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Posts Tagged ‘救済’


12月16日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     12月 16th, 2017  Posted 12:00 AM

12月16日 友引(丁丑)

日本では
何をサービスとして
考えているのだろうか。

サービスという概念が
商業化されてしまった。

真の原義であるオイコノミア
(oikonomia=
 神の救済計画を
 受け止めるための義務)
としてのサービスという思量が
まったく普及していない。



『デザインという先手』手抜き 不可欠である誠実さ


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「やっぱりだった、あの飛行機だった!」


   


     6月 25th, 2013  Posted 12:00 AM



ニュースキャスターで著名な人と盲目の人が遭難しました。
彼らはプロ級の腕前を持ちながらも、
さすがに、台風から温帯低気圧の凄まじさには負けました。
ヨットが破壊され、遭難での救済を求めたのです。
岩国(厚木かも)基地から海難救助が飛び立ったそうです。
私なりにはきっとあの飛行機が行ったのではと思っていました。
案の上、その機種は知る人ぞ知る名機でした。
「US-2」という水上飛行機でした。
しかし、波高3~4mに着水し、ゴムボートで救助して、
再び、水面が荒れ狂う海から飛び立つのは、
機種もさることながら、大変な飛行術と救難術があったからです。
救助されたニュースキャスターが、泣き声での事情説明。
「11名がたった2名救援のため」という説明は涙声でした。
命が助かるということは、彼らの冒険旅行以上に、
わが国には、素晴らしい飛行機と絶え間ない訓練があったことを
私たちに知らしめてくれました。
彼らの行動の是非はいろいろと個人的な所感が重なるでしょう。
けれども、私には、「やっぱり、あの名機だった!」ということ。
ちょうど、「Ship of the Year」審査会後に、
元船長からの海難救助がどれほど困難かを聞かされていただけに、
私は、その機種と海上自衛隊の存在を確認できました。
そして、航空機にはわが国の飛行機製造技術が、
見事にもしっかりと継承されていることに感動しました。
「US-2」に引き継がれてきたのは、
確かに大東亜戦争(太平洋戦争・GHQに書き直された)でしたが、
航空機の製造技術は遺伝子的に残っていたのです。
これだけの技術がありながらも、
わが国ではジャンボジェットは造れません。
かつて、政府からフランスに出張させられたときに、
トゥールーズでは、日本人のエンジニアが一杯いました。
ドイツ人のデザイナーが言ってました。
「ジャンボジェットが創れるのは我々と日本人だけだ」と。
救難された二人が言っていました。
「すばらしい国家の民だった」と。
わが国には、あの戦争から生まれたかも知れない技術であっても、
おそらく、これからの世界にとって肝要なモノづくりの民です。
そうして、日夜、訓練してくれている人たちもいる国民なのです。


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「復興と救済のため元気に」


   


     7月 6th, 2011  Posted 12:00 AM

東日本被災地を見ると、
まだまだ救済が先決。
それを威嚇する政治家の存在、
人間としてありえない。
彼を代議士とした地域を彼は穢しました。
今回この国難が私たちに突きつけていること、
まずは反省と自省というのがそれぞれが引き受けるべき事。
その第一が、現政権を選んだこと。
日本人は穏やか過ぎるのかもしれません。
「節電」ということをしっかりと引き受けています。
それに罰則を与えるというのは、
私の経験では、「伝統工芸振興法」と同じです。
この法律は、沖縄返還時に、
沖縄の産業振興が直接的な動機だったと思います。
ところが、この法律にも罰則規定が設けられているはずです。
要は、すべからく報告義務を設けて伝統的な工芸技術伝承、
理解不能なことが罰則規定になっています。
法律機能の悲しさです。
私も法廷に立ったことがありますが法律には、
どこか、人間としての基本的倫理を押し潰すようです。
少なからず、私は被災地の人たちの「我慢強さ」に、
私自身が励まされました。
だから、まだまだ救済されていないことへの世論が必要です。
そして、復興というのは、
被災地ではなくて、本当は東京であり、日本全体でしょう。
現政権こそ、政治姿勢の復興がなされないかぎり、
実際問題としての被災地対応には進めないと判断します。
ゆっくりとしている場合ではありません。
ホテルはしっかりと「節電」を守っています。
にもかかわらず、
ある公益法人はかいくぐっていることを目の当たりにしました。
復興担当大臣というリーダー性に大きな欠落を知りました。
救済すべきは、リーダーたちの人間性だったのでしょう。
私たちは、ここから、被災地以前に日本そのものが、
復興しない限りは、被災地を救済もできなことを、
あらためて確認しなければならないようです。
日本が元気を回復することをともかく皆が意識することでしょう。


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「建築家よ、吟味すべし仮設住宅建設を」


   


     4月 28th, 2011  Posted 12:49 AM

大震災からの復旧・復興は未だ大間違い。
復旧や復興の大前提が叶えられていません。
まだまだ「救援」と「救済」が不可欠です。
救援とは「援護」であり、
救済とはまさに「経世済民」=「経済」復活です。
救援救護の具体策は、「仮設住宅の建設」でしょう。
30000戸が必要と報道されていますが、
「仮設住宅」ではありえず、
私は「佳設住宅」であるべきだと考えてきました。
しかも、この住宅建設に確かなチェック機構があるのでしょうか。
確かに、屋根材であるガルバニウム鋼板屋根は、
プレハブリケーション工法としては、安価かつ合理性を認めます。
しかし、TV報道画面で見ている限り、
あの屋根材の基礎工事が釈然としません。
吸音素材と断熱・断水素材は省略されているはずです。
すぐに撤去させるからということも推測できます。
だとするなら建設と撤去費用を考慮すれば・・・・・?何か変。
壁面のパネル工法も半世紀前の技術そのままだとしか見えません。
住設設備も時代遅れ製品群ばかり。
市町村が仮設住宅地を設定し、
地権者の承認(これが膨大であったり)を求め、整地をし、
それからインフラである水道・電力送電を県承認受けるという、
この手続きをどうして「超法規化」できないのでしょうか。
どうして、建築職能家たちは「佳設住宅」を提案でもいいから、
発言も行動もありません。
しかも、「仮設住宅建設」事業の既得権益は、
全くチェックされていないと見ています。
ひょっとして、これからの国策的復興事業には、
復興事業に関与するすべてにわたって、
既得権益制度を「なんとか族」なる代議員たちの集金装置・・・。
私が名辞する「仮設」ではなく、
「佳設住宅」とはSmart Houseであり、
そのまま「まちづくり」を意図した企望です。
建築界の正当なまなざしを期待しています。


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