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Posts Tagged ‘鉄道’


『Hyperloopどころでは無いインダストリアルデザイン界』


   


     8月 4th, 2019  Posted 12:00 AM



駅と線路と言えば、「鉄道」に限られています。
長らく私も鉄道ファンです。もう少し時間の余裕ができたら
鉄道マニア、オタクの域に達したいものです。
乗り鉄、撮り鉄、録り鉄・・とありますが私は鉄道模型を収集しており
Zゲージを中心に、限られたモノには執着しています。
今回このHyperloopも、
新たな鉄道形式がとても早いスピードで凄いなーとは思いますが、
米国のインダストリアルデザイナーのいろんな見解を聞いてみたいです。
最も、国内の新幹線の中、そして地域の各種鉄道をみると、
デザインを誤解しているし、線路と駅との関係も一新べきでしょう。
ようやく今頃、自動車は変わろうとしていますが、
110年も進化がストップしていました。
デザイナーとして何台もの車を乗ってきましたが、
私の最後の自動車は自分の望んでいた車で終わります。
私の「最後の・・・ 」モノたちには、進化の兆しをつけれるように、
デザインで「やりたいモノ」があります。まだまだ「革命前夜」です。


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『アドバンスデザインでも求めた「ロクハン」』


   


     9月 3rd, 2017  Posted 12:00 AM



「ロクハン」、さてこの言葉を知っている人はおられるでしょうか?
これはマニア用語であり、三つの分野で使われています。
私に無関係なのはウェットスーツで、特にそのフードに関わっているそうです。
私にもうこの世界となると、鉄道のZゲージとオーディオの世界です。
Zゲージは、かってはアナログでしたが、今では大変貌、デジタルです。
そして、今夜説明するのはオーディオ。
「ロクハン聴かずしてオーディオ・スピーカーは語るなかれ」なのです。
スピーカーユニットで口径16cm=6.5インチのモノをロクハンと呼び、
これは製品開発で全くのアドバンスデザインで終わった東芝時代では、
自分デザインでは最高の仕様実装を叶えたモノでした。
自分の作品集には絶対的に残しておき東芝の容認ももらっているモノです。
まず、ロクハンというのがフルレンジ=全周波数:低音・中音・高音まで、
すなわち、もし、スピーカーシステムにするなら、
バッフル=一枚板(表面性を拡大するために屏風スタイル)にこれだけ。
もう一つは、トーンゾイレという、トーンゾイレに縦に3〜6個を取り付ける、
この二つがありますが、自分作では若い頃は、
卒業制作では「コーラル」を使ったほどでした。
バッフルスタイルでもコーラルが最高でした。残念ながらもうありません。
このアドバンスデザインは、スピーカーユニットなら「絶対こうだ」と、
ほとんど会社でも賛同されなくても、説得し回っていたものです。
まず、ボイスコイルの磁力線のためにコイル線や巻き方、
これはJBLは、今も抜群ですが、未来性を引き込むための行動でした。
しかも、エッジ(スピーカーコーンの周囲)や、筐体での鋳物づくりも、
私は独特の手法を考えて、製造企業をこのモデルで説得していました。
東芝マンがこのように飛び回っていたのを許してもらっていた上司は、
東芝退職後も自分起業で今は社長たちです。
私のような勝手なデザイナーを見守ってもらっていました。感謝しています。
この「ロクハン」は絶対に自分デザインでは最高でした。


* 『コンピュータ制御ベッドが示唆していたこと』
* 『「手洗い習慣」をグリップすれば清潔を手にいれる』
* 「デザイン理念は造形言語と形態言語の形素で未来を招来」
* 『メルクリンの世界も私の憧れのコレクションだ!』
* 『人生が回転して再開、懸命だったあの頃』


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『海事関係にデザイン介在という使命』


   


