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Posts Tagged ‘紙’


『新素材の「ソフトリング」だから紙の質も見分けたい』


   


     5月 28th, 2019  Posted 12:00 AM



2015年に日本文具大賞を獲ったノートでした。
それ以来、これが自社開発のプラスティックで綴じた
「SOFT RING(商品名)」で、
新たなノート仕様に変わったことが
革新=問題解決と価値創りだったと私は思っています。
ノートは長い間、単なる糊着から金属製で綴じられていました。
ところが、とても柔らかいプラスチックのリングに変わり、
紙と鉛筆・筆記具を扱うことで、
手と筆圧をやさしく柔らかく受け止めています。
新たな材質に変わって、これはデザインの大きな革命でした。
開閉、全開がスムーズで、
柔らかなリングを横断して書くことにもストレスがありません。
しかし一方、日本の紙質が変わってきているという問題があり、
日本製から中国製にして、紙の質が退化し、
変わってきているのです。
その質の差違が判断できないユーザーもいるでしょうが、
海外製のブランドでも
商品ブランド価値が知られるようになった段階で、
原価を下げるために中国製に退化していることがあります。
リフィルをいつものように購入するときにも
しっかりと紙質を確かめないといけません。
紙質を分かっている人達は、
ちゃんと区別をつけてそういったブランドを見ています。


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『越前藩石高と越前和紙の「黒すかし」は使われている』


   


     5月 10th, 2019  Posted 12:00 AM



子供の頃の趣味のひとつに、「藩札」収集がありました。
多分、実家にはまだあるかも知れません。
さて、かって江戸時代「加賀100万石(119万石)」と言われた
加賀藩は、越前福井の隣国で「格外扱い」でした。
前田家は外様でしたが御三家に準ずる扱いで
富と文化を成していました。
実際、越前藩は越前松平家一門で90万石だった話は、
歴史の陰に隠れています。
そして、三岡八郎が藩札によって藩財政立て直し、
日本全国からも信頼を受けていました。
三岡八郎は後の由利公正であり、「五箇条のご誓文」をつくり、
東京府知事・第4代目となった経世家でした。
福井藩士から渡邊洪基も府知事・第9代目になっています。
福井藩札の紙の良さ、
つまり越前和紙の技術の高さは評判となりました。
越前和紙の技法に「黒すかし」がありましたが、
その技能は今やお札だけに用いられ、
財務省(元大蔵省)に取り上げてしまいましたので
製造は禁じられています。
越前和紙の技法はこれからも使われます。


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『小口金箔押しの最後の「名刺」は美しい』


   


     3月 30th, 2019  Posted 12:00 AM



名刺を更新しました。
こまめに紙やフォントや印刷を試しています。
今回は、徹底的にレイアウトを調整するために
うってつけの元スタッフが手掛けて印刷に出し、
それを「小口金箔押し」の加工で仕上げました。
これが「人生最後」の名刺になるでしょう。
名刺はこれまでも随分と作成してきたため、
これでは駄目だなという名刺や、すごいこだわりだなとも分かります。
たとえば、デザイン界では最高の人の名刺で、和風紙=半草を見て
本当の雁皮紙をプレゼントしたこともあります。
阪大に来て、大阪で必要に迫られ、肩書を入れた名刺を見せたら
親友の今は画家(日本の代表的グラッフィクデザイナー)から、
君には、肩書きなんか絶対に入れるなよ、と叱られました。
個人の力で勝負し、社会で懸命に仕事で生きてきた私と彼です。
今回は、195kg=0.25厚でスノウホワイト紙、
小口には「金箔押し」なのです。
この加工は、サンプル確認を十分にしないと
各社で金色とその技術が全く違います。
とても繊細でこれだけの小口金箔押しが、全てを語っています。
それなら、海外用を準備しないと思います。
春からの新年度、新元号にむけてのコト始め、
これぞ、私のとても綺麗な名刺だと自負しています。


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『アナログならば、「ベラム紙」がとっても基本』


   


