kazuo kawasaki's official blog

Posts Tagged ‘提唱’


「70歳、JIDA永年会員証をもらいました」


   


     6月 28th, 2019  Posted 12:00 AM



70歳になって、JIDA(日本インダストリアルデザイナーズ協会)から、
「永年会員証」を受け取りました。
JIDAはICSID=国際インダストリアルデザイナーズ協会の日本支部です。
ICSIDのエクセレントアワードは
故・栄久庵憲司氏に続いて私が2人目の受賞者でした。
凄く立派な彫刻をいただきました。
JIDAには、文芸美術国民健康保険証があり、
フリーランスのデザイナーには役立ちました。
ところが福井県で使ったら「このようなものはない」と言われました。
後に、中部JIDAから北陸JIDAを立ち上げる際には、
私も若かったから随分中部JIDAと一応喧嘩をしました。
しかし、いわゆる工業デザイナーが全て会員となっているわけではなく、
団体として役割があるのに活動に物足りなさを感じることがあります。
最も、中には「除名」を受けた者が大学人としているのはおかしいです。
今、本当に重要な国際的存在や大学人が牽引してほしいです。
それこそ日本がデザイン界でトップになるべく、その「役割」があります。
そういう役割を期待しています。
「理事乞食」などいらないのです。
若さや経験の人や、ともかく英語が出来る人,
選挙などは要りません。
また、工業デザイナーの今の資格制度なども全く駄目です。
70歳だからこそ私は言わなければならない経験と立場があります。
見届け、恩返しし、後継者たちがその潮流を作ることを願っています。
最近は米国のDesign Thinkingを「デザイン思考」と言ってデザインを
語ることには納得がいきません。
その根幹の「思考」すらきちんと論じている著作はありません。
私は「Consilience Design」を提唱しています。


目次を見る

『音響空間には「音像」と「音場」がとても大事だ』


   


     4月 15th, 2019  Posted 12:00 AM



音響には「音像」と「音場」があります。
そして、菅野先生が提唱された「レコード演奏家」として
CDもあれば、LPレコードも、カセットも、
そして、カートリッジやコードから様々なオーディオ機器を
通して、今では体感し確かめられるのです。
私は「音像」はJBL4343をステレオで確認出来ます。
それはボーカル曲だと、音像で虚像的なボーカリストが
センターに立って歌っていると明確に感じます。
さらに、「音場」をつくる二つのスピーカーシステムには、
コンピュータで室内の家具や人数に合わせてどこでも、
最適な音響を鳴らすことが可能になります。
これはB&Oの低音=ウーハー・中音=スコーカー,
高音=ツィターが、360度の床・天井までを
空間的に、音場を創り出します。
これが私の人生の半分を占めて居るとさえ覚えます。
私は音響では、「音像」と「音場」での空間使い分けが
とっても非常に大事だと思っています。
残念ながら建築学では、この肝心さが抜けています。


目次を見る

『もう一度、とっても会いたい菅野沖彦先生』


   


     3月 27th, 2019  Posted 12:00 AM



昨年、10月13日にダンディズムとしてのオーディオ評論家、
その道を極められた菅野沖彦先生があの世に逝かれてしまったのです。
私は好き嫌いがはっきりとしています。
たくさんの評論家の中でも特に先生に傾倒していました。
東芝時代、若手のデザイナーとして私のデザインを、自社の営業より
評価、理解していただいた先生の期待に応えたいと通っていました。
オーディオ評論家という枠を超えて、
パイプ、西洋人形などの世界観を教えてもらいました。
菅野先生が提唱された「レコード演奏家」は必ず残っていくでしょう。
コンピューター雑誌に私は連載を2つ持っていました。
あるときに、新進のスピーカー企業に行きました。
前日には菅野先生からもアイディアをもらったことを聞き、
「S先生」とエッセイで、菅野先生との東芝時代の想い出を書いたところ、
「S先生」とは菅野先生のことではないかと、オーディオ雑誌の編集者、
M氏が、交通事故と東芝退社で、途切れていたご縁をつないでくれました。
先生の自宅にお邪魔しました。
懐かしい空間と、選び抜かれたオーディオから、
音響を何十年かぶりに体感しました。
ワイフは、息が出来ないという音質を感じ取りました。
そして、先生から、「レコード演奏家」として、
私を取り上げていただくことになりやはり部屋を改装し準備しました。
今では、この程度で?と、
残念なオーディオでありビジュアルの評論家が多いのです。
東芝時代には、まずは先生に試作を持っていき
なかなか通らない私のデザインを
東芝の偉いさんに先生から説得してもらいました。
無神論者である私ですが、
先生とこちらで再度会いたいと思っています。

先生との対談


目次を見る

『「餓死」する現実にPKD』


   


