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『越前藩石高と越前和紙の「黒すかし」は使われている』


   


     5月 10th, 2019  Posted 12:00 AM



子供の頃の趣味のひとつに、「藩札」収集がありました。
多分、実家にはまだあるかも知れません。
さて、かって江戸時代「加賀100万石(119万石)」と言われた
加賀藩は、越前福井の隣国で「格外扱い」でした。
前田家は外様でしたが御三家に準ずる扱いで
富と文化を成していました。
実際、越前藩は越前松平家一門で90万石だった話は、
歴史の陰に隠れています。
そして、三岡八郎が藩札によって藩財政立て直し、
日本全国からも信頼を受けていました。
三岡八郎は後の由利公正であり、「五箇条のご誓文」をつくり、
東京府知事・第4代目となった経世家でした。
福井藩士から渡邊洪基も府知事・第9代目になっています。
福井藩札の紙の良さ、
つまり越前和紙の技術の高さは評判となりました。
越前和紙の技法に「黒すかし」がありましたが、
その技能は今やお札だけに用いられ、
財務省(元大蔵省)に取り上げてしまいましたので
製造は禁じられています。
越前和紙の技法はこれからも使われます。


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『小説の「龍馬ブーム」は、歴史の中で肥大化している』


   


     3月 11th, 2019  Posted 12:00 AM



小説での「坂本龍馬」と坂本龍馬ブームに対して
明治維新史学会が論理的に史実としての「坂本龍馬」を検証し、
やっと教科書からも省くこととなりました。
坂本龍馬ブームは、彼の姉への手紙があったことから小説化され
それが一般化されました。
一方、橋本左内は400の漢詩を読んでいます。
安政の大獄で捕らえられ、そのうちの300が牢獄でつくられ
26歳で斬首の刑、(武士なのに)、に処せられました。
小説化や大河ドラマ化も難しくブームにはならなかったのです。
ただ『啓発録』は福井の小学中学のバイブルと言えます。
私は、「龍馬は新婚旅行しかやってない」と講演でズーッと言ってました。
武士を斬首するほどに、
橋本左内は当時の江戸幕府の政敵だったということです。
「なぜ、龍馬が暗殺されたのかは今も謎です」。
龍馬は何度か、松平春嶽 福井藩にお金を借りに来ています。
松平春嶽に見い出された人物こそ、橋本左内と由利公正。
福井藩(90万石)の藩札は由利公正(福井藩のちに東京府知事)が、
明治維新の時にはこれを使ったけれど、大失敗で終わっています。
歴史は、常にその時々、政権によってつくられます。
私は、龍馬の肥大したブームに対して、
笑われながらも正直な意見を言ってきました。
やっと、龍馬は明治維新の偉人ではないことが、
学会で認定されました。


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