     6月 1st, 2016  Posted 12:00 AM



すでに26回目となる「Ship of the Year」の
最終審査会に出席しました。
すでに日本船舶工学会にて応募から選別された
昨年度の造船すべて、客船から漁船まですべての船舶、
その審査会は、造船工学・製造から海洋、海事、港湾、漁業まで
海事関係から海洋気象、最近では環境適合性から新エネルギーの提案まで
応募企業からのプレゼンテーションを受けます。
プレゼ後には相当の専門用語で詳細な質問とその応答が飛び交います。
「Ship of the Year」は恩師が設立されていて、
自分も「関西海洋教育アライアンス」にて、
大阪府大院・神戸大院・大阪大院で「海洋デザイン論」を
教えたことや、この審査員でそれなりの知識を獲得してきました。
しかし、船長会の名誉会長や建築、海事マスコミなどで
自分自身も相当に鍛えられてきました。
恩師からは、海事関係にデザインの職能を介在させることが使命ですが、
まだまだ船舶や海事・港湾関係は「デザイン」=デコレーション意識です。
ところが、今回は大阪大院卒から「先生!」と声をかけられました。
この審査会は、最初は相当に難しくて「海洋デザイン論」講義のために、
自分なりにも熟読ノートづくりなどをしてきました。
最近では、船舶機関から漁業、さらには海洋輸送、港湾関連など
とりわけ国際的、大変な経済や国際法などとの対決が激化しています。
恩師はすでに名誉審査委員長ですから、最近の活動報告をしました。
自分の役割としては、特に、鉄道・自動車・飛行機などの空力特性から、
世界的な海洋の気象との適合性などを
質問する役割に徹しています。
「海の日」に大賞や部門賞が発表になります。
今、日本の特に造船産業・遠洋漁業は経済的問題に包囲されています。

*『本日も審査だが、日本の船舶デザインをデザイン対象に』
*『『Ship of the Year』審査委員会・日本学士院会館にて』
*『防潮堤工事は土木工学ではありえず』
*『関西海事教育アライアンス・6年目の演習課題プレゼン』
*『Ship of the Year・日本船舶海洋工業界の今後』


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『新作007・ボンドカーでも確認できた曲線美』


   


     12月 22nd, 2015  Posted 12:00 AM



フランスのパリでは「非常事態宣言」を受けました。
が、「007・SPECTRE」試写会を観るために帰国。
これは外車ディーラーの主催で、
しかも新たなボンドカーが展示されました。
「007」映画シリーズは、おそらく私の生涯において、
何度も何度も見直し、しかも、シリーズのDVDまでいつでも観られる、
そんな状態にするほど大好きな映画です。
おそらく、スパイ、未来的ガジェットの武器や装備、ファッションです。
そしてなんといっても趣向を凝らしたボンドカーは、
とりわけ、工業デザイナーにとっては、たまらない魅力があります。
パリから大阪の試写会場映画館、そのデパートには、
ボンドカーが展示してあり、なんとも多くの人が写真を撮っていました。
だから、それほど近接して観ることができませんでした。
ところが、ディーラーのショップに呼び出されて行きました。
決してそういう場所には出かけないタイプの私ですが、
「じっくり、ボンドカー観られますよ」ということで、
出かけて、本当に触って全てを観て確認することができました。
007、ファッション、ボンドカー、未来的なガジェット様々は
男の夢の塊だと思っています。
正直、実は、試写会は時差ぼけもあったのか、途中で眠ってしまいました。
でも、どうせ何度でも観るからいいのですが、
今回初めてこの新作ボンドカーを専門家として、触って確認しました。
何と言っても風圧と車体曲線美の関係は側面から後部にかけての触感で、
「ああ、なるほど!」と納得することができました。
そして、SPECTRE用のこの車体デザインに活かされている曲面、
ハイライトラインから、この車種メーカーの拘りの確信を知りました。
この車体ラインを知ってから、それこそ、鉄道から車両全てで、
決して考慮されていない曲面カーブの極地を知った気がしています。
人生最期の車種はこのカーブで包まれているべきだと思いました。
私は、家具であれ、スーツであれ、靴であれ、掌中に感じ取る触感こそ、
造形美に取って不可欠と感じているだけに、この曲面カーブという性能こそ
求めきってようやく車体の機能美が、街の景観に溶け込むのだと思います。
ボンドカーによって進化してきた車のハイライトラインは
工業製品の技術表現だと思っています。


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『外出すると・・・これだけはやらざるをえない!』


   


