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Posts Tagged ‘造船技術’


「海底資源探査船というわが国の技術は防衛されるべきだ」


   


     7月 10th, 2013  Posted 12:00 AM



中国が日本にレアメタルを売らない、と言われました。
資源の本当に無いわが国には、頭脳があります。
日本の頭脳の素晴らしさをしみじみと知りました。
経済産業省の海底資源探査船「白嶺」は、
以前文部科学省の探査船「ちきゅう」を凌ぐ船舶が生まれました。
領海を世界で6番目に保持しているわが国の海底には、
資源の宝庫だということをこうした探査船の頭脳が発見します。
おそらく、造船技術だけに留まらない船舶造船が成功しています。
それは、私の授業・「海洋デザイン戦略」での演習課題で、
あるチームが選んだのは、「ちきゅう」が造れる造船工場計画。
若い海事工学系の学生は、探査船の造船技術の統合化を
港湾での防災された造船工場計画として提案してきました。
私は、最後の講評会で「白嶺」が生まれた話をしました。
審査委員からも、こうした船舶が世界にあるかどうか、を
尋ね、世界には全く無いと聞いたときには、
審査委員全員が、この造船技術こそ日本独自そのものであり、
造船を産業化し、このような船舶にこそ税金を使ってでも、
数隻は欲しいという声がありました。
ところが、残念なことは、この船はまったく無防備です。
いわゆる水鉄砲(現在は韓国製が最も強力)さえ在りません。
いざとなったら、海上保安庁が守ってくれたとしても、
彼らにはミサイルさえ無いのですから戦闘はできません。
このような国家はありえません。
防衛装備程度は備えるべきですが現在の憲法では許されていません。
私がこのようなことを書けばすぐに「右翼扱い」されます。
左翼は絶対に私は認めませんが、右翼ではありません。
右翼以上の発言力と行動力を磨いているつもりです。
ついでながら、スパコンは絶対にNo.1で在るべきなのです。
なぜなら、わが国は「気象情報の探索」とか言っていますが、
本来、スパコンはミサイル発射・ミサイル命中技術開発です。
いい加減に、この平和呆けから目覚めるには、
こうした探査船造船技術にも防衛装備開発があるべきだと、
私は言い続けていく立場でありたいと思っています。


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「海彦たちの技能と技術」


   


     6月 2nd, 2011  Posted 12:00 AM

日本漁業の技は素晴らしい。
これぞ、島国日本、海洋国家日本。
海彦たちの伝統的「技」の集積。
それも今、大きな問題に直面しました。
一つは、わが国の外交力の弱さがあるでしょう。
そして決定的には東日本の漁港・水産加工業が全滅したことです。
また、漁業の現実をジャーナリズムが本当に報道していません。
私は、恩師からShip of the Yearの審査会に入れてもらってから、
初めて、日本の海彦の様々な力量と、
それゆえに、国際的には様々なバリアや国際規約で、
日本の漁業や海洋貿易規制でいじめられている構造を知りました。
国際的な苛めのなかでも、海彦たちは、漁業方法の新規な提案と実現、
詳細に規制を乗りこえる造船技術、
特に、省エネルギー船舶や運送方法の改善に懸命です。
私は感動して感謝します。だから、
全国民が漁業に関心を持ち、
応援する体制づくりが必要だと主張します。
今年私は3年目の審査会で素晴らしい海彦の具体化を知りました。
いづれ発表されたなら、つぶさに受賞した貨物船から特殊船、
特に漁船などを読み取ってください。
「だから、私たちはおいしい寿司や水産加工品を食べられる」。
しかし、震災大津波で、日本漁業は壊滅的状況にあります。
漁港・港湾・水産加工産業など、
港湾システムから水産加工や冷凍保存の新たなエネルギー確保を、
ゼロからやり直しを余儀なくされました。
それなら、徹底的に「海彦たち」へのバックアップ体制づくりで、
復旧、復興、復活、その技能と技術を革新するべきでしょう。
ともかく、東日本の基軸は「海彦」への大支援が、
最大の復興テーマであることは間違いありません。


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