     3月 18th, 2019  Posted 12:00 AM



トレーシング・ペーパーには種類があり、
デザイナーそれぞれに使い勝手のいい紙を選択していました。
トレーシング・ペーパーは、手が切れるので嫌いです。
私は、PMパッドで、図面を描いてきました。
さらに、ベラム紙上にリキテックスでのレンダリングは、
東芝の上司からやらされ、それもカーデザイン、懸命でした。
それが身につき、ふるさと福井に帰ると、
ベラム紙で図面を描きました。
福井から名古屋そして大阪と、
ともに移動してきたA0用マップケースには、
図面をパソコンにシフトする寸前の図面や、
大判用紙のスケッチが納めてありました。
研究室の奥の奥の部屋においていたこともあり、
開かずの扉状態でした。
図面を見ても、これは何の図面なのかと
記憶に残っていないモノもあり
相当の図面を書いていたと「自分ながら」に思います。
なかには、展示会の照明図面も書いていたようです。
長年取り組んでいる眼鏡では、すでに液晶レンズも描いてあり、
それは、秋田大学でのLCD論文も知っていました。
今とは違うタッチの人物像と眼鏡のスケッチがありました。
情報機器の図面など30代の頃の手描きの精密な図面です。
今ならできる、今だからこそできるモノがまだまだあるようです。


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『持ち歩く手帳ー手帳・手帖・ノート』


   


     9月 14th, 2018  Posted 12:34 PM



手帳と手帖は、このブログでもいくつか紹介をしてきました。
一番小さく所持するために私自身は、
最も手帳の紙面が小さいモノか、あるいは
ジャパニーズスタイルという手帖を使用しています。
今回ブログに登場したモノは、紙面の小さな手帳です。
私は常に手帳の類いはいくつも購入したり、
オリジナルのサイズで、紙とシートも自分用にデザインしてきました。
自分の手帳や手帖が余りにも多いので、
もう買うことは今度こそ辞めようといつも考えています。
ワイフに言わせると、
「もうこんなにあるのだから、一生分あるでしょう!」
こんな批評が返ってきますが、
正直なところ、ノートや手帳や手帖が、毎年、新製品が
出てくるとついついどうしても欲しくなるのです。
それも何となく5冊から10冊を集めてしまうのです。
この手帳もカラー展開された新製品がが出てきましたが
ぐっと我慢しました。
今のところ、ノートや手帳類は、
死ぬまで十分にあるということです。
でもまた、ノートが出て来たということを知ると、
もういらないと思いを、文具大賞の審査委員をしてるからと
物欲が勝ってしまうのです。
この手帳は、マルチカラーのカバーにぴったりのサイズ
でしたので、例外なく5冊から10冊集めてしまいました。
しばらくはこの手帳で十分です。
小さな手帳は、これに限っているのです。


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『名古屋市立大、そしてオーザックデザインでの車たち』


   


     9月 16th, 2017  Posted 12:00 AM



多分、アレックス・ヘイリー「ルーツ」だったと思い出します。
これは翻訳が安岡章太郎だったので記憶にあります。
中でも、なぜ黒人の人種差別が未だに連続しているという理由がわかります。
が、私が思い起こすのは、多分?(詳細は蔵書で探せばわかるはず)です。
「日本の自動車」についての一節があります。
ちょうどその頃、貿易摩擦が大問題。
東芝製ラジカセがハンマーで壊される報道がありました。
日本車については、竹と紙でできたような自動車なんてという表現。
それは私自身、実感していましたから、
名古屋にはベンツS320で名古屋市大で新設の芸術工学部にて大学人開始。
と同時に、オーザックデザインを名古屋の国際デザインセンターに開設。
そこで、使う車ということになり、私はS320でしたが、
シボレー・アストロがスタッフ達に使い易く、
単独行動にはA-180にしていました。
福井ではボルボ運転手付きでしたが、アストロは頑丈で、
様々な所にスタッフたちと行きました。
しかし、やっぱりアメ車ゆえの車体構造には経年変化がありました。
それならということで私専用にはレカロのシート、電源の整備など、
私は徹底的に直してこれで、スタッフ達と行動にしました。
この徹底的な改造は、当時、ヤナセの横浜工場で改造したので、
ベンツVクラスの最高級車として、ヤナセのカタログには、
私用の車が掲載されていたのです。
私は自分で大学にはS320でしたが、やがて、大学への通勤は
ある教授からスポーツタイプの2シーターだよと言われ気がかりでした。
その当時には、なんとしても福祉車両なんていう車コンセプトが
決定的に間違っていると思い、Gマーク選定でもその可能性のある車を
カー選定では選ばれませんでしたが、トヨタのラウムに可能性あり、
この車をベースにいうことで、選定してその企業は、
以後、開発途中ラウムをそれも名古屋市立大学に持ちこんでくれて、
プロダクト専攻の学生達にも車開発の教材になったのです。
これでもかという改造に改造したベンツVクラスでも、
名古屋-東京間は、とても往復が厳しくて、
その話が私のところにキャデラック・リムジンになったのです。


