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Posts Tagged ‘産業構造’


『IoMeTのためのMedical LogとConnect nome』


   


     6月 6th, 2016  Posted 12:00 AM



高齢社会は2010年から2025年までに約706万人増加し、
その介護士はとりあえず170万人、2025年には250万人が
絶対的に必要とされています。
参考人として「完全無菌と抗体保健」を内閣府にて提案しました。
これは次世代デザイナーの新たな制度設計と形態設計の
その実例4点を紹介することができました。
特に、重大なことはIoTではなくて、
IoMeT=Internet of Medical Thingsの詳細にまで、
これからのデザイナーは医工連携どころではなくて、
看医工学の三つを提言することでした。

 ● Medical care → Medical log
 ● Health care → Health log
 ● Life care → Life log

として、それらのBig Dataを医療環境の中では、
GMP=Good Manufacturing Practiceによって、
完全無菌な製造・生産・流通・回収に持ち込むことです。
GMPはすでに、
食品業界や医療機器・薬品業界では遵守されているはずですが、
医療機器メーカーでも、
いくつかのインチキを提訴する事態にあります。
もはや日本のモノづくりは、家電業界は確実に行き詰まり、
自動車業界の大変革も目の前にきています。
わが国は、天災と人災で敗戦後と同様に大きな体験をしました。
間もなく東京オリンピックが待ち受けていますが、
私自身、オリンピックでの様々なみすぼらしい準備には
辟易しています。
そしてもっと重大なことは、オリンピック後の経済の低迷は、
産業構造の崩壊と高齢社会にさらに拍車をかけることになります。
そうなる以前に、大阪大学大学院は
コンシリエンスデザインによる看医工学と
その実務事例を準備しています。
この活動は「日本から海外に」発信していくためです。
その根幹は、「尊敬される豊かさ」を
Conect nomeでBig dataを三つのlogとして、
社会資本、国際資本にしていくことです。

*『人口ピラミッド視覚化で明確な高齢社会の重石』
*『参考人としての内閣府内会議にて・・・』
*『看医工学へのレジリエンスからコンシリエンスデザイン』
*『統一、いや統合には四つの分類があるが気づくだろうか』
*『手づくりから物事デザインと事物デザインを決める』


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『新素材ブランドの確立をめざす・「羽二重 HUBTAE」から』


   


     9月 27th, 2014  Posted 12:00 AM



日本の産業構造には革新が絶対に必要だと考えてきました。
その第一段として絹織物を福井県織物工業組合青年部会を
預かって2年KK塾で製品・商品を超えて新素材を開発してきました。
私自身、ふるさとの織物工業とは密接な関係がありました。
もはや、商品ブランドを訴求するだけでは、
今後わが国の産業構造は変えることはできません。
日本最初の輸出品が九谷焼でした。
富岡製糸場を創立背景には由利公正の「五箇条のご誓文」がありました。
彼は、橋本左内らの殖産興業で学び取り、生糸輸出ではない、
新たな「羽二重」=経糸2本緯糸1本の絹織りモノを国際化しました。
私は「羽二重」を改めて見詰め直してきました。
その結果を、養蚕産業から生糸・人絹、そしてポリエステルを
追い求めてきて、先人の残してくれた「羽二重」を後世に残す、
そのデザインプランを練り上げ、まずは「新素材」ブランドの確立。
先行きが見えないと言われる中で、これからのポリエステル産業に
デザイン導入を図ってきました。
取材を受けた多くの質問に、「繊維だから洋装ファッション」という
このイメージを打破したと思っています。
歴史に学んだ袱紗こそ、これからのハンカチの新しい商品にと、
これを発表会参画の方々にプレゼントしました。
そして、寝具はすべて変更します。
新たなマクラや寝具マットも変えます。
吸音材も変えます。
さらに、車体デザインも新たな繊維でスタイリングも変えます。
繊維産業を身体の洋装品から脱却させる予定です。
これまでのテキスタイルデザインを根本から変革します。
それは商品ブランドや地域ブランドを云々することではありません。
繊維関係の取材で記者の皆さんに驚いていただいたと思っています。
まさか、繊維が、その素材開発でここまで変えると大風呂敷でした。
しかし、この風呂敷は畳んで持ち帰れる大きさです。
手ぬぐいのデザインといって、その柄のデザインはデコレーション、
風呂敷のデザインも大きな間違いだと確信しています。
繊維産業を新素材産業として「革新デザイン」を発表しました。


