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Posts Tagged ‘思考結果’


『パノラマ的な拡大は詳細を見詰めることだ』


   


     4月 13th, 2016  Posted 12:00 AM



視覚として四方八方に視点を動かすことを
目配りが優れていると言います。
特に少林寺拳法では「八方目」といい相手やその周囲に目配りの技法です。
この目配り技法によって相手の攻撃を防止するとともに、
相手からの防衛法を先んじることが出来ます。
四方八方という視界を拡大する手法は18世紀末に回転画、
パノラマ=panoramaと呼ばれ、
一つの思考空間とすることが可能です。
これはより大きなパノラマ空間に
アスペクト比:画面に比率を与えることです。
目配りする空間の比率には、集中画面への焦点化が必要になります。
それは大画面に集中点=焦点を設置すれば、
全体把握とともに詳細部位把握が必要になります。
パノラマ的な思考とは、
「神は細部に宿る」
あるいは、「尺は寸よりも短し」=僕の先祖宮大工の言い伝えです。
つまり、パノラマな空間はその比率毎それぞれの画面に、
細部や詳細性への目配りになるわけです。
これは単純な焦点というよりは、concentrationという
集結性や収束力をもたらす結論=思考結果になると考えます。
本来、回転画という画面設定であったことから、
四方八方への目配りとは、
まさしく、人間が周囲=環境への「知」とその経験を
より拡大出来るかが問われています。
というよりは、四方八方への大胆な目配りが、
実はもっと詳細に隅の隅まで熟慮と吟味を重ねるということを
意図しています。
この意図ある思考方法を「パノラマ的な手法」と
呼ぶことが出来るということです。


*『絵画に惚れることの重大さ』
*『専守防衛が鉄則ゆえに護身効果大の手法あり』
*『最も、障がい者の存在を描いた画家』
*『コンシリエンスデザイン学域の統合図解』
*『乞食=こつじきの地になってならない! 造形美の神社』


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「素材革新での造形言語が与えた影響は形態言語すら変更」


   


     10月 28th, 2012  Posted 12:00 AM



プラスチックを拳銃素材とすることで、
拳銃業界は世界的にも大革新されました。
オーストリアのグロック社から「Glock 17」が生まれました。
この造形言語=designing languageは、大ヒットとなります。
映画でも、
「お前はグロックを使っていないからだ」
というセリフまであったほどです。
米国の警官は自分の拳銃は自由に選択が出来ますから、
60%の警官が選んでいるとまで言われました。
ほとんどの拳銃メーカーは、
この造形言語で生まれた「Glock 17」、
その形態言語=designed langageを追いかけることになります。
なぜ17かということにはいくつかの説があるほど、
この拳銃デザインは革命的な拳銃の進化を表現しています。
なんとしても、新しい造形言語を追いかけたイタリア・ベレッタ社は、
自社の形態言語を捨てることになります。
「M9000s」という拳銃は「醜いベレッタ」とまで非難されるわけです。
しかも、このデザインはあの著名なジウジアーロに依頼したものでした。
しかし、この評判のために、彼はデザインを変更します。
それが「Px4」となります。
先般話題に取り上げたワルサー社も、その「Walther P99」は
明らかにグロックの造形言語を引用しています。
そして、「Px4」と「Walther P99」はとても近似しています。
それにはグロックの形態言語を打ち破る
それぞれのメーカーの造形言語の見つけ方、
そのものがどうしても近接した思考結果だったのではないかと思います。
当然、S&W社もこの影響を受けて、企業の形態言語を変更します。
しかし、この引用は盗用とまで言われて訴訟になります。
私は、死の商人の商品である拳銃デザインには時代流行性が顕著です。
デザインにおける造形言語と形態言語が
最も市場競争性を表していると観察してきました。
日本の警察は、S&W社を選びます。
理由は性能であり、初速が0.2秒速いということでした。
しかし、日本の警察官、特にSPに配備されているのは、
ワルサーPPKの形態言語を引用したSIG社の「SIG SAUER P230JP」です。
この拳銃の性能性は
グロック社の性能を超えているとさえいわれていますが、
まったく不要の長物です。
したがって、私は、日本の警官が発砲出来る拳銃が必要だと思っています。
それは、これまでの火薬で発射し、
殺人兵器となる銃器機能を廃棄することです。
その造形言語はまったくまだ世界には存在していません。
デザインは問題解決の手法です。
だからこそ、威嚇、防御はすでに拳銃というモノを廃絶する必要こそ、
デザインの役割だと考えるわけです。