* 『「福祉車両」とは決して言ってはいけない車』
* 『日本での特殊車両、その代表を見ると・・・』
* 『ツバメの巣、それが福祉の象徴です』
* 「*貿易国策の一つがGマーク賞制度、その審査委員資格*」
* 『わが人生最期の車は美しいデザインを』


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『ハサミを鋏から「刃裟美」としての相対論の記述』


   


     9月 8th, 2017  Posted 12:00 AM



ここ5〜6年、ハサミの進化はめざましいと言っていいでしょう。
これは日本文具大賞の審査委員長としての明確な印象です。
刃先=ブレードの形、その素材質、仕上げから、
指かけリング形状、ダブルインジェクション(二色同時成形)での
そのプラスチック性質の質感が
極めて明確さがあり、授賞を認めて表彰してきました。
それは、日本文具大賞に選ばれれば必ず大ヒットすることになっています。
けれども、私には、私がデザインで最も追い求めている美しい性能、
美しい存在という効能、
その性能は越前打刃物が750年でのビッカーチ硬度は世界トップ、
幾何学的には、簡素で簡潔な形態で、
素材はブレードはステンレスサンドイッチされた高品位ステンレス鋼、
そしてフィンガーグリップは、ステンレスのみを「刃裟美」として商品化。
もう30年前の作品で商品です。
どこに売っていますか?という質問を受けますが,
そういうことは分からないのです。
だからタケフナイフビレッジにあの商品これだけ送って?とかで電話すると
「今は造って無いよ、半年後だったら」と言われる有様。
しかし、これがハサミを「刃裟美」としてデザイン史に歴然残すことでした。
なぜ、人類がハサミを必要としたのでしょうか?
それは紙を切ること、あるいは何らかの対象物を切る使い勝手を
知恵で現代にまで進化させてきたのです。
それは紙では無くて体毛、人間ならば髪の毛だったことです。
さらに、刃物の切れ味は、段ボールを切ること、
そのためにブレードにアール形状は進化の一つです。
むしろ、ティシュペーパーのような薄紙をぬらして、
下方から上方に5mm程度切れば、
詳細な検分をすれば、5mm+1〜2mmは裂けているのです。
これが性能と効能であり、使い勝手基本の機能性なのでしょう。
この原点に、最も簡素で簡潔な形態の最大公約数はデザインに
しっかりと私は引き出したという、その形態だと確信しているのです。
おそらく伝統工芸での歴史的な技を、
現代の科学的にも行き着いた素材での回答事例を
かたちとことばにして、記述したことです。
それこそがハサミ=鋏に美=刃裟美としたことです。
このブログ記載も
ささやかなかたちとことばの相対論的な記載だと伝えます。
ハサミの原点の回答はこれであり、
今商品としてのモノはまだまだ応答商品でしかないのです。

#『日本文具大賞・機能部門グランプリが示していること』
# 「まだまだ見つけ出すことがある、ようだ。」


* 『伝統工芸での和包丁には間違いがあり過ぎる』
* 『親方二人目の褒章受勲・タケフナイフビレッジ』
* 『腕時計というモノの機能性、その反射・代謝・照射ゆえ』
* 「モダンデザインによる製造の完成度アップ」
* 「伝統とは『裏切る』ことへのアプローチ」


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『インク、インク瓶を初めて整理しました』


   