     12月 11th, 2018  Posted 12:00 AM



日本人は平均すれば、
一日に2500キロカロリー供給されているのですが
摂取カロリーは1900キロカロリーで、
600キロカロリーは廃棄されています。
人間にとって、1800キロカロリーあれば十分だと言われています。
それでもおよそ2000キロカロリーと摂取量は多くないのに、
糖尿病が多いのは日本人独特です。
食生活はご飯を食べる量が減って、
おかずである畜産物、油脂類を食べる量が増加し
栄養のバランスが崩れています。
糖尿病は日本人の贅沢病とも言われますが、
この病気は日本人の廃棄食料も一因を担っているのです。
日本人には戦争と言っても、おおよそ他人事なのかも知れません。
世界の中では、イエメンのように5歳未満の子どもたち、
8万5000人の命が失われています。それも「餓死」している現実があります。
私は2004年にPKD= Peace-Keeping Design を提唱しました。
ワクチンのうち2種類を選び、
そのための経肺摂取のワクチンシリンジから、
遺伝子検査を5時間で終えられるという検査システムも考えだしました。
これをデザイン界でも最大のコンペに研究室で提出し、
日本代表に選出されました。
しかし、英国での最終審査では「わからない」という結果で
デザイン界のどうしようもない知識不足を痛感しました。
このときから、私は「せめて生理学ぐらいを学習と習得すべき」という
意見を強調してきました。
PKD こそ、医工連携ではない、
プラス・デザインをさらに強調してきました。
世界では、毎日、ジェット機(500乗り)が
10台墜落したのと同数の子ども達が「餓死」しています。
この問題への「大きな意思」が必要だと思っています。


目次を見る

『2016ワールド・アライアンス・フォーラム会議に出席』


   


     10月 20th, 2016  Posted 12:00 AM



ほとんどこうした円卓会議であるフォーラムには、
自分は選びぬいた会議以外には参加しないタイプです。が、
それこそ、かつて出逢っていた人物の資本主義そのものを、
世界相手に日本から切り込んでいる人のフォーラムに参加しました。
「公益資本主義」の提唱者である原丈人氏でした。
かつての箱根で3日間のフォーラムは、Apple社主催、
世界から800名が集められたその会議で、原氏親子に出逢いました。
その時の出会いが再び巡ってきたのです。
原丈人氏は米国での著名なキャピタリストであるばかりか、
現在は「内閣府本府参与」の立場にある人物です。
大阪大学が選びぬいた人物であり「この人の提唱が素晴らしい」と。
(エッ、ひょっとすると彼?彼なら知っているかも)ということで、
研究室の助教が阪大での講演後に、尋ねると、
「エッ、Apple社でコンサルタントだった川崎さん阪大にいるの?」、
この会話から、電話やメールをいただいていましたが、
ようやく本日、久しぶりに会うことになっています。
父上と一緒だった彼は、彼本来の目的のために、
有名なキャピタリストになっていました。
父上は、鉄道ファンなら知らないはずはない人物でしたが、
横浜に「鉄道博物館」を残された方であり、
ある有名企業を育てあげた方でした。
「公益資本主義による成長戦略”GDP600兆円実現は可能”、
これまで米国での円卓会議が日本で展開されたのです。
この「アライアンスフォーラム」に、自分は、
なんとしても「コンシリエンスデザイン」を語ってみたいと考えています。
箱根での3日間は、自分の生涯においても有意義な会議でしたが、
なんと、まだあの時は学生?だった彼が、
今や内閣府参与として、資本主義、コーポーレートガバナンスに、
「公益資本主義」を実働されているのです。


* 「 Media Integrationに向かってきた系譜・2 」
* 「コンピュータを強く認識したときの人物と試作デザイン」
* 『開発コードネーム・Popeyeからの拡大』
* 『メディア・インテグレーションを追いかけた経験作品』
* 「連塾・最終回=10年を語る前に、松岡正剛という『ち』」


目次を見る

『「くまモン」参加のワッペンでレジリエンスデザイン』


   