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「資本論が引きずっていることから早く解放されるべきだ」


   


     5月 16th, 2013  Posted 12:00 AM



私がこのブログを開始したのはマルクスの「資本論」からでした。
わが国がようやく大政奉還から明治維新を迎える寸前、
その後、世界中が引きずられてきた「資本論」があります。
ひょっとすれば、あたかも「聖書」と同様に様々な解釈や、
そこから世界は新たな思想、制度、哲学などを支配されてきました。
特に、20世紀はこの理論の解釈は大きく二分されて、
大戦を二度も体験しながらも、
まったく人類は存続の知恵を創ることもできませんでした。
私自身、社会人になる寸前、1970年には「ローマ賢人会議」で、
すでに「地球存亡、地球資源の枯渇予測」があり、
私はとても大きなショックを受けました。
このショックは今なお私の奈辺に大きな重力のままです。
まさか、と思っていた「March.11.2011」を体験するとは・・・
そして、豊かさを勘違いしながらも平和なこの国家が、
産業構造も瀕死状態にあります。
「資本論」は人間の存在を労働力としての批判だと一言にすれば、
「自然資本」は地球資源を自然力としての見直しと考えます。
私は、モノづくりに関わって生きてきた人間です。
そして、たとえば「サスティナビリティ」というのも、
単なる「人類の生き残り」などではなく、
明らかに経済用語だとその論理付けもしています。
私は明らかに「モノづくり」の視点から、
光造形を語り、3Dプリンターの虚実を見極め、日本の未来づくり、
その創成と創出をデザインで主導することを考えています。
まだ明らかに「世界戦争は連綿と私たちを苦しめている」のです。
私たち日本民族が消滅するのは2300年頃と言われています。
そこまで私には全く関係はありませんが、
少なからず、2050年までは自分の思想意欲と、
祖国日本、日本人のあり方を何らかに記述しておきたいのです。
人間中心=労働力で語ろうが、地球中心=自然力で語ろうが、
結局は、人間の日常のエネルギー=水・食糧・電力だと思います。
しかし、すべからくを「資本」と呼ぶこと、
その姿勢を変えるべきだと主張しておきたいと思います。
私の専門で語るなら「型」と「版」でのモノづくりは終わります。
だからこそ、現代の基盤思想は、
「資本」という語りから解放されなければなりません。
私は、とりあえず、これまで記述してきたテキストに、
「Natural Capitalism」、
その邦訳本「自然資本の経済」を取り上げておきます。
「ビジネスモデル」?、もうそんな思考回路は消えています。


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「3Dプリンターの真実と真贋を見分ける!」


   