     8月 9th, 2017  Posted 12:00 AM



インクを実は初めて整理をしました。
ともかくもはや使いそうもないインクやすでに蒸発しているインクなどを
整理をしてみたら自分が好んで使っているインクのメーカーも分かりました。
まず、ほとんどが黒であり、ブルーブラック、そしてなんと紫系。
ようやくインクだけをまとめました。
メーカーも極めてインク瓶ではモンブラン、インク色質ではペリカンですが、
なんと地場産業であったブラックです。
ともかく、あるときには使いもしないのに、
色インクの多色系に心惹かれていた時もありました。
文房具となるとデザイナーというプロ意識が働いてともかく使いたいのです。
この色インクの特性をここまで厳密にテストしている雑誌が日本にあります。
「趣味の文具箱」でのインク色だけではなく、紙から文具一般にかけては
この雑誌は最高です。
編集長には「デザイン雑誌」が本当に良くなくて、
一度、デザイン系雑誌出版をお願いしたら、
「その前にオーディオ系」と言われてとても驚きました。
結局、オーディオ系でのアクセサリーでも相当に知識・見識があります。
オーディオにおける詳細な情報が、実はインク色の分析から、
それに見合った万年筆など評論はとても優れた雑誌でもあるわけです。
出版での評論には、まずモノに評価テスト、この厳密さが不可欠です。
最近のオーディオ雑誌は評論家も抱えながら、
私には全く納得できませんが、
それ以上にデザイン系雑誌はデザイン本来の意味もわからずが多いと、
私は判断しています。
だから川崎は厳しくて怖いと言われるのでしょう。
全く構いません。デザインしたモノが証明しています。


* 「書くための万年筆の真の意味」
* 『民族の色彩呼び名・黑色を万年筆で確認する』
* 『ずばり、自分ぴったしのモノ世界のモノマガだ』
* 『万年筆で顔料インクがありえるのだ』
* 「書く道具にはなぜか心惹かれて」


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『たった一回逢っただけ、だけれど・・・・・』


   


     7月 28th, 2017  Posted 12:00 AM



いつか必ず、「あの長友啓典」氏に逢えると思っていました。
あの独特の手書きラインでの素敵極まるイラストレーション。
「クリネタ」という小冊子にインテリアデザイナーの森田恭通氏が、
私を連載対談相手に選んでもらって、一辺に長友氏と意気投合、
若いときは長友氏の相棒だった黒田征太郞氏とは講演をした記憶。
お互いにグラフィックD界とインダストリアルD界の今後を話しました。
その後、メールで「紙」についてのやりとりで来阪を心待ちにしてました。
「本当は教えないけどメーカー名も教えるね」
「来阪したら渡すね」などを、
たった一回の出会いでとても仲良しになれたのです。
入院?、すぐに退院だね、と思っていたら、逝ってしまわれたのです。
「クリネタ」に一文をと言われましたが、たった1回しか逢っていないから、
気が引けて、ブログで書きますと返事。
「追悼遺作展」にともかく駆けつけました。
展示会は本当に大変な混雑でこんなに皆が集まるんだ。凄い人だ、です。
グラフィック界の大先生や、同輩のデザイナー達とも逢いました。
夕食を森田氏とワインを傾けてホテルに戻って、これを書いています。
たった1回しか会っていませんが私を惹きつける人格者だったのでしょう。
彼の作品は工学院大学に収蔵されると聞きました。
「長友さん、工手学校が工学院大学ですよ!」と伝えます。
小説家・伊集院静氏の一文がまさにその通りの人物。
なんだか、この頃は別れが多いのです。


*  ‘クリネタ’
* 『光陰へはただ祈るだけだと思い想っています』
* 『新たなフォトコラージュはカオリンの磁器に展開』
* 『渡邉洪基というふるさと福井の大偉人』
* 『負のサイクルを即刻停止させるデザイン』


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07月26日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 26th, 2017  Posted 12:00 AM

07月26日 先負(甲寅)

発想の時の手元は
紙と筆記具、
だから、
紙にこだわり、
筆記具にこだわるのは
当然だ。



川崎和男の発想表現手法


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