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Posts Tagged ‘講演’


10月20日Staff Blog


   


     10月 20th, 2009  Posted 3:37 PM

10月20日

IASDR 2009 in Seoul KOREA
概要冊子及びネームカード、
マップなど一覧。
「WORLD DESIGN CAPITAL」を掲げる
ソウルなので力の入れようはすごいです。
本日はキーノートスピーカーなどVIPによる
記者発表があります。

BOSS(川崎和男)の講演は明日、
本日もまだまだ記者発表の前後は制作です。
スタッフも2画面による講演を
準備万端に進めています。

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『資本主義からの逃走』
 *ひととき・韓国だより*


   


     10月 20th, 2009  Posted 9:55 AM

今、このブログをソウルにて書いています。
国際デザインリサーチ学会にて、
キーノートスピーチをします。
タイトルは、
「先端的インクルーシブデザインによるBOP」です。
アブストラクトでは、
すでに、「資本主義は終焉した」ということから
BOP=Bottom of the Pyramidへの
デザインを語ります。

091020iasdr2009

そして、韓国に入ってから、
プレゼンテーションの画面づくりに入っています。
私は、講演や講義の前夜に
準備画面を作成するのが習慣になってしまいました。
私は、常に2画面を使います。
それも必ず、16:9サイズにします。
ところが残念なことに、
世界中が未だに4:3のスクリーンなので困ります。
それでも「わがまま」を講演の場合には、
16:9画面それも2画面のスクリーンを
用意していただくことを条件にしています。
メイン画面は私自身が作成しますが、
サブ画面はスタッフが
メインの画面にシンクロさせて作成します。
最大は、正面に2画面で左右や天井などで6画面、
しかも、PinP機材や音響システムも持ち込みます。
私のwebsiteで、講演スタイルをご確認してください。
この韓国での国際学会も
16:9で2画面と音響システムを駆使するつもりです。
音楽は、ここ当分は、
マイケルジャクソンの曲を使用するので、
JASRACに許諾許可は申請してありますが、
「学会使用の場合」は著作権は除外対象です。
帰国したらまたいくつかの講演が待っています。
私は、デザイナーの表現形式に、
「講演」という形式があり、
その「内容の形式」もデザインすべきだと考えています。
さらに、「講演のデザイン」として、
ムービーや、音響、画面サイズ、PinPなどで
そのデザインを創出すべきだと言い続けています。


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10月19日Staff Blog


   


     10月 19th, 2009  Posted 4:30 PM

10月19日

Design Cruising KOBE 2009講演&
京都リサーチパーク20周年記念講演
盛況に終了いたしました。

BOSS(川崎和男)の画面は,
当然BOSS自身で作成してます。
Keynoteで1画面にQuickTimeを
最高8画像動かすことも可能です。
またOpeningのイメージ画像を
動かしていく音もその都度
BOSSがセレクトしています。

これは毎回聞かれますが、
2画面の操作は同期して
組んでいるわけではなく
ビジュアルジョッキー的に
即興音楽のように
BOSS側のスクリーンに素材を
合わせて流しています。

BOSSの講演では会場全体、
正面2画面と側面に2から4画面、
あるいは天井に1画面と
空間全体を映像空間するこもあり、
映像・音響と最高のプレゼンテーションを
心がけています。
『プレゼンテーションの極意』
を書いているBOSSですから
究極のプレゼを目指しています。

質問コーナーがある場合、
質問に対するBOSSからの返答は、
返答のキーワードをスタッフが
画面をその都度即時に画面作成します。
これも質問者の方と
事前に合わせているわけではなく
即興で流しています。

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京都リサーチパーク20周年記念講演

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Design Cruising KOBE 2009講演


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10月18日Staff Blog


   


     10月 18th, 2009  Posted 11:50 PM

10月18日

学会キーノートスピーチのため
韓国入りしたBOSS(川崎和男)です。

週末の京都、神戸の講演に
多数ご来場いただき
ありがとうございました。

講演会は毎度、
BOSS自身で1画面1画面作成されて、
サブ画面使えるときは、
BOSS作成画面に合わせて
スタッフが補足対応画面を準備します。
今回も、韓国にて準備中です。

BOSSは、参加者が多ければ多いほど、
講演するのが楽しいそうで、
緊張とは無縁のBOSSなのです。

十六茶を超えた17茶他
ハングルパッケージのドリンクを
楽しんでいます。

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10月13日Staff Blog


   


     10月 13th, 2009  Posted 9:44 PM

10月13日

韓国のKAIST
今、韓国で
最も入学がむずかしい大学・大学院から
Myung Suk Kim, Ph.D教授が
いらっしゃいました。
BOSS(川崎和男)に
KAISTの先生の作品をいただきました。
「LOVE POT」Aroma Humidifier。
Myung Suk Kim, Ph.D教授は、
阪大で博士号を取得された方でもあります。
二人のお話は、デザイナーの職能を
さらに高度化していくプログラムなど、
多岐に及びました。
また、IASDR2009の主催者です。

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『資本主義から逃走せよ!』
金融工学の始祖はマルクスだった_14


   


     5月 8th, 2009  Posted 9:50 AM

このところ、「多忙」です。
これはとてもいいことではありません。
体調=心臓の負担も自覚できるようでは、
不安になってしまいます。

そして、最も不安なことは、
「パンデミック」がとうとう起こってしまいました。
私の直観は当たってしまいました。
「ワクチン・シリンジ」の開発、
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それは、PKD(Peace-Keeping Design)という世界的なデザイン運動の
具体的デザインとして提案し、マスコミにも取り上げられています。