     4月 28th, 2013  Posted 12:00 AM



光造形システムを知らないユーザーに警鐘を与えておきます。
安価であろうが高額な装置であろうが、
真実で真贋を見極められる「技」がなんとしても必要です。
この画像を見て、3Dプリンターの機種、
当然ながら市価が区別出来ることが真贋を決定できるでしょう。
光造形システムから3Dプリンターという系譜で、
何が可能になってきたかを知る人以外は、まさかこれが出来るとは・・・、
ということになるでしょう。
これらの現物が出来る人物は、
たった一人しか日本には居ないと思います。
最近、TVや雑誌にしても、この人物だけが真実を成し遂げています。
今日知りました。彼とは面識があったそうですが、
今は個人情報もあることから、Mさんだけが可能ですと断言します。
3Dプリンターがあの「MAKERS」という著者の指摘は当たっています。
ただし、彼の思いが本当はどこから今日にいたったかは
何人かが牽引していく必要があるでしょう。
これからの日本の産業構造を変えるには、
私はYさんとMさんがそのリーダーになると確信しています。
もちろん、私自身も1996年には、
彼らが居てくれたからデザイナーとして出来た経験があります。
一昨日私は、「クラインボトル」の形態と擬似形態、
そして空間論・言語論・形態論の可能性を提示しなければと記載しました。
昨日は、この画像の現物をじっくりと見ながら、
1980年代後半に、
私が、プリンストン大学と共同研究していた「歯車」を米国で再び見た思いです。
今や廉価であっても「技」が必要だから「革新の技術」が必要です。
なんと言っても見ていただきたいのは、
TOKYO Maker」のwebsiteです。
なぜ、3Dプリンターが自宅のキッチンに置いてあるのでしょうか?
私は、名古屋市立大学時代は、
おそらく最高の「光造形システム」がレーザー違いで二台在りました。
しかし、当時はその部屋に入ることは避けていました。
危ないと思っていたからです。
つまり、3Dプリンターが世界を革新することは確実ですが、
それを何としても成し遂げるのは
この日本からに絶対にしたいと思っています。
Mさん、Yさん、これからもよろしくお願いします。
私のノウハウはすべて提供します。


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『資本主義からの逃走』
   「新資本とは、自分が「包まれる」デザイン手法の直観」


   


     7月 4th, 2010  Posted 12:00 AM

新資本づくり
私が職能家・デザイナーになって、すでに40年です。
すっかり、日本の産業構造とデザインの構造を実体験してきました。
この経験は、日本の大企業から地方の地場産業まで、
その「構造化」された仕組みをつぶさに見てきたことだと思います。
そして、今やわが国の「モノづくり」の危うさを実感しています。
貿易をしないと、資源の無いわが国は存続していくことはできません。
しかし、貿易だけの国家戦略の時代ではありません。
つまり、脱工業化から情報の高密度化、
あるいは、地球環境の最先端的保全、
国際的なボランティアサービスなど多様な国家的、民族的、教育的、医療的などへの
貢献からの収益での存続性があります。
私は、その中核と周縁に「慈愛」と「優美」を二重構造化すること、
そこに「新資本づくり」があると判断しています。
そして、その基本は、これまでの「手法」からは逸脱することだと私は確信しています。
なぜなら、デザインは時代と共にではありません。
まず、デザイン自らが「デザインを先導させる」ことが最重要だと考えます。
もっと明確に言えば、
デザインのデザインとは、これまでのデザインを中心・中核から外すことです。
私は、慈愛と優美を次のように考えます。
● 慈愛を中心に、優美を周縁とする。
● 優美を中心に、慈愛を周縁とする。
● 中核を「空」として、慈愛・優美を周縁とする。
● 周縁を「無」として、慈愛・優美を周縁とする。
「空」・「無」
これは、一言で言い尽くせば、
「つつましさ」=包むことの「空」
「つつましさ」=包むことの「無」です。
コンセプト・デザインから離脱
もっと明言を断言にすれば、「コンセプト・デザイン」を離脱することです。
その時に、観えてくる自分が何に包まれているからこそ、
自分が発露できる「つつましさ」の品位ある美しさ、
そのようなことが観えている自分の自己確認に他なりません。
「コンセプト」など「空」にする方法を見つけること。
「コンセプト」など「無」にする方法を見つけること。
まるで、「禅問答」のようかもしれませんが、
直観」に包まれる自分になる訓練かもしれません。
その「直観」は、
必ず、これまでのデザイン対象としてこなかったことに気づくことだというのが、
今、私の「直観」です。


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『資本主義からの逃走』
 「ビジネスモデルにデザインを組み入れた意義」


   


