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Posts Tagged ‘性能’


『日本人は腰椎と骨盤が特殊ゆえ「座れない」民族』


   


     9月 19th, 2019  Posted 12:00 AM



日本人の腰椎と骨盤は極めて特殊です。
それは、遺骨収集でも「日本人の骨盤」が、よく分かると言います。
狩猟から農耕民族へ、そして畳での生活様式が、
背骨の出っ張りや丸みを作っています。パーキンソン病が多いのです。
身体の前側の筋肉が発達しているので、
欧米人の様に身体の背面の筋肉で姿勢が良くしっかりと保つことが
難しいのです。腰痛に悩まされる人が多いのもそのためです。
日本人には「座る」行為は、とても伝統的で特殊なのです。
「腰で座る」ことからの解放、姿勢をつくる、
保つということを目指しました。
日本人は世界一座り過ぎで、死亡リスクが明確な数字で語られています。
では私はどうなるのかを発表します。
私は胸椎の6番と7番を交通事故で圧迫骨折しているので
それより下部は全く麻痺しています。
最大の間違いは、車イスは腰・骨盤では運転不可能です。
健常者が設計すれば「腰で乗る」ことになっていますから設計ミスです。
特に電動車イス利用者がイスに座るたけでも
腕力と背筋力を鍛えるリハビリを要して「座る」ことができています。
さらに、血管系とリンパ系での圧縮にも、人間は2種類あります。
血管系とリンパ系の圧縮が気持ちがいいのと、
圧縮によって、気分が悪いことがあるのです。
1989年に8年かけた車イスは、「CARNAはスニーカーのような」
車イスとして発表しました。
そして30年たって、CARBON RESPECTは
2~3時間を、たった1mm厚の高さ5mm波型で、
身体保護と身体抱擁をかなえています。
それぞれ角度をもった座面と背面は、カーボンの性能で
十分な撓みで2~3時間「全く疲れない」のです。


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『「腰」では絶対疲れるから座れないアイディアがある』


   


     9月 17th, 2019  Posted 12:00 AM



「座れる」イス+ソファーの組み合わせ=2台と、
もう1台はステージ展示、その実像と虚像でした。
正面に設えたコンクリート壁の裏側には天井も床も突き抜けた、
「鏡の裏には冥府への階段がある」ことを
AXISにディスプレイ。
もはや階段でも虚像でもない、これからの新しい世界観を表現しました。
いわゆるリアリティを乗り越えるデジタルな、
それこそVRでもAIでも無い、これからの視界観が広がっていくのです。
極薄のカーボンの板としての座り心地を実現するために、
「腰」で座るということから離れました。
「腰」では無い、いつも私は車椅子を使っているからこそ、
そのアイディアを「座る」ので出来ました。
たった1mmの平板を5mmの波型で、
炭素繊維の「性能」を造形化しました。
そして、「性能」の造形化、
デザインしたいと望む素材にはアラミドとボロンがあります。
ボロンでのLPプレーヤー用のカートリッジ カンチレバーを
40年前に「ナガオカ」で商品化しています。
この商品は、山形県東根市の返礼品になっています。
これらの素材は、超軽量及びその強度といった性能が、
絶対に「神話化」することは間違いではないでしょう。


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『たった1mmを5mmの波型にすれば、日本発CFRP発明』


   


     9月 16th, 2019  Posted 12:00 AM



カーボンファイバーの、たった1mm厚の板を、高さ5mmの波型にして、
これまでのカーボンファイバーを越えた日本発のモノづくりをしました。
「問題解決」と「価値創出」がやっとできあがりました。
CFRP「炭素繊維強化プラスティック」は、
福井で炭素繊維が織られているのですが、
その後、詐欺のような誤魔化されてるんじゃないかと
思える産業にあずけることになります。
これがカーボンファイバー産業の最大の原因なのです。
しかしこの素材は、やがては福井県の産業になるかも知れません。
それは「性能」を性能性・性能的に「美学」として、
「象徴」ではなくて「神話性」という価値にまでするつもりでいます。
高額商品ではありますが、3時間映画を見ても、
「座り心地が最高のモノ」、一生モノを超えて何世代にも渡り
ずっと使用、所有してもらえるモノを創り出しました。
これまでのイスでは考え出せなかった、
モノづくり=大物主神を表しました。
おそらくその一方で、
CFCPというまがいモノがインテリアに入っていくでしょう。
「パリの大聖堂」には燃えないこの素材で再興してもらいたいです。
たった1mmを5mm波型にした「決して燃えないこと」を
座るという形状に表現してやりきったと思っています


