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12月25日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     12月 25th, 2017  Posted 12:00 AM

12月25日 赤口(丙戌)

デザインが貧しくなっている。
家電製品も
自動車も
カメラも
「造形デザイン」は停滞している。



川崎和男の発想表現手法


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『電柱はもう街の景観にはあらず・電線地下美化倶楽部』


   


     6月 27th, 2016  Posted 12:00 AM



電柱の存在は余りにも酷たらしい現状です。
電柱は犬がマーキングをする存在ですが、
それを見上げていくと、なんとその工事のいい加減さ、適当さに
ひっくり返らんばかりに驚き哀しまざるをえない出来映えに呆れます。
ところが、米国の果てしない荒野の一本道に、
木製の電柱が建っていると、その佇まいはとても美しいのです。
何が違うのだろうかとしみじみと眺め比べてみますが、
たとえば、このような仕事姿勢の違いがあるのではと思います。
「見てご覧、あの電柱は私が電線を張り、電柱が景色の
ひとつの表現になっているだろう」。
「あの電柱、ともかく仕事だから定時間に済ませただけ、
景観、それとの調和?知らないよ!みんな気づかないだろ」。
この意識で街中に見苦しい電柱が一杯あっても、
誰もが黙認してきたのが我々でした。
「電線地下美化倶楽部」があります。この倶楽部を立ち上げ、
提案をしたのは自動車大企業T社の元デザイン部長です。
名古屋工大教授もつとめ、オートバイ大企業のデザインコンサルタント、
旧知の仲です。しかも同世代、「最後の役割だね」ということで、
まず、メンバーを増やそう、そして、日本の醜い電柱写真展から、
ということで、スタートをかけました。
以前、水道管をすでにステンレスにしている地域がありました。
しかし日本は地震大国ですから
フレシキブルな地中水道管工事を、と思っており、
日本の「地下埋設工事全般」に新デザインを、
という提案に電柱も地下埋設。
ロンドン・パリは電柱ゼロです。
ジャカルタですら東京23区・大阪市と比べたら。
これこそ、貧しい都市なのです。

*『瓦礫に祈りを・・・デザインによる復興計画を』
*『この実例に世の中の無責任でいいかげんさが表れている!』
*『電線・電柱・地下インフラのやり直しデザイン』
*『電力会社を破壊し分散させるべき証拠・告発します』
*『スマホのアイコンはインフラ的な高品位性が不可欠である』


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『ある時期を過ごした思い出の街の姫路城、その高度な文化』


   


     12月 8th, 2014  Posted 12:00 AM



2014年12月6日。
私は講演に呼ばれて姫路市に出かけました。
40年前に、私は東芝の新入社員として販売実習で3ヶ月、
この街、駅前大通の家電量販店で、ラジオ、TV、冷蔵庫販売。
一週間、じっくりお客さんの出入りを見ていれば、
何曜日の何時頃、お客さんの来店混雑がわかり、購買決定は、
必ず奥様が分かりましたから、量販店には支店会議があるからとかで
ほとんど映画を観たりして、そして、大量に売っていました。
サボっているのに売っていることを、他社のヘルパーから睨まれ、
それなら、直ぐに喧嘩をし過ぎて、田舎街の量販店に飛ばされました。
そこでも、売りまくりました。新人研修、西日本地区では売り上げ5位、
報奨金は当時のボーナス同等でした。
デザイナーになるための通過点でしたが、性分上、売るならトップに
懸命にやり切った街でした。
東芝の本社に戻らず、量販店に来ないかとまで誘われるほど売りました。
40年ぶりに姫路城を見ました。おそらく日本で最も美しいお城です。
ちょうどNHK大河ドラマとのコンビネーションでブームの街ですが、
私は、このお城が存在していることがすでに大宝物のある街であり、
これを後世に残した黒田官兵衛なる人物の存在に敬意を持ちます。
現代までにもこれだけ美しい建物を残した偉大な人は限られています。
後世への遺物として、美しい建物を遺すというのは偉業です。
だから、この大遺産を本当に大事にすべきだとことさら思います。
それはこの建物同様の素養が育てられてきただろうかということです。
私はとてもささやかで小さな講演会かもしれませんが、
姫路城を心から意識して、自分の役割は最大に計ったつもりです。
ところが、姫路駅に限らずですが、駅ホームは、
あれからどれだけ私たちが文明を進化させてきたでしょうか、
無念ながら、文化はその文明に比してとても貧しくなっていました。


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