     11月 2nd, 2015  Posted 12:00 AM



なるべくもはや外出をしないでおきたい、
今ではすっかりと私はそのように思っています。
自宅に潜んでいるのが最高です。
外出するのなら、今は大きな条件をそろえています。
最も理想的なトランスポテーション装置が必要ですが、
現在の飛行機、ヘリコプター、鉄道、自動車もほとんどが最悪です。
これまでは自分デザインの車イスでしたが、
もはや体力的には、
米国製の軽量といっても20Kgの電動に乗っています。
しかしどうしても、今は月1度だけの講演は引き受けていますが、
そうなると、最も大変なことは私が車イスであることも含め、
移動のための衣類などが増えてしまいます。
これまで、どれだけの旅行用鞄を使ってきたでしょうか?
今はワイフがキャスターのバッグ一つは手持ちになります。
そして行き先向けホテルにそれも多いと2~3ホテルにバッグを送付。
どれだけ手荷物を減らすかが問題です。
ところが私は使わなくてもついつい趣味性のモノを鞄に隠し入れて、
見つかってしまい叱られます。
ただ今は、万一、天災・地震などを考えると、
最低の救急用品が必要になりますから、
この判断は相当に私には難しいことだと思っています。
国内の主要都市であれば、コンビニで万一はほとんど事足ります。
しかし、海外でも最初の訪問地では様子が不明であり、
特に車イス対応では問題がありますが、
それはむしろ国内の一流ホテルですら間違いが多いのです。
「お客様、私どもはユニバーサルデザインに基づいて・・・」
なんてことを発しようものなら、
(ユニバーサルデザインっていうのは自分が日本に持ち込んだ)と、
そんな顔つき=喧嘩態度になるらしく、ワイフは厳しい顔で私を制します。
最近は、ホテル予約が困難になりつつあります。
理由は、(嫌な)中国人観光客があの爆買いとかで来日多しです。
私は「なぜか」電動車イスで彼らにぶつかってしまうのです。
彼らのほとんどは謝罪しませんから、
「なぜか、それも激しく」私の電動車イスは暴走します。
このあたかも無意識なる暴走は仕方ありません。
決まって、マナー無しの中国人に私の電動車イスは暴れます。
先日は銀座で一人っきりで買い物をしました。
いつもワイフやスタッフがいるのですが、思いっきり行動しました。
ちょっとだけ暴れざるをえなくて、ホント困りましたが、
スワット仕様の手袋は凄いなって思いました。
何をしたかって?一応大学人であり障害者ですから、
そのモラルは遵守しました。


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『車イスデザインに取り組み、今や、電動車椅子と制度改革』


   


     10月 6th, 2014  Posted 12:00 AM



私が自分自身で車イスに取り組んだのは、今は亡きK氏からでした。
K氏は大デパートの生活用品本部長で無印良品の最初の仕掛け人。
この大デパート支援でコンピュータ制御ベッド開発もしました。
無念ながら、K氏はゴルフ場で倒れ入院、癌が見つかり急死でした。
彼は最初、自転車メーカーから名古屋の日進医療器を紹介、
私はその企業の元社長と2年契約でスタートしましたが、
まだ中小企業の事業には大きなテーマをぶつけていました。
結局、そのメーカーに「NISSIN」のロゴタイプを最後に契約切れ。
大学の後輩が鉄工所の跡継ぎだったことから、そこでチタン溶接から
アルミハニカムコア車輪で「哀しみのためのデザイン」車イスを開発。
スニーカーのような車イス「CARNA」はINAXと福井の大電産業が
スポンサーとなってもらい、それはMoMAや幾つかの美術館に
永久収蔵される私の代表作になりました。
しかし、最近では、私の体力も落ちてきたことや、
リチウム急速充電バッテリーの米国製の車イスを使用しています。
だから、次のテーマは、もっと軽量でsegway的な車イスをと、
自分のデザインテーマにしています。
電動車椅子によって、行動範囲は著しく拡大しました。
が、社会の交通制度、航空機と鉄道ではいくつものトラブルを経験。
航空機は、ようやくですが、リチウム電池は機長判断という
未だに古い慣習になっていて、いつもトラブルを経験しています。
鉄道では、新幹線と特に毎月、ふるさと福井へサンダーバード乗車、
伊丹空港や新大阪駅では顔なじみになっていますから、
ほとんど通過できますが乗船乗車のシステムは制度改革すべきです。
おそらく、身障者の人は文句も言わずにいる者と思いますから、
私は「ここがまずい」とか「海外に恥ずかしい」を連発しています。
ワイフにはいつか「刺されるよ」と言われますが、
私は言い続ける役目だと思っています。