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「今年革新だった万年筆を再度確認」


   


     7月 14th, 2012  Posted 12:00 AM



パーカーの5thが発売になったときすぐに紹介しました。
なにしろ、筆記具はプロにとって、
重大で大切な道具であり、私の「意志のメディア」だからです。
「意志メディア」とは、思考結果だけではなくて、
筆記具グリップ感が、
意志を決定してくれる媒介であってほしいということです。
そして、今年度の文具大賞では、
プラチナの「インクが筆軸内で乾燥しない」万年筆が登場しました。
文具大賞の表彰式後にプラチナ万年筆の社長さんと立ち話をしました。
もっと高額で高級品も絶対に商品化してほしいこと。
日本の筆記具は世界的にも最高の技術的成果がありますが、
どうしても、海外の有名ブランドの十分の一価格です。
それには幾つかの「負け要因」がありますから、
その「負け要因」の話をしました。
呉竹の万年筆ペンも社長さんと話ができました。
今年はなかなかいいモノが出来ました。
これにも「負け要因」があります。
そして、私にとっては「スケッチが描ける万年筆」です。
パーカー5thは、どうしてもスケッチペンには不向きです。
まだプラチナには可能性があります。
結局はペン先・インク・リフィールそしてペン先の乾燥度合いが問題です。
かくなる上は、やっぱり自分のデザインで
世に問うことしか無いとも考えています。
パーカーは、万年筆風のペン先にこだわって、
リフィールを革新したことがポイントでした。
すでに、リフィールも、細字・中字・太字までそろってきましたが、
ペン先乾燥においては、まったく、プラチナには及びません。
プラチナもペン軸のデザインというより、
デコレーション=素材仕上げに高級感が望まれます。
この写真のような透明軸は「デモンストレーター」と呼ばれています。
大抵の万年筆ブランドには、
この「デモンストレーター」タイプアイテムがありますが、
プラチナはその筆頭でしょう。
しかし、この「デモンストレーター」タイプなら、
絶対にカートリッジやコンバータではないアイディアが欲しいのです。


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「資本主義からの逃走」
 「全体価値を創る、自己確認するための痛み。」
  


   


     2月 27th, 2011  Posted 2:13 AM

あらためて、私の夢の形見
デザイナーになってちょうど40年です。
すでに残された時間ということを考えます。
しかし、28歳で最初の死に際を実感しながら
40歳までの時間を意識していたにも関わらず、
心臓病、敗血症、と3度も「あの世」の入り口まで行ってきました。
そのおかげで、何を残しておくべきかはすっかりわかっています。
デザイナーであるがゆえに、無論、「造形」から「思考結果」、
さらに、私の持ち時間では完成できないコトは、
次世代、次・次世代に期待と希望を託すだけになりました。
その大きなテーマが、
「デザインは付加価値ではなくて全体価値を創る」ことだというコトゴトです。
それを、今、私に要請されているモノづくりと、
自分が果たしたいコトを懸命さと賢明さでということを言い聞かせています。
具体的に、「私はここまでやったから、あとはよろしく」ということでしょう。
そういう意味では、大学環境と企業環境を往来できることは、とても幸運なことです。
「全体価値」が観えるというのは、
私にはとてつもない「欠損・欠陥・欠落」部を身体的に毎日自己確認できるからでしょう。
自己確認となる身体的痛み
その自己確認とは今なおひきずっている交通被災での損傷部位の「身体的な痛み」にあります。
喫煙すれば、この痛みは一定になります。だから喫煙は麻薬に等しいのです。
酒を飲めば、この痛みはまったく感じなくなることも充分に知ってしまいました。
しかも、この痛みという自己確認のマーカー値が暴れ出すとき、
私の心臓病は、頻拍から細動に至る危険性がありますが、
ICD(除細動器)を植え込んでいるのでパルス衝撃で食い止めることになるでしょう。
私の身体的痛みが毎日毎日明確であるがゆえに、
私だけが伝えることのできる人間であるという同一性を「かたち表現」にしています。
耐えきらないほどの痛みに立ち向かえることの体力と精神力を鍛えるためには、
「自分に喧嘩」を仕掛けるわけです。
62歳、スタッフや教え子たちが祝ってくれました。深謝です。
まだあと少し私定義の「全体価値」、みんなに伝えたいことがあります。
私の「夢の形見」でもあるのです。


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