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『炭素繊維強化プラスティックで三脚を発表します』


   


     9月 9th, 2019  Posted 12:00 AM


カーボンファイバーは、「炭素繊維強化プラスティック」です。
「性能」を能率的・効率的に「美学」で、
素材としてデザインを発表します。
超軽量と強度を要因としてデザインを3脚展示します。
一脚は、実像と虚像を表現していますが、
2脚は「座れる」のでお試しください。


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『インテリア商品のために、日本だから出来ること』


   


     8月 23rd, 2019  Posted 12:00 AM



イスやソファーなどイスの歴史が日本には無かったとされています。
イスについて考える時いつも初心回帰、原点回帰です。
私はこの事に対して調べて書いていますが、
仏教伝来とともに、
「禅家所乗物」・「独搨(トクタツ)」・「發子(テンス)」
といった寄りかかる「倚子」がありました。
素材としての木に寄りかかる意味から
「椅子」という表記が一般的になりました。
その歴史や文脈を受け取り、作品も制作展示もやりきってきました。
今回、私の商品発表会は、会社創立70周年記念となる作品です。
新たな「イスとソファー」を組み合わせた造形を、
「先端的な素材」の性能から表現しています。
ウレタンフォームなど経年劣化をおこす、レガシーとして
ふさわしくない素材を使うインテリア用品は
美術館のパーマネントコレクションにはならなくなってきたのです。
歴史の断片として博物館を飾るモノです。
情報空間、音響、映像が錯綜するこれからの空間を対象とした
インテリア、室内装飾、デコレータなどプロが必要となるでしょう。
イスが置かれるこれからの空間も新しい提唱をしています。
クライアントから見れば哲学的だと思われていますが、
21年間の大学人から
再度、デザイナーだからこそ出来ると考えています。


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『インスタレーションのインテリアドメインとフェーズ』


   


     7月 25th, 2019  Posted 12:00 AM



若い頃、東京の都市計画が、皇居を「象徴」として語る
建築論からその空間性に納得をつけたものでした。
秋の私デザインの新作発表は、インスタレーションでもあり、
「インテリア ドメイン」に関して、相当の論理付けをまとめていました。
連続する物理空間と情報空間の特に電磁波空間性を
「インテリア ドメイン」としています。
実在・機能・構造・象徴と性能・機能・効用・神話を見つめていました。
そして、経済的な、すなわち商品価値も大きく関わってくるのです。
重要なことは象徴は無くなり、
神話へのインテリアフェーズが始まっていることです。
インテリアドメインに対してのインテリアフェーズが開始しています。
自然と文化や生と死、混沌と秩序、感性と感情といった対立、
その融和をメタファーとして示し、
人間にあるいは、見た人、ユーザーに、そういったドメインとフェーズを
開示し受け取っていただく神話性を、
私は新作でやってみようと思っています。
残念ながら、デザイン誌は日常から消えていっています。
これは昨今の雑誌出版事情もあるのでしょうが、
一時的なブームは、すぐに消えています。
現状の一過性もしくは一時的なデザイン、
インテリア用品もまた消えていきます。
私は、音楽やデザインやアートといった文化的産物がたどり着く
「神話化」によりそれらに対峙し、語り直したいと思います。


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「モノとコトからの逸脱を私は図る新作の価値論」


   


     7月 16th, 2019  Posted 12:00 AM



モノはコトを仕掛け、コトはモノを要求します。
モノが象徴化されれば、構造がそのモノの進展を促し、
コトがモノを準備させます。
一方、モノが神話化すれば、効能がモノを要求しコトを導き
あるいは発祥させます。
現代では、コトからモノへ、コトがモノを突き動かすという
デザインが多く、またそれらがデザイン賞でも奨励されています。
しかし、私は、『芸術の陰謀』(消費社会と現代アート)での
ジャン・ボードリアールの「無価値と無内容」という
一刀両断の切り口を、今の市場の価値論で、思い返しています。
私は秋発表の新作において「性能」としての存在から、
機能と効用を取り込み象徴化から神話化へと昇華させなければなりません。
市場はインターネットで多極化していますから、
消費と浪費の間で、普遍的な富と美を訴求すれば、
その過程で、象徴と神話がモノとコトを見事に分裂を起こせます。
そのとき、アートとデザインはくっきりと定義をわけるでしょう。


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『モノの存在とコトの別れがあるから象徴と神話がある』


   


