにて、
今週の売れ筋ランキング1位になりました!!

お買い上げ頂きました皆様、
本当にありがとうございます!!


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『資本主義からの逃走』
「ケータイの人称会話からのオントロジー」


   


     3月 17th, 2010  Posted 2:02 AM

Aristotle
最も会いたい人にプラトンとアリストテレスがいます。
二人とも膨大な言葉に「思考」を載せて残してもらった、
それが私の会いたい人という理由です。
プラトンは、「プラトンのオルゴール」という本と、
作品・展覧会インスタレーションが、
金沢21世紀現代美術館に、永久収蔵されました。
しかし、アリストテレスはまだまだ、私には未知です。
たとえば「メタ論」ということに限っても、
それは膨大も膨大な思考です。
無論、「形而上学」は多分生涯大きな連峰のようなものです。
会話の人称
さて、ケータイは発信・受信で「会話」のツールであり、
メディアであることは明白です。
ケータイでの「会話」には、一人称=私は交互に、
その交互さは二人称が入れ替わるということです。
だから、その「会話」には、一人称と二人称が交差します。
ところが、その二人の会話に、
「ところでさぁ、あいつのことなんだけど・・・」というのは、
三人称が入ってくるわけです。
「会話」が膨らんでくる、と言ってもいいでしょう。
その会話内容には、次のことが起こっているのです。
Inclusive & Exclusive
包括的な話題=InclusiveなContentsがケータイ会話で、
コミュニケーションされている状況です。
では、そのケータイ会話を取り囲んでいるのは、
除外的な話題=Exclusiveなことです。
一人称・二人称・三人称を包括していない除外性、
あるいは、そうした会話に独占されていない状況があります。
私は、このInclusive性とExclusive性の間、
その介在的な存在を「ケータイ」というモノとするなら、
「存在」そのモノを「メタ=本質性と事実性」には、
明らかに「人称会話」のモノという「存在論」が浮かんできます。
私は、ケータイを「会話」=「人称」=「存在」で、
その思考学域に「オントロジー」を配置してみたいのです。
その中核存在=ケータイの存在論から、
ケータイデザインを発想するということはまだ試されていません。


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3月12日Staff Blog


   


     3月 12th, 2010  Posted 3:04 PM

3月12日

新色のブラックが発売になった、
Kazuo KAWASAKI デザインPLASCHOLA

MoMAの永久収蔵品、Gマーク受賞の
本作品は、先日の発表会でもお配りし、
皆様から大変、好評を得ております。


この度、YouTube上に
PLASCHOLAの使い方をアップしました。
是非、ご覧ください。

>YouTubeリンクはこちら
>お買い求めはこちらへお越しください。


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3月8日Staff Blog


   


     3月 8th, 2010  Posted 8:02 PM

3月8日

ウェーブレット(wevelet)
周波数解析の手法、波形表現の手法。
「波」は、ご存知の方も多いのですが
BOSS(川崎和男 KazuoKAWASAKI)
が使う造形言語のひとつです。

この時計は、
置時計、壁かけ時計両方対応し、
壁にかける場合は、
縦横どちらでも使うことができます、
SERVO

実は、今回発表したCOOL LEAFにも
背面に、高さをかえる機構に「波」weveletで
表現されていました!
ご覧になりましたか?


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2月26日Staff Blog


   


     2月 26th, 2010  Posted 11:00 PM

2月26日Staff Blog

「デザインで世界を変える」
チャリティー講演会@国際文化会館
盛況のうちに終了しました!!

お越し下さいました皆様、
USTREAM中継をご覧いただいた皆様、
Twitterをご覧いたいた皆様、
心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。

この講演により集められた費用は、
Peace-Keeping Design
活動支援・運営支援のために
活用させていただきます。

デザインの持つ
理想を具体的に目に見える形で提案する力
を最大限に活用し、
世界的課題の解決に向けて
よりいっそう活動を進めていきます。

今後とも、ご支援、ご協力のほど
なにとぞよろしくお願いします。


講演会開始直前の
BOSS(川崎和男, Kazuo KAWASAKI)


PKDの活動とその理念について
プレゼンテーションを行いました。


講演が終わった後も
多くの方々にお声がけいただきました。


幻のPOPEYE実働金型品!
講演会終了後、
Appleと東芝との共同プロジェクトで、
川崎がデザインとディレクションをしていた
POPEY後にSweatpeaとなった幻の名品を
東芝の方からプレゼントされました。

皆様、本日は
本当にありがとうございました。

PKD事務局 スタッフ一同


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1月29日Staff Blog


   


     1月 29th, 2010  Posted 9:46 AM

1月29日

新製品モデル撮影に、
撮影監督 柏原さん登場!
監督指示のもと、撮影開始。

先日のapple storeのイベント時、
そして次回2/26イベント時も、
BOSS(川崎和男KazuoKAWASAKI)
のPVは柏原さんの作品です。
「世界遺産」の撮影も柏原さん、
やはり世界レベルの作品は
この方にお任せです。
29_b

その後は、様々なお話。
世界のお話、歴史から
現在の社会問題まで。
お二人は、作品から人物、
事象とその真偽を
見通す力がある方たちです。
何でもお見通しです。
29_a


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01月15日Staff Blog


   


     1月 16th, 2010  Posted 3:26 PM

1月15日

LINNアンプのリモコンの
現行モデルは、
写真奥のシルバー色のタイプです。

しかし、旧タイプが格段に
BOSS(川崎和男KazuoKAWASAKI)
のお眼鏡にかなっていたため、
毎度お世話になっているインストーラ
NEXT加藤さんが、
ご用意してくださったのが
写真手前の旧タイプです。
重厚感、質感、操作性違います!
16_a

バックシャン。
後ろ姿も美しくないといけません。
人が見ないような、背面はもちろん、
中身の収まり、基盤‥‥そしてコードの始末
(コードマネージメントと
BOSSは言っていて、一般化しました)
までBOSS(川崎和男KazuoKAWASAKI)
の手がける作品、製品は目配り、
気配りを心掛けてあります。
16_b


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1月11日Staff Blog


   


     1月 11th, 2010  Posted 11:50 PM

1月11日

Twitter情報から
BOSS(川崎和男KazuoKAWASAKI)
のタカタレムノス製品が
セールされていると知り、
喜々としてスタッフ購入!

生産終了品2点のみでしたが、
入手困難と思っていたので、
嬉しいです。

TINIOのグレー色。
この100×98×40のサイズは、
残念ながら現行商品ではありません。
100×100の正方形を視覚補正して、
目で見て
正方形と感じる寸歩どりをしてあります。

HOLAも実物を見ていただければ、
デザイン好きにはたまらない
ディテールのテクニックが満載の製品です。

そして、時計の写真は決まって、
10時10分です。
長針、短針含め、
時計がもっとも美しい
顔を刻んでいる時刻です。
100111


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