『そろそろ電動車椅子デザインの時期=一人称デザイン』


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『駅舎もさることながら、鉄道には育たない美学』


   


     10月 5th, 2014  Posted 12:00 AM



あえて私は鉄道の美学と言っておくことにします。
駅にはその土地なりの美しさがあってほしいと思います。
新幹線でも真実素晴らしい電車というのは2台程度しかありません。
だから、まだ昔の蒸気機関車の美しさはノスタルジーで、
美しい形態だったと思うことができますが、新幹線はじめ、
鉄道車両には何の進化も起こっていません。
確かに、プロのデザイナーが起用されていて、
スゴイと報道されていますが、私は全く駄目だと断言できます。
その最大の理由は、未だに駅舎・プラットホーム・電車は、
バラバラであり、特に、車イスで利用するようになってからは、
正直最悪のデザインが蔓延していて、それらはデコレーション列車。
デザインされた列車とは呼ばないでほしいと心から思っています。
頭の悪さを露呈した鉄道スタイルをいつまで続けているのでしょう、
かと、私は指摘しておきます。
これはわが故郷福井の駅舎の天井の骨組みをみると無念です。
悲しくなるほど悲惨な建築構造であり、貧しい智恵足らずです。
夏は暑くてたまらず、冬は酷寒吹きさらしのホームです。
時々、駅舎の建築コンペでは「やっとここまで来たか」と称讃すると
すべてが落選しているのです。何か裏側での商売?政治?ですね。
駅・プラットホーム・列車はトータルにデザインすべきです。
やがて、ふるさと福井に新幹線が走り始めますが、大落胆の列車。
しかも、もしこれが湖西線なら液状化対策なしで大丈夫でしょうか?
いつまで、ホームから列車にスロープで乗り込むのでしょう。
ここに大問題があります。
電動車椅子利用の乗客のことなど皆無な計画だということでしょう。
新幹線、あるいはリニア新幹線の肝心なことは、後部脱線防止です。
そのためには、車体デザイン設計において、唯一の形態確保は、
もはや忘れられているようです。
駅舎と列車をトータルにデザインすること、
それこそ、列車というトランスポテーションの新たな問題解決です。
だから私は怖れずに「美学ある鉄道デザイン」をと叫んでおきます。

「ほんの少し『鉄ちゃん』ですから、言っておきたいこと」


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『パリには車イス対応が最初から叶っていた!』


   


     7月 24th, 2014  Posted 12:00 AM



車イスで海外に出てからは様々な対応を体験してきました。
これは、パリでも有名なホテルですが、
この車イスで、ある壁面を押すとこの小部屋がありました。
それこそ、30代後半の頃に、この対応に驚いたことがあります。
まだ、バリアフリーとかユニバーサルデザインなどが未登場でした。
ヨーロッパゆえに、自動ドアや自動昇降もゆっくりでした。
しかし、この小部屋があることは知る人ぞ知る、そんな雰囲気で、
私は、この小部屋から突然、ホテルの鏡面の壁面ドアから
飛び出すことにとても快感だったことを思い出します。
そして、このホテルに限らず、有名ブランドショップには、
ほぼこれに似た仕掛けが、壁面、柱などが必ず鏡面になっていて、
そこを開けると、このエレベーターが仕掛けられていました。
あれからもそれほど変化はしていませんが、
残念なことに、海外の有名ブランドショップにはこれだけの設備、
にもかかわらず同ブランドの国内ショップには全く無設備でした。
今なお、国内のショップにはこの展開はなされていません。
有名ホテルなどでは、従業員通路やキッチンを通り抜けます。
私には、こうしたいわゆる裏道的な抜け道が面白いのですが、
私一人なら、この裏道は面白いでしょうが、大勢になったら?
と、心配になってしまいます。
したがって、私が車イスになって、空港、飛行機、ホテル、ブチック
などなどのこうした設備や設備無く裏道は随分体験してきました。
今でこそ、成田にしても、新幹線にしても裏道は無くなりました。
しかし、私が満足している設備は不十分です。
最近は、急速充電の電動車椅子への対応が、航空機や鉄道については
全く考慮されていないと判断しています。
だから、もし私がデザイナーだと知られれば、必ず、嫌がられようが、
私は真正面化からコメントをそのお店や企業にメールします。
なぜならやがて、街中に車イス使用者が増加することは明らかです。
だから、今から準備してほしいのです。

