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Posts Tagged ‘叔父’


『「摩訶般若波羅密多心経」しばらくぶりでした』


   


     4月 5th, 2020  Posted 6:33 PM



「摩訶般若波羅密多心経」を久しぶりに書きました。
たった278文字です。
これは3月に70歳で亡くなった妻の叔父を供養するためでした。
成仏、天国へ行くまでの不安定な御霊が道に
迷わないようご加護をお願いします。
これまでで供養のためには5枚書いたことがありますが、
この出来にはおそらく父からは怒られていたでしょう。
本当に毎日練習をしたら、もっと出来上がっていたでしょう。
私は正直、あの世は無いと思っていますが、
幽体離脱を経験したり、ある場所で落ち武者に遭遇したり、
ICUで重篤中には祖父と会話して「もう来るか」と
手が伸びてきて「駄目よ!」と
母の声で静止されたといったこともありました。
それでも、夢想でしかないと思っていますが、わかりません。
義理の叔父の最期は心臓が止まり、
それでも家族が呼びかける度に脈を打つ状態を3度も繰り返し
4回目には「もういいよ!」とみんなで笑って納得したそうです。
私は文字を書いた後、必ず色鉛筆で、直線を入れ込みます。
そして般若心経を書いたことで、
自分の心を整えることができました。




* 『美しい運筆を体現すれば美しさがわかりそうだ』



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『国難はあるのだろうか、京都にて』


   


     3月 14th, 2020  Posted 6:57 PM



ワイフの叔父さんが重篤ということで、
3月11日に京都の病院に出かけました。
そしていつものホテルで一泊して大阪に帰ってきました。
今回は、そのホテルの客はおおむね日本人でした。
予想よりレストランや店舗も人の出入りは多く、
過剰な感染対策はなく、あくまで通常です。
叔父さんが入院中の新築の病院は、私から見れば、外来や見舞客の
対応をさらに慎重に、そして新設の医療器具は、
もっと掃除可能じゃないかと危惧しました。
HCU(高度治療室)の叔父さんは、「自宅に帰りたい」と
言っているというか表現していました。ともかく、「私は納得」です。
とても理解できます、私もそちら側が多いのです。
私と同い年でもある彼は、息子が来月末に挙式予定です。
看護師達や作業するスペースを中心として
両サイドを見渡せるように患者のベッドが並んでいますが
医師が全くいませんでした。
私も医師に言い分が相当にあるし、
「なんだただまもなくの死を待っているか」、
「もし、家族だったら、どうするか?」を論理的に
説明を求めたかったけれど、今回はともかく沈黙をしました。
目の前の叔父さんはまだ頑張っているし、
彼の寿命は残っていると思います。
マスクに手袋をして、アルコール消毒を携帯し移動しましたが
京都には、何も国難は起こっていないということを感じながら、
マスクで少々酸欠気味に帰宅しました。


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『新製品のモニターとして万年筆を試す』


   


     8月 16th, 2016  Posted 12:00 AM



筆記具の王様は万年筆だと思っています。
「文字を書くこと」にはとても強い想いを持っています。
そして不思議なことは筆記性には遺伝があるのではと思っている次第です。
父の兄弟と私は筆記力がそっくりなことです。
確か、自分と父は筆記力の検定試験を受けて、
筆記検定1級になったことがありますが
その証明証は実家に残っているはずです。
ともかく、父方の伯父や叔父とは筆記力は毛筆であっても、
楷書についてはとても似ています。ソックリな文字を書きます。
「書く」という行為は「欠く」=知識を埋める作業だと考えてきました。
そして筆記具では、
毛筆の筆先は柔らかくボールペンや万年筆のペン先は紙より硬いのです。
これが筆記具の文明論の下敷きだと考えています。
実はドイツの有名なブランドあるメーカーの
新製品すべての書き心地を試してほしい、そんな依頼があり、
そのシリーズで自分の好みのモノは進呈されるということなのです。
何と言っても万年筆・ボールペン・ローラーボールペンは、
少なからず、出張でも使わなくても持ち歩く性格です。コレクターです。
国産の万年筆は性能はとても優れていますが、
グローバルに闘えないデザイン不足を感じています。
やっと先般も紹介した日本製で2500万円の万年筆が登場しました。
ところがこのドイツの有名な鉛筆から様々な筆記具メーカーの
新製品である万年筆は廉価版でした。
ペン先の硬度はこのメーカーの鉛筆硬度にとても似ていました。
スマホやパッドなどデジタル筆記具が進化すればするほど、
万年筆とそのノート類はますます進化しているようです。
ただ自分としては
21世紀ならではの発明的な進化があってほしいと思っています。
自分の筆記力は楷書と読みやすい行書や草書が
日本語だからこそあってほしいと願っています。



* 『書く事のモノは最初から進化を続けている』
* 「プロとして元気の素は鉛筆への作法」
* 「今年革新だった万年筆を再度確認」
* 『万年筆メインテナンスから見えている現実』
* 『最高級品=最高価格であるべき万年筆の登場の意義』


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「ふるさと福井の織物・繊維を世界の標準にデザイン主導する」


   


     9月 11th, 2013  Posted 12:00 AM



私のふるさと福井に「羽二重」があります。
しかし、むしろ羽二重餅の方が認知度ありで、
「羽二重」=はぶたえ、という呼び方自体知られなくなりました。
はぶたえというのは絹の平織りで「光絹」こうきぬは最高品です。
通常の平織り=経糸と緯糸と異なり、経糸を細い二本で緯糸一本。
ゆえに、着物の裏地としては最高品でした。
今では、絹織物より一般化したポリエステルになりましたが、
やはり、ポリエステルは洋服の裏地になりました。
かつて、三宅一生氏の「プリーツプリーツ」を最初に、
デザイン評論は私が取り上げて書きました。
ポリエステルは人類が辿り付いた最高の布地です。
そのときに、ポリエステルの評価軸を出したことがあります。
ところが、織物としてはやはり無機質=呼吸をしない布地です。
最も最近はさらに、ポリエステルの進化は素晴らしいのです。
私の一人の母方伯父や父方祖父も繊維に関わっていましたし、
育った松岡町には学校以上の織物工場もありましたから、
デザイナーとして、繊維に対しても興味はつきません。
したがって、まずは、繊維・織物の品質=性能評価軸を
「情報デザインとして明化」することを目標にしています。
もし、これから、洋服を買うときに、
これまでは、洋服ブランドのみでしたが、一般的にも是非、
「この洋服の裏地は福井産?」とユーザー知識をと思っています。
私はあらためて織物・編物・繊維・ファブリック・テキスタイル、
こうした物=自然素材とモノ=人工素材の「性能」の再評価を
私はプロとして再構築を目指しています。
たとえば、ガーゼ・晒布・タオルから工業用資材、スポーツ資材、
これらすべてにデザインの主導性を、なんといっても、
ふるさと福井でこれらのスタンダードを世界発信させたいのです。
特に、総理・岡・特岡は「手ぬぐい」の平織りです。
これらに、f(x)=ファブリックは、性能からデザインまでを
包括したインクルーシブデザインにしていくつもりです。


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