     8月 5th, 2016  Posted 12:00 AM



先般、東京で誤報が流れました。
誤報であっても、日本人には必要なことだと思わざるをえません。
案の常、我々には「熊本大震災」はまだまだ連続していますが、
報道が無いと終焉したような錯覚が起こってしまいます。
現地では九州大学、そして現場熊本の崇城大学が
「レジリエンスデザインチーム」として、地道な活動をしてくれています。
バックアップできることは本当にささやかなことですが、
「レジリエンスデザイン」という領域がやることは、
これまでの「強靱化」というよりは、はるかに次世代、そして、
日本ならではの大切な提案・提唱になっているもとの考えます。
三つのワッペンを最初にデザインして、ようやく熊本県の認定で
目星のシンボル「くまモン」マークも使用可能になりました。
レジリエンスデザインチームの建築系ではコンペ企画も実施されるでしょう。
阪大の私の研究室でも明確な製品開発と商品化をねらってます。
ようやく、たかがワッペンかもしれませんが、
デザイン力の具体的な実務がワッペン一つの裏側には一杯潜んでいます。
今「全瓦連」がほとんどボランティアで修復に入っています。
このところ、日本では連続した地震が頻発します。
それだけに、3.11も熊本も明らかに、
日本民族の「知恵」=Silienceにするべきです。
次世代デザインではレジリエンスデザインとコンシリエンスデザインが
切っても切れない密接な関係にあることはこのチームにテーマが出るかぎり、
デザインの拡大、デザインの実務性は明確になります。
もはやユニバーサルデザインでは解決不足は明らかです。
それこそ、人間工学の一分野が「シーティングエンジニアリング」のごとく、
知識、学識、の大変革が起こっていると言って構わないでしょう。
「学際化」なんて誤魔化しだと言い放った無能さにはあきれるだけです。
レジリエンスを明確化するコンシリエンスデザインは
すでに本格的な実務としての次世代デザインに、
たったワッペンデザイン1枚で表現されているのです。


* 『熊本の草木鳥がレジリエンスのシンボルになる』
* 『公・自・単・情・安・省・空を暗記せよ』
* 『レジリエンスデザインチームだから屋根材・瓦を新開発』
* 『Silienceの原意・・・デザインが何になるかという意義』
* 『熊本大震災への新たな瓦屋根材のデザイン開発』


目次を見る

『電磁波革命と遺伝子革命が近接場で始まってきた』


   


     8月 3rd, 2016  Posted 12:00 AM



情報社会の次にどのような社会進化が起こるだろうか、
この質問に自分なりには、三つの革命をもう20年前から唱えてきました。
「光重合革命」・「電磁波革命」・「遺伝子革命」でした。
光と電磁波は相互に電磁波と遺伝子も同次元で科学的な検証とエビデンスが
コンピュータというツールによって明確な方向を見いだしています。
フォトニクスセンターが新設以前に、赤外線を皮膚に当てると紫外線となり、
がん細胞を死滅させる可能性など、そのようなことで、
光照射のペンシル型のイメージなどを提示していました。
一般的には、赤外線は身体にやさしく効用性が語られました。
が、紫外線はDNAすら破壊する、
だから太陽光で皮膚癌という常識も一般化しました。
ところが、近紫外線を発生するプラズマTVの危険性を
自分が指摘するとプラズマTVメーカーも一般からも自分は相当に非難中傷。
しかし、
プラズマTVはペースメーカー使用者に最悪とEC各国からの輸入禁止となり、
国内はすべてプラズマTVより、液晶大型TVに大変革。
一方では、紫外線のさらに深紫外線の殺菌・滅菌・消毒、
その可能性は、
新しい電子顕微鏡での遺伝子と深紫外線関係は近接場=エバネッセントで、
細胞破壊はしないが、消毒・滅菌効果ありと言うことが明白になりました。
これは深紫外線を発光するLEDの開発競合が熾烈な競争になりました。
同時に生産化でのコスト競争から廉価性が出てきました。
早速、光量子・電磁波・遺伝子の関係は消毒性と滅菌性が明白になりました。
自分の提唱した「コンシリエンスデザイン」と「看医工学」に、
深紫外線で、
まず、「触って、握って」手・掌の消毒可能な製品開発に着手しました。
エバネッセント光のグリップ製品デザインを発表するに至りました。
しかし、自分としては「電磁波」を全信頼しているわけではありません。
自分の研究室の壁面はじめ、ヘッドフォン発生の電磁波防御も、
未だに気づいているメーカーは僅かです。
安全と安心、そして予防が「看医工学」の目的です。
電磁波は、今後、日本の産業そのものを変化させるでしょう。

* 『無駄な投機だった医工学の廃止が証明できている』
* 「三つの革命を促してくれた『光造形』デザイン」
* 『照明の文化論としての陰翳礼讃』
* 『アレロパシーとして電磁波を制御せよ』
* 「デザイン理念は造形言語と形態言語の形素で未来を招来」


目次を見る

『「パラシリエンスデザイン」でのプライミング効果予測』


   


