kazuo kawasaki's official blog

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『難問解決の大ヒントは「素材」開発デザインの美です』


   


     5月 25th, 2016  Posted 12:00 AM



自分にとってデザインはまずは問題解決をねらうことですが、
その答は常に、「応答」・「回答」・「解答」があります。
そしてそのそれぞれは「美学的」であることが一番です。
プラトンの言葉にも、
答に迷ったなら「美しさ」が第一というものがあります。
真・善・美の中で美だけをよりどころにしてきました。
したがって、答える条件として「素材」を新素材化しなければ、
「美しいモノ」としての
それこそ難問解決の解答は無いと確信してきたのです。
一昨日は素材メーカーと会い、昨日はメガネメーカーと会いました。
今最も取り憑かれているのは3Dプリンターで
「素材」そのもののアウトプットです。
かつて、福井にもどった時にメガネフレーム素材は、
ようやくチタンに気づいた時でした。
それはオーディオの世界から10年遅れていました。
とてもエンジニアリングプラスチックなど気づいてもいませんでした。
まだヘッドホンが300gの時代に、
エンプラ(エンジニアリングプラスチック)で
150gを実現しヒットさせていましたから、
エンプラメーカーを福井に呼びました。
しかし、当時はやっとチタンであり、
エンプラの提案などは全く採用されない有様。
もう30年になりますが、
ようやく3Dプリンター成果での素材がドイツで受賞になり、
これからこの世界が必ず拡大していくはずです。
しかも、この新素材は生体適合性を持っていて、
アレルギーもなく、殺菌も可能です。
新しい素材に触ると未来の「美しい解答」が見えてきます。
それは商品アイテムをもっともっと見せてくれるのです。
今や、車から手術機器、さらには素材の細胞化までが
おそらくデザイナーが最も関与することになるはずです。
ちなみに、メガネは「サバエ」というより「フクイ」の技術が一番です。
最先端は「フクイ」が成し遂げ、
その下請けが「サバエ」だと強調しておきます。

*『素材=ボロンとダイヤモンドですでに開発していた』
*『ヘッドホンにはヘッドホンアンプ必要なり』
*『「瞬感」SHUNKAN=液晶サングラスを実現しました』
*『I seeの世界観』
*『商品が記号となった実例・私の体験と確認』


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『ずばり、自分ぴったしのモノ世界のモノマガだ』


   


     5月 3rd, 2016  Posted 12:00 AM



「mono」マガという雑誌は、創刊時の編集長から代々の編集長が知人です。
現在の編集長は日本文具大賞の審査委員です。
編集長に文具のデザイン評価をしてもらっています。
そして、この5.16号の特集記事は、なんと、私の趣味が結集。
ワイフは、「ああ、とんでもない特集号・・・」と言いました。
「オーディオ」・再度ブーム来たるか!
「万年筆」・これもブームで、なんたることは1000万クラスが紹介。
「日本のジーンズ」・ジーンズは最近の若者には人気がないとか?
ということで、さてさて、熟読開始でした。
しかし、オーディオは元来ほとんどプロでしたし、
現在自宅のオーディオ環境は絶対に最高級環境を常に再考リニュアル!
それだけに、現在のオーディオはなんと遅れた商品開発なんだってこと。
全くデザイン依頼もされないし1970年代のブーム技術がデジタル化だが、
哀しくなる商品が多くて、でもかつての私の商品は今も生きていました。
万年筆に至っては最高品が1400万円かい!っていうやや怒り。
でも、このクラスになるとやっぱりクリップはこの形態になります。
そして、万年筆選別は極めて正確ながら、あれが無いとかです。
最近の若者はジーンズをはかないから、車にも興味が無いと聞きますが、
実は、ジーンズの生地、そして縫製は日本が世界でトップであること。
もっと若者は知るべきだと思います。
この「モノ」に関わることで「蘊蓄の箪笥100」は、
代々の編集長にこれだけの出版を願っています。
そして、「なんで、聞いてくれなかったのだろう?」
「なんで、デザイン依頼が無いのだろう?」
スタッフは、「決まっているでしょ、怖がられているからです」と。
んー・・・・そうなんだと納得です。

*『失われてしまっているジャーナリズムは雑誌に歴然』
*『売れるより売る文具大賞グランプリ』
*『装飾はデザインにあらず、されど装飾はデザイン可』
*『LTRASONE・問題解決を成し遂げているヘッドホン』
*『青は藍より出でて青し、ジーンズを見つめて』


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1月8日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 8th, 2016  Posted 12:00 AM

1月8日 先負(己丑)


発想は常に
オリジナル=創造的。
だから、
発想論自体が、
模倣であってはならない。
発想論そのおのの
オリジナリティから
出発し、帰結するべきである。



川崎和男の発想表現手法


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『資本主義からの逃走』
「資本概念の変容と変質はイデオロギーを消去する」


   


     1月 7th, 2010  Posted 8:00 AM

Atom to Bit

技術的進化を疎ましく思う世代がいます。
これは人類の歴史、その進展上では「常」でした。
さて、
資本主義の要素は、貨幣・生産・労働・商品などです。
そして、これらのすべては「アトム」の世界でした。
だから「アトム資本主義」だったと言えます。
ところが今や、
土・硝子・空気に「ビット=bit」が資本となりました。
● 土=シリコン
● 硝子=光通信ケーブル
● 空気=Network・Wi-Fi
以上の三つを指摘したのは、
ムーアの法則のあのゴードン・ムーアだったのです。
それも日本で1991年のキーノートスピーチでした。
私はこの三つは、技術産業と社会インフラの成果です。
私は、さらにこうした技術進化や社会インフラから、
成果に対する報酬=対価が無報酬化されることと、
アトムはすべてビットに換算されると予測しています。
結論は、明快です。
アトム資本はビット資本として、
無料=自由化が進展する世界に向かっています。
Pubulic Domainというソフトウエア=無料のbitが、
実は、bitを資本主義的に産業化して大企業化し、
群小のベンチャー企業が、bit資本を勘違いしたとき、
ベンチャー企業は必ず倒産するという定説です。
これからの「資本」は、bit資本となって、
その対価は「無料」になっていくことは確実です。
イデオロギーであった「資本主義」は終わります。

Free for Public Domain

無料=Freeは「自由」につながります。
その「自由」の意味の大転換時代が目前だと、
私は予知し、予測し、確約をします。
私の確約はアトム世界をbit世界で取り囲むことです。


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