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Posts Tagged ‘風景’


『資本主義からの逃走』
   「2010年米国原子力計画は光景である」


   


     6月 16th, 2010  Posted 1:07 AM

原子力論議の開始
2005年、米国「TIMES」誌によって、化石燃料の枯渇が初めて報じられました。
その時、全世界人口の予測は68億人のエネルギーだったと記憶しています。
現在、地球上の人口は70億人に向かっています。
今、インターネットで確かめてみると、
68億7383万人に向かって増えています。
2010年、米国の「原子力政策」はスタートしています。
ビル・ゲイツが中心的に動いています。
さて、これだけの人間にとってのエネルギーは、
すでに化石燃料、水力発電、火力発電、天然ガスに頼ることは不可能と言えます。
ソーラー発電、風力発電でまかなえるはずがありません。
そこで、「原子力」運用が必然の道になってきました。
しかし、「原子力を語る」こと自体が、特に、わが国では大問題どころか、タブーでした。
当然です。
わが国だけが被爆国家であり、原子力で多くの御霊を抱いて、
戦後がスタートしています。
そうした御霊に対して、
私たちがいかに「原子力」をエネルギー源としていけるのでしょうか。
それは、わが国がエネルギー基盤化していくかは、
「祈りと思想と政策」に向けて、現実直視することにほかなりません。
光景
私のふるさと福井県には14基の原子力発電所があります。
ふるさとで、これらの原子力発電所を見たとき、
私は、これは「風景」では無いと思いました。
「光景」です。
「光景」とは、「生と死」=「光と影」だからです。
私は、この「光景」の中で「原子力」を見つめ直していきたいと考えています。


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『資本主義からの逃走』
   「欺瞞的エネルギーこそ、共同幻想である」


   


     6月 15th, 2010  Posted 12:20 AM

エネルギーへの論議
「物質・情報・エネルギー」が現代世界構造の三大要素です。
物質と情報については、これまで考察メモをここに記してきました。
さて、「エネルギー」を大きな課題として取り上げていくことになります。
正直、書けないこともあると告白しておきます。
しかし、後世、私のアイディアや思考が間違いであるということがあったとしても、
提言を書き連ねておく所存です。
ある直感があります。
欺瞞的エネルギーは風景であり光景にはなりえぬ
それは「太陽エネルギー」・「ソーラーパネル」についてです。
私は、これが地球にとって最善のエネルギー源になるとは思えませんし、
考えれば考えるほど、「欺瞞的エネルギー源」にすぎないということです。
ソーラーパネルが輝き、風力発電のプロペラが回っている、
これは「風景」にはなるでしょうが、
「光景」にはならないと考えます。
なぜなら、ソーラーパネルを生産するために、
どれほどの電力を消費しなければならないかということです。
風力発電も決して主力電源・エネルギー源にはならないことは明らかです。
私は、おそらくここでは「原子力」について言説化を考えています。
まず、「エネルギーは原子力」である、と明言しておきます。
そしてこの論議は、「タブー」化されてきましたが、
真にエネルギーを考察し洞察するには、この論議こそ大名目だと考えます。


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