     4月 23rd, 2016  Posted 12:00 AM



「コンシリエンスデザイン」を提唱する基本として、
Silienceというすでに古語化している基本的なことばを調べました。
「無意識の知の核心」=silienceが自分なりの定義です。
そこから、コンシリエンス、レジリエンスは勿論のこと、
新たな展開としてパラシリエンスとメタシリエンスへと拡大しました。
パラシリエンスの具体事例として、
「動物実験」を取り上げてみます。
動物実験は、医学的な倫理に基づいて、動物を使っての事前調査です。
これはいわゆるプライミング=priming:実施事前の具体的な調査です。
しかし、動物実験にまでデザイン:問題解決・価値創出・未来創成は
まだまだ登用されていませんから、
この施設・環境にまでデザインは無適用です。
デザインによる医療機器・医療装置などは、
人間工学を超えて動物実験に必要だと断言しておきます。
これこそ、「パラシリエンスデザイン」という、
新たな倫理観によって
事前調査でのプライミング効果の最適性を検証します。
少なからず、問題提起と問題解決というデザインにとって、
この動物実験、新たな動物実験へのデザインを
「パラシリエンスデザイン」として提唱しておきたいと主張します。
実際、これはコンシリエンスデザイン看医工学としての実務として、
新たな医療機器、それも治療機器:
わが国では医療治療器は決して行わない、
この風潮・制度化現象がありますが、
「パラシリエンスデザイン」として、
治療器開発は当然だと提案しておきます。


*『コンシリエンスデザイン仮説をレジリエンスデザインから』
*『コンセプトからイノベーションは起こらない』
*『手の消毒、そんな時代になっている?』
*『IoTではなくIoMetというライン手法』
*『コンシリエンスデザイン事象を創出する職能』


目次を見る

『レジリエンスデザインチームで少しでも支援を』


   


     4月 19th, 2016  Posted 12:00 AM



熊本の地震状況は日毎に悲惨さを増してきました。
正直、何も出来ません。
自分のような車イス使用者は活動停止を強いられます。
九州の障がい者の知人たちからも実情が届きます。
現地の崇城大学で教員の後輩、九州大学の元私の准教授が
中心になって「レジリエンスデザイン」活動をしています。
そこで、大阪大学で中核整理をしたwebsiteに、
いくつかのデザイン系、建築系の大学からも支援を受けて
「レジリエンスデザインチーム」をつくっています。
何が出来るかといわれても、デザイン・建築の教員とその学生で、
少しでも「レジリエンスデザイン」の知恵を集めることが出来るはずです。
レジリエンスとは、ストレスやプレッシャーに、
身体的・精神的に克てること、それをデザインできうると考えるからです。
自分はコンシリエンスデザインを提唱して、
その対象の一つにレジリエンスデザインがあると主張してきました。
しかし、「まさか」ということが熊本、九州で発生してしまいました。
九州大学では丁度、「レジリエンスデザイン」がデザインテーマだけに、
即、実務活動でその実績を上げていってもらいたいと願っています。
改めて「レジリエンス」がデザイン・建築で再補強されると思っています。
自然、その天災は、とてつもなく人間を活動停止させてくるものです。
しかし、人間は天災のストレス・プレッシャーに克たなければなりません。
そんなチームになってほしいと素直に期待しています。


*『コンシリエンスデザイン看医工学の学際化』
*『あれから20年・・・阪神淡路大震災のこと』
*『コンクリートから解放されること・今世紀のテーマ』
*『Consilience Design Phenomenaの形態・制度設計の効用』
*『「土地の記憶」は鳥居の位置その変遷にある』


目次を見る

『IoTではなくIoMetというライン手法』


   


     4月 8th, 2016  Posted 12:00 AM



ムーアの法則、その提案者であったゴードン・ムーアが
1992年箱根でのApple社主催のカンファレンスで、
3原則を提唱しました。
土=シリコン、ガラス=光通信、空気=インターネットは
将来、つまり現在を変革すると基調講演をしました。
まだ、30代だった私はそれを信じて以後の動向を見てきました。
私が現在辿り着いているのは「コンシリエンスデザイン」と
その対象を「看医工学」に決定しています。
そして、発想思考方法は「コンセプト」から離脱することが出来て、
「コンセプト」から「ライン」へと更新することを実務実績にしています。
相変わらず、世間的な未来予測は「コンセプト」、概念あるいは観念ゆえ、
「スマートシティ=Smart City」
「IoT=Internet of Things」
「Big Data」という大雑把な概念・観念が吹聴されています。
「AI-Robotics」人工知能のロボティックスとの共生が謳われています。
僕はこれらを「Line Method」でその詳細に入りこんでいます。
理由は、実務対象としての看医工学にするには、
ライン=最新さを伝統的な脈略で吟味する必要があえると
判断するからです。
スマートシティは、明らかに技術進化して革新化された医療環境です。
それはIoTではなくて、Internet of Medical things=IoMetです。
さらにほとんどタイトルでしかないビッグデータは、
サーバーネットワークとその対処対応システムの完備が必要です。
結局、ロボティクスが再生医学に結びつくことは確かです。


*「革新が始まっているから、私の『夢の形見』」
*『「KK塾」大野ゆう子教授からスタートしました』
*『資本概念の変容と変質はイデオロギーを消去す』
*『非常事態宣言の街=パリにて、決意』
*『K塾最終回 松岡正剛氏からの新たな知の編集』


目次を見る

1 2 3