     7月 15th, 2019  Posted 12:00 AM



モノの歴史を語るために、「扇風機」を例として思い出します。
それは、
  ■ 実在論
  ■ 機能論
  ■ 構造論
  ■ 象徴論
これらがあります。
先般、この説明の順番を企業プレゼで誤りました。
それは、秋の発表のために、
 ■ 性能論
 ■ 機能論
 ■ 効能論
 ■ 神話論
といった流れで結びの象徴論と神話論を語るためでした。
市場は2極論というより、今では3極になっています。
そのためには資本論の所有と使用から、
インターネットでの新たな競合論があり、
私は思い切って、すこぶる超高価論で自分の作品を導いています。
「扇風機」という題材は、私自身が社会人として、
東芝最初のレンダリングのトレーニングでした。
そして扇風機がまず存在としてあり、
そこから機能的に首を回すことからの構造論である仕組みで、
虫の音色が流れたり、誰が使うかという対象化
そして最終的には象徴論を学んでいきました。
東芝では4枚羽でした。
そして羽のない扇風機も製品化を逃しましたが、
そもそもは東芝が特許を持っていました。
さて、私が最も気嫌いしているのは
「デザインは機能的」で語られることで、
「性能的」「効能的」でもあるべきです。
更に、インターネット市場にはAI(artificial intelligence)こそあれ、
まだ成り立っていない「神話論」がそこには必要となるわけです。
それこそ、モノとコトが、しっかりと分かれてくるのです。
象徴的と神話的は、どこかで別れうるかもしれません。


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『牛乳の蓋から収集癖が始まった』


   


     5月 23rd, 2019  Posted 12:00 AM



私の収集癖は、最初は「牛乳の蓋」でした。
それが、切手、マッチの箱、古銭、藩札、決まった缶詰の蓋、
野球選手や相撲取りのカードなどになっていきました。
最近では、ペットボトルのキャップがとってもいいと思って、
これを収集しようかと思っていましたが、ワイフに怒られました。
水はevianと決めていますから、
このキャップやデザイナーのボトルシリーズを
どこまで集めるのかをほんの少し、決めていました。
もう収集癖は諦めよう、いや、これは本能に基づく習性なのだ。
「収集とは何が無いかを知ること」だと私は知っています。
収集するというのは、
「持っていないモノを探し、さらには全てを持ちたい」を
満足するまで、完全主義に撤して他の人が何を言おうがやりとげる、
とても勝手な行動です。
しかし収集癖だからこそそれでも埋まらないモノを自分のデザインや、
ブランド形成にと昇華させる手段だとも考えています。
これまた身勝手な言い分ですが。
そしてペットボトルのキャップには、
その秘密とも言える機構と種類があり、
「何かが果たせる性能や効能がある」のです。
機能とは、収集した後にやってくるのです。


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『私自身のトーチ・デザイン審査基準は5項目でした。』


   


     3月 23rd, 2019  Posted 12:00 AM



1次審査の結果が入りました。
私が期待した一案もかろうじて入っていました。
それぞれの専門家からなる審査員団の一人として、
「デザインが問題解決である」とは、
一般的には伝わっていないのだとも実感しました。
私は、デザインの5つの基本、
もしくは基準となる構成と構造に着目していました。
 ● 日本らしさというシンボル性の形態への表現性
 ● 先端技術の応用による日本独特性=押し出し成形への確かな知識
 ● 新しい製造手法とトータルな適合性=成形後の光の実装性
 ● モノとコトが「復興」でつながる文脈性=コトづくりに一致
 ● 世界に誇れる機能・性能・効能を具現化する想像力の創造性
もっとも大事な「創造性」は、
問題解決となる解答を必ずや導き実現する力です。
2次審査に必要となるトーチとしての様々な条件検証は、
技術の専門家中心に実証現場での確認そして私はビデオで確証し、
さぞかし大変なチーム努力だったろうと応募チームに敬服しました。
この審査会の専門家はボランティアでした。
これまでの知識と経験から国家的なプロジェクトの一翼を担い、
東京2020の成功を日本の未来につなげたいと承諾されたのだと思います。
私も苦手な午前中から、長時間連日の審査会を乗り切りました。
私はシンボルマークのバッジが欲しかったのです(笑)。
実際、国際的な市場でのモノづくりの現場にいるデザイナーとして、
万一、聞かれたらなら明言できるだけのの自負がありますから、
その実践からの「論理」をもってのぞみました。
結果、英知を結集し議論を尽くした審査が終了しました。
オリンピック・パラリンピック開催の前には
日本中で、20000本のトーチが、走り巡ります。




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