そして、今、金沢21世紀現代美術館で、
「愛についての100の物語」という大規模な企画展に招待されて、展示をしています。
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講演にも行く予定です。

さて、このブログはむずかしいと周囲に言われています。
しかし、この程度ぐらいは読みこなしてほしいのです。
なぜなら、「貿易立国・日本」は、
すでに、「産業の方向性」を間違っていることを指摘しておきたいのです。
たとえば、「マクロ経済」と「ミクロ経済」という分類がありますが、
この分類はすでに時代遅れなのです。

簡単に私的解説をしてしまうと、
「マクロ経済」は、世界経済・市場論・貨幣論を語ってきました。
「ミクロ経済」は、日常生活での市場論と大雑把に言っておきます。

私は、「市場論」と「貨幣」について、
「スピード論」が決定的に欠落しているのです。
「貨幣のスピード」について見届ければ、
たとえば、「都」と「鄙」、
すなわち、「都市=大都会」と「地方=田舎」での
「貨幣価値」に速度性があるということです。


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『資本主義から逃走せよ!』
金融工学の始祖はマルクスだった_13


   


     4月 13th, 2009  Posted 11:00 AM

なんだかここまでマルクスの事を記述してくると、
私はまるでマルクス全否定論者のようになっている、
と感じている人もいると思います。

しかし、そうではありません。
思想として、「資本論」を受け入れるわけにはいかないだけです。

そして、マルクスについては、
生涯かかっても読み切れるはずもないほどの著作が氾濫していますが、
大きな間違いにはうんざりします。
たとえば、マルクスは数学が大の苦手だった、
というのは間違いでしょう。
苦手なら、「数学ノート」を作ってまで、
それをエンゲルスに説明用とまではしなかったはずです。

確かに、「資本論?」では、
数学的な記号での、特に「貨幣論」が展開されますが、
さほど高度な数学的な論理にはなっていないことは確実です。
もっとも、「資本論?」からはエンゲルスが書き残したと言われています。

いわゆる「経済学」の大きな根幹、要素には
「貨幣」の意味、「貨幣」の運用、「貨幣」のサイクル性が取り上げられます。

ところが、マルクスの時代には想像外、想定外のことが
世界の「金融要因」が発生してくることです。
想定外は、三つあると私は思ってきました。
さらに、「要因としての金融」と「金融とサービス」が
これからはさらに変貌することが想像可能です。

ともかく、その三つをあげておきます。

 ■ 「クレジット」信用を「カード」化
   これは「クレジットカード」というプラスチックマネーの登場です。
 
 ■ 「貨幣」は要素ではなくて
   「要因としてのスピード」はまったく想定外だったこと。
 
 ■ 「金融サイクル」は計算ではなくて、
   「金融演算」、すなわち、コンピューター上でのサイクル性は、
    即、「景気」連動につながった。

私はこの三つは、マルクスの「資本論」の想定外だった。
しかし、金融工学の根底には
やはり「資本論」がその基盤を構造化していたことは認めているのです。

この4月に、ある金融機関・銀行の「入行式」で記念講演をしました。
これから、金融業界・銀行人になる人たちに
「時代とともに働く意味」という話をしました。
この講演の根底では、確かに、私の金融への想いには、
マルクスの『資本論」があったことは確かです。
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『資本主義から逃走せよ!』
金融工学の始祖はマルクスだった_05


   


     3月 8th, 2009  Posted 12:50 AM

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このBlogにて紹介しはじめている、「資本主義からの逃走」を初めて、講演をした。
この「逃走」はこれからの「闘争」のアジテーションでもある。
 したがって、ふるさと福井で行った。
なぜならば、私のふるさとをまず、変革、改革から始めたいと当初から考えていた。
 「場」は講演として与えられた。
「福井県経営品質協議会10周年記念大会」である。
 この経営品質協会は、代表幹事が高校時代以来の親友であり、私をいつも精神的、
さらには経済的にずーっと支援をしてくれている玉木洋・福井キヤノン事務機代表取締役である。
 この協会を彼がリーダーシップをとって福井県にて活動を開始したとき、
マーク・表彰状・トロフィーをデザインしている。

 現在、この不況は、すでに「終焉している資本主義に気づかなかった
オピニオンリーダーや政財界のリーダー(現在の日本には絶滅しているが)たち」の責任である。

したがって、このBlogでは、彼らと時代・社会への闘争論理である。
 玉木(親友ゆえこう呼ぶが)は、すでに10周年からこの協会活動を「福井県独自性を目論んでいる」。
 彼は、「変革より、変質だ!」とさえ伝えてきていた。
 「デザインが経営をも補完する」ということを最も早く知ってくれていた。
彼や、福井県での同世代の経営者とのことはいづれ著作にしたいと思っている。

 「資本主義を変革、いや、変質させる手立て」は、今、76項目までを論理化している。
これは、100項目にすれば、
「101匹目のサル」という論理構造が派生し、
具体的デザインに必ず結実するという確信が私にはある。
 したがって、この講演会では5項目を講演した。
 おそらく、ここしばらくはこの講演内容をアジテーションしていかなければ、
この不況をデザインによって変えることはできないと考えている。
 講演メニューを紹介しておきたい。
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そして、何よりも、この講演後にはパネルディスカッションにも加わった。
 私は、本来はパネルディスカッションのパネリストは引き受けないことにしている。
 しかし、親友の依頼は引き受けた。
そして、若手の経営者二人に出会った。
 彼らを是非とも紹介したいと思う。
というよりも、今、私が注目し、彼らが20代から私と交流してきた何人かが存在する。
彼らこそ、「新しい変革者である。玉木流に言えば、「日本経済、新世紀の変質者である」である。


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