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Posts Tagged ‘美しい’


6月9日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     6月 9th, 2011  Posted 2:46 PM

6月9日 赤口(乙未)

私には、
「可愛さ」「きれい」「美しい」という
流れ、文脈でなんとかモノの美しさ、
デザインによって生み出される美しさを
語りきりたいという、強い思いがある。

『デザインという先手』十分なる「先手」


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3月6日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     3月 6th, 2011  Posted 10:00 AM

3月6日 先負(庚申)

モノが「美しい」ということは、
まず、
私の主観に基準があることは当然だ。

それを押しつけたいとか、
教えたいとか、ということでは決してない。

『デザイナーは喧嘩師であれ』あとがき


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『資本主義からの逃走』
   「ビジネスモデルの再検証にデザインを」


   


     11月 21st, 2010  Posted 12:00 AM

経営仮説+収益構造
「ビジネスモデル」、簡潔には二つの要素です。
ビジネスモデル=経営仮説+収益構造。
そして、「モデル」という言葉があるのならば、
一般的なモデルの意味には、「創るモデル」と「探るモデル」があるということです。
「創るモデル」というのは、造形的「模型」や美術表現の「対象」になります。
「探るモデル」というのは、科学的な「対象」や仮説性を含んだ理論ということです。
デザインでのモデルは「モックアップモデル」という「模型」です。
したがって、モデルに対するビジネス対象は経営仮説=収益の可能性+経済的効果となる、
投資効果の模型を、次のように考えることだと述べました。
モデルの分類

   ■ 単純化モデル=対象が複雑なときに、単純化を探ること
   ■ 構成化モデル=成り立ちや構造を想像力を駆使すること
   ■ 近似化モデル=単純化してその構成が対象との近似性の有無
   ■ 同型化モデル=物理的・数学的あるいは文学的な同等性の有無
   ■ 相似化モデル=一目で分かりやすいように巨大化or縮小化

以上が、モデル=対象を把握する手かがりとしての論理化や視覚化ということになります。
そうして、あくまでもビジネス=経営という立場で、
投資する対象に対する収益可能性の仮説化という論理と具体性がビジネスモデルという呼称です。
「倫理性」・「美学性」
ところが、この呼称ゆえに派生してくる問題がいとも簡単に忘れられる傾向があります。
特にビジネスという要因性・変動性では起こりがちであるということです。
とりわけ、ビジネスは景気循環によって、大きな変位や変動があります。
この変動性ゆえに、好景気や不景気・不況は、収益仮説などを一辺に破壊することがあります。
この破壊を遮断できる人間性、人為的な正義は「倫理性」と「美学性」です。
デザインにとって不可欠なことは「倫理性」+「美学性」だと私は考えてきました。
倫理性+美学性=美・義・善の社会的な価値、つまり「恩恵」あるいは「利得」=benefitです。
ビジネスデザインモデル
デザインが究極目指しているのは、「美しい」という綺麗事であり、
ウソ・ホントや損・得や好き・嫌いではありません。社会的な善悪判断の価値観です。
それを社会的な「効能」、すなわち恩恵=benefitに他なりません。
したがって、私はデザイナーが関与することで、
ビジネスモデルをビジネスデザインモデルにしていく必然性を主張しています。
「美しい」というだけの価値は、profitもbenefitも超越しているものと確信しています。
この確信やデザインへの信頼が、
「何がモデル=模型であり、対象なのか」をあらためて再検証する動機になるものと考えています。


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10月30日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     10月 30th, 2010  Posted 10:00 AM

10月30日 先勝(癸丑)

自分が正常だと確信できるのは、
自分のデザインが
ようやく製品開発から
商品化になるときである。

この形態は
やっぱり美しいなー!と
思えた時である。
幸運な時を持つことが出来る。

『デザインは言語道断』倒錯


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10月4日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     10月 4th, 2010  Posted 12:17 PM

10月4日 仏滅(丁亥)

私は、漢字の由来が大好きである。
特に、象形文字は、
シンボル化された形象に原意があり、
そこからあらたな解釈や意味の文脈が
広がってくる。

その想像力の整合性が美しいとすら思う。

『デザインは言語道断』学際


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9月21日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     9月 21st, 2010  Posted 10:00 AM

9月21日 先負(甲戌)

結局は、「美しいよね!」って、
感覚を共有できるように、
知識を重ね合わせることが
人を説得するには有効だというのが、
私のデザイナーとしての経験則である。

それでも、
このやり方には決定的な致命傷がある。
重ね合わせるだけの知識が
共有されていなければならない
ということである。

『デザインは言語道断』知行


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9月5日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     9月 5th, 2010  Posted 10:00 AM

9月5日 先負(戊午)

ユニバーサルデザインという名称は、
いわゆるシルバー産業に対する功罪を伴った
追い風になってしまったような印象がある。

単なる「共用品」
というレベルであっても困る。
「共用」できることをさらに進化させて、
なおかつ
美しいことが目標でなければならない。

『デザインは言語道断』旨趣


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7月17日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 17th, 2010  Posted 9:30 AM

7月17日 大安(癸亥)

デザイン美には、
美しいデザインと
デザインの美しさが含まれる。

「美しい=形容されたデザイン」と
「デザインにある=
 名詞となっている美しさ」
というわけだ。

『デザインの極道論』うつくしい


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7月16日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 16th, 2010  Posted 9:30 AM

7月16日 仏滅(壬戌)

輪郭線的には、
「美」
「美しさ」
「美しい」
という言葉にはそれぞれの
領域がある気がしてならない。

言い直してみれば、
「デザイン美」
「デザインの美しさ」
「美しいデザイン」
ということになる。

総合的な領域には
デザイン美がふさわしい。

『デザインの極道論』うつくしい


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7月15日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 15th, 2010  Posted 2:28 PM

7月15日 先負(辛酉)

この「美しい」ということの意味、
あるいは定義についてはアポリア、
つまり解答不可能という状況だ。

それは、私が何者であるのか、
私の命とは何なのかと同様に、
私に覆い被さっている。

『デザインの極道論』うつくしい


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