 「車イスデザインのための文脈づくりに気づく」


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「やっぱり、なぜこれほど落ち着くのだろう」


   


     5月 13th, 2013  Posted 12:00 AM



中学時代は 父からクラブ活動を文科系にさせられました。
しかし、高校時代はスポーツ系で「山岳部」で活動しました。
当時、一人っ子を危険なクラブにと親戚からも言われましたが、
ピッケルと登山靴を買ってもらえました。
高校時代は、奥越国境=石川・岐阜の県境山々、
白馬山系から鉢ノ木岳までの縦走などで、
「ヤブこぎ=獣道の見分け方」・「天気図と天体星位置」から、
高山植物やツェルトという簡易テント暮らしなどを学びました。
大学当初は空手部でしたが、
芸大山岳部だった先生がこられてから、正式な「山岳部」になり、
空手部の退部試合にも出たので、今も先輩とつながりがあります。
大学では、当然のことロッククライミングや、
夏でも、雪渓スキーをしていました。
したがって深夜にNHKが「北アルプス」の景観映像を流します。
私はこれを明け方まで見入ることがあります。
とりわけ、剣岳周辺、源次郎尾根や八ツ峰、長次郎雪渓を見ていると、
本当に心が洗われるというのは、
きっとこういうことだろうと思うほど落ち着きます。
今では、たとえば長次郎雪渓の途中の熊の岩や、
長次郎雪渓の頂上でそこから剣岳へ直登などは不可能でしょうが、
当時は、熊の岩や雪渓の頂上に「テン張って」いました。
東京芸術大学・京都市立芸術大学・金沢美術工芸大学は、
三美大と言われていて、
必ず、剣岳に集結して、毎日雪渓での滑落停止トレーニング、
ロッククライミングを先輩たちから教わったものでした。
剣岳は、宇奈月温泉から黒部峡谷鉄道で入ります。
それから、早月尾根、ほとんど水がありませんが、
その尾根伝い3日で剣岳のキャンプ地までひたすら歩きました。
毎回、剣岳にほぼ一ヶ月以上暮らします。
そして、それぞれが別れて縦走に入ります。
私は必ず鉢ノ木岳まで縦走して、
そこから直下するとバス停で長野県の大町市に出て、
鉄道で自宅に帰ります。
自宅に着くと、必ず、顔には無精髭があり臭いらしく、
母から玄関先で裸にさせられてすぐに風呂に入ったものでした。
いつの日か、必ず、ヘリコプターで剣岳を中心に飛びたい。
可能であるなら、この映像に包まれて目を閉じたいものです。


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「新幹線ホームのエレベーターは再デザイン必要」


   


     11月 26th, 2012  Posted 12:00 AM



車椅子になって、まず不便極まりなかったのが鉄道でした。
ある政治家秘書の方と陳情に行ったことがあります。
その後、扇千景大臣が視察して3年後に、
新幹線ホームにエレベーターが設置されました。
だから、車椅子の者にとっては結構便利になりましたが、
これからの高齢社会を考えると、
駅ホームとエレベーターの設置数はもっと増加させるべきでしょう。
しかも、日本人マナーはすこぶる悪くて、
障害者も妊婦も優先されるわけどころか、
階段を使うより楽だから、
平然とエレベーター利用者は数多いと言っていいでしょう。
ガラスで封じ込められたユニット的機器としてのエレベーター、
そのデザインは、醜悪な形態言語になっています。
そして、エレベーター機構技術が
進化しているとは言い難いと私は思っています。
透明で機構や実装構造が見えるというのは、
それなりの技術成果かもしれませんが、
機構整理されたデザインにまで完成度はありません。
まず、地震になれば、エレベーターは停止させなければなりません。
駅構内やホームが火事ということはほとんどありえないでしょうが、
火事には使用不可能となる機器システムです。
私は、まず、公衆が利用・使用し、
駅が所有するエレベーターの「記号性」を問い直しておきたいと思います。
この透明化された機器システムが「意味していること」と、
「意味されている」存在性を再考すべきだと提案しておきます。
それは、公的なモノである性能性・機能性・効能性、
こうした「意味作用」が
エレベーターの造形言語は何であっただろうかということです。
おそらく、この造形言語を追い求めれば、
新たなエレベーター技術を進化させる革新的な発想を
造形言語の意図からうながすことが出来ると確信している次第です。


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