     3月 8th, 2010  Posted 12:01 AM

結果判断
日本の産業構造が国際的立場を危うくしています。
その原因は、すべてに立ち返れば、
「日本人」という意識が、敗戦というトラウマから、
まったく解放されないままだったことに始まります。
むしろ、私は「結果」を評価するべきと考えています。
現在、日本という国家構造と国民の民意と意識、
こうした背景によって明らかに経済的基盤への不安は、
ほぼ失望から絶望にすら至ろうとしています。
「政権交代」への民意期待があえなく失望に変質、
これを私は「結果」と判断しているのです。
したがって、この「結果」を「考察・熟考」するには、
私がデザイナーであることを、
社会化していくことだと考えるわけです。
それはデザイン実務で、
その実例を提示提案することでした。
一つは、「ビジネスモデル」というある意味の理想が、
まったく歪みと曲解が正当化されているという結果です。
「収益構造」は、「利益独占構造」となり、
企業存在性を証明する「アイデンティティ」は、
「社会還元」でしたが、
それは崩壊していることを看過していることです。
綺麗事
デザインを組み入れるには、
「美学性+倫理性」=綺麗事です。
現況に対する綺麗事という無謀さは、
笑いとばされることでしょう。
綺麗事をどこまで訴え続けられるか、ということが、
デザイン・デザイナーの本質を社会化させる道理であり、
なおかつ、デザイナーの綺麗事という二重性です。
私の持ち出した「ビジネスデザインモデル」には、
「収益構造と社会還元」も二重構造になっています。
二重構造


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『資本主義からの逃走』
 
*なぜ「神の国」を、
それは資本主義・日本の骨子だからです*


   


     11月 22nd, 2009  Posted 9:00 PM

「資本主義からの逃走」を書き始めたのは、
日本人として、デザイナーとして、
さらに、大学人としての日本への「想い」からです。
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確かに、
「神の国」というからには、
そこには、教義・天皇制・右翼的発想・敗戦国家論、
ややもすれば、反米感情、左翼否定論などが、
表現となり、読者諸兄は、川崎和男の過激性のみを
「やはりか・・・」と納得されたりされていると思います。
そして、
川崎発言への反感・反撃姿勢を買うことは
十二分に承知しています。
あるいは
きわめて右翼側や国体制での合都合性を叶えています。

しかし、
私の本意は、このようなレベルに、
このブログ発言を書き述べているわけではありません。
「資本主義から逃走しなければならないのです!」
「民主主義へも懐疑心を持つ必然の時期にあるのです!」
結果は、明前です。
それは、私がデザイナーであり、
「デザイン」という「理想主義」で、
具体的に、Peace-Keeping Design=PKD
Bottom of the Pyramid=BOP-Businessで、
日本の産業構造・制度設計・文化体制を変革したいからに
他なりません。
そのためには、すでに忘却していたり、
無評価である近代史、
少なからず、江戸後期から明治維新、戦中・戦後、
そして現代を、
整理する視座を私の視界でとらえておきたいからです。
それが、「理想主義者であるデザイナーの職能思想」です。

たとえば、ささやかなことであっても、
多少、(自慢げに)書き残します。
一昨日、福山市で久々に、建築職能の方々に、
講演会を開催していただきました。
20年前、福山市は、
当時一番日本で「地方活性化のデザイン会議」が活発でした。
その会議で発言した、同世代のデザイナーはほぼ、
今や、デザイン系大学で大学人になっています。
また、
PowerPointというプレゼンテーションソフトは、
私がMacintosh SE(SE/30の前機種)に回路を組み込み、
透明液晶のオーバーヘッドで投影した、
おそらく世界で最初にプレゼンテーションをした所です。
先般はスタッフブログで紹介した3画面を使用しました。
16:9でKeynote、
これもNeXTSTEPでのLight Showから
進化しているツールです。
私は、こうしたささやかなコンテクスト活動の
集大成から、「デザインが世界・日本を変える」ことを
